ひどすぎる映画だー(絶賛してます)

  • 2016.11.23 Wednesday
  • 16:01

JUGEMテーマ:映画

 

こういう中途半端な曜日での祝日は、過ごし方について結構困るものがある。

役所関係の処理とか銀行とか、その他のことについて、それらが閉まっているからどうすることもできず、

プライベートで自宅にこもってると、一日が終わった際に強烈な虚しさに襲われてしまう。

デートでもしたら?…って、んな彼女とかいねーし。

 

なわけだから、適当な映画でも見に行こうかな…先日は「湾生回家」に涙したが、今回は頭のネジを外してもOKなものでも…「君の名は」とかは観てないが、単に趣味が合わなそうなので、悪しからず。

 

んで、ネットを検索して、これを見に行ったワケだが…

 

 

 

 

 

これはヒドイ映画だ(大絶賛)

 

 

R15、うん、まさにそうだな。下手すればXXXだ。

セリフのあっちこっちに「ファック」「ファック」「ファック」!字幕でごまかしても、我輩の耳はごまかせんぞ。

てか、隣の女子高生グループ、ずーっと爆笑しまくってたな。この年頃、シモネタスキなんだな。

おお、「プライベートライアン」のパロだ。

うお…なに、このオ〇ホなヒロインは。お尻のデザインにこだわりを感じる。

あ、このアラブ人とユダヤ人のパン達、オチで「アッー!!」になるな。って、隣のJKグループ、腐女子???

ああ…ジュースパックが…これまた「アッー!!」な…。

あ、このタコスのセニョリータ、なんかかわいい…って、レズだったんだね。

あー…あの車いすの科学者が。

にしても、世界中の食材が一同に集まってるんだな。日本はラーメン、支那は醤油、インドはカレーパウダー、ドイツはヒトラー…って、おいおい。

えっと…どうやって、その首を運んだ?

ああああ…「暗黒神」が…アッー!!(こればっかりだな)

うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ?????!!!!!!この乱交パーティはうわぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!wwwwwwwwwwwwww

腹筋が破壊されて、呼吸できなくなった、マジでwwwwwwwwwwwwwww

エンディングは蛇足だな。

 

 

 

で、何が言いたいかって?

ゲーム業界に戻れないし、戻るつもりもないが、もし戻ることができたら、まさに

 

 

 

こういうゲームが作りたい、と。w

台湾に抱きしめられる

  • 2016.11.19 Saturday
  • 15:38

JUGEMテーマ:台湾

JUGEMテーマ:映画

 

気になってた映画をやっと観ることができた。神保町岩波ホールは、外す時は外すが、良い映画を出す時は心に突き刺さるものがある。

 

 

1895年から1945年までの間に、様々な目的で台湾へ渡った日本人。

特に日露戦争後の不況から、海外移民が多く、アメリカやブラジル、そして台湾へと渡った日本人。

多くはそこに根を下ろし、結婚し、家族を成して暮してた。

台湾で生まれた日本人は「湾生」と呼ばれた。

彼らにって台湾は「故郷」であった。

戦後、日本に「帰った」が、心のどこかに「異邦人」としてのぎこちなさがあったと、映画に登場する淑女が告白した。

日本人であると同時に、台湾の「心」を大切にしてきた。何故なら彼らにとっては、そこがやはり「故郷」だから。

 

台北や高雄のような当時からの大都市は別として、東海外は荒地。

国策で渡ったというケースもあるが、様々な事情で台湾に渡り、ジャングルを切り開き、開拓の村がそこかしこに生まれた。

花蓮はとりわけ有名で、今では同地において観光地として賑わっている。

「植民地」だと言われてるが、「湾生」の一人は映画の中で、そんな意識は全くなかったと素直に伝えている。

無論、統治において陰の部分は存在していた、それについては否定はしない。

だがそれ以上に、多くの「日本」が台湾の中で働き、今でもその香が確かに残っている。

そして台湾人が生来持っている「優しさ」と「努力」する精神が、その残り香とともに合わさり、日本人が自然と抱く、台湾への強いポジティブな想いを確固たるものにした。病気がちであった「湾生」の母親を台湾に何度行かせたら元気になったということで、その息子がためしに台湾へ行ったら、どこに行っても暖かく歓迎されるストーリが映画の中で紹介されている。この息子もまた、日本で、世界で、台湾という国の素晴らしさを身を以て証している。

 

台湾は年に最低一回は行かなければ、落ち着かない。

時間があまりないので、台北にしか滞在できないが、昨年レンタカーをして、花蓮から台東まで走った時の感動は、今でも忘れられない。

何もない漁村に一泊したが、退屈でこそあったが、その退屈さが愛しいものに感じられた。親切な八百屋、若い夫婦が切り盛りする料理屋、老いた老婦人たちの早朝の楽しそうな散歩する光景、それにどれ一つもが、写真に残されるよりもくっきりと、我輩の心に焼きついている。

レンタカーして、もっとあっちこっちのガイドブックに載っていない街や村を訪ねたいと強く思ってる。

いや、でも台北もまた、大好きな街であることに変わりない。

行くたびに進化こそしているが、その変わり方を探るのがまた楽しいし、進化していない場所を探すのも面白い。

台南は南国特有ののんびりした雰囲気と、安平まで少し足を延ばすと古い台湾に出会えることが何とも素敵だ。

港町である高雄は、MRTのおかげで移動範囲が広く、台北では巡り合えない逸品を買うことができる。たとえば台湾名物のパイナップリケーキだが、我輩が色々と食べてみた結果、2016年11月現在、高雄にあるベーカリー「呷百二」のが一位。まあ、個人差とか好き嫌いがあるだろうけど、パイナップルの香りを重視する我輩にとっては、ここが一番だから異論は認めるw

 

「湾生」の方々にとっては、故郷。

我々としては、普通の外国であるはずなのだが、外国ではないと感じられるところが多くあるのはなんでだろう。

台湾に行くたびに、外国であるはずが、故郷であると感じさせる空気を感じさせ、何にも代えがたい安堵をもたらしてくれるのはなんでだろう。

 

映画のエンディングのアニメーションに、その答えがある。

年甲斐もなく、涙を止めることができなかった。

母を求める迷子は、我らであるのか。

台湾に行くのではない。台湾に優しく抱きしめられるのだ。そして堂々と日本も台湾を、優しく抱きしめ返すのだ。

 

 

 

迷い子が母を見つけた時の暖かさが、日本人にとって台湾にあって、あり、これからも永遠にあり続けるのだ。

”歴史ある””大会社”、なおかつ、具体的な”モノ”が出せられない

  • 2016.11.07 Monday
  • 15:28

JUGEMテーマ:ニュース

 

ブラック企業について、個人的に思う事。

どうも、この企業と呼ばれるものの殆どが、いわゆるベンチャー企業、IT系、金融、不動産、飲食と介護に多いように見受けられる。

介護については、少しずつ改善こそしているようである(そりゃそうだ、有権者の高齢化が進んでいるから、介護を受ける側としても、安心できるところでないとねえ…だから国が率先して、色んな改善法を展開している)。が、その他については、改善できないのではないかと思えてしまう。

かつてそのような業界に身を置いてた我輩自身として、ベンチャー企業は一人で何でもしなければならず、それは当然休日や就寝時間をも潰すことになってしまう。IT系はもっと悲惨で、それがネットサービス関係であれば、24時間体制で机に向かわなければ、「糞運営」という刻印を押されてしまう。そうなると営業の半分は潰れることになってしまう。なぜならば、他に同じようなサービスやらコンテンツがあるからだ…何も、不便なところにユーザがとどまる必要はなかろう。だから必死になるわけだが、盛り上がらないと給与は上がらず、ボーナスもでることがなく、結果、タダ働きに近い状況で身体を壊してしまうことになる。

金融は人間性を完全に放棄し、死後、畜生道に陥るつもりでいるならば、入っても良い業界かもしれないが、いわゆる高給となるまで、どれくらい無駄な時間を過ごすのか…学校を出てまで行く必要があるのだろうか。不動産も同じだ。

飲食はまあ、言わずもがな、だな。

 

月105時間の残業、電通女性社員を自殺に追い込んだ現代の身分制度

 

「じゃあ、電通はどうなんだ?」と訊かれれば、これは知ってる人が知ってたブラック企業。

「給与は高いのに?」…銀行と同じ、ある程度の年数と職位でなければ全く割に合わない仕事量なんだけどね。

「大企業だよね?」…上場している大企業で、同じようにブラック企業だと呼ばれてる会社はたくさんあるんだが。

「歴史ある電通だよ」…歴史があるから、逆に危ないという場合がある。

 

広告代理というのは、正直な話、具体的な”モノ”が出てこない世界だ。

何かのブームを人工的に作る、商品やサービスを広く告知させるために、媒体を支配独占し、金で多数の人をどうやって”騙す”かという業種だ。具体的な”モノ”という実績を、他人に見せ、評価を受けられないゆえに、その分だけ、法律を犯してまでも、業界トップでなければ自分たちのステータスを示すことができないのだ。問題となってる「鬼十則」なぞ、確かにそれを実現するために、こうしなければならなかったんだろうなあ…という必死さが見える。ネットで検索すれば、こんな感じに:

 

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。

2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。

3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。

4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。

6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。

7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。

8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。

9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。

10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

 

どれをとっても、意識高い系がウットリするような言葉が連なっているが、誰かが社員でも何でもない人間にコレを押し付けてくるとすれば、我輩は遠慮なくそいつの頭に釘を打ちつけたくなるな。

同業他社が多く、なおかつ乱暴に言えば、誰でもできるような仕事内容で、独自のオリジナル技術など必要としない、具体的な”モノ”を作り出して社会に貢献できない会社が生き延びるために、社員の人間性を潰してトップに上がるという手段であって、これはビジネスでも人間育成のためのモノではないのだ。

そしてこれらの言葉から、トップに上り詰めて、大企業となり、それが何十年と続けば、会社だけでなく、その分だけ人間としての当たり前の常識を失ったブラック社員しか存在しないということになる。

”歴史”があることは、その分だけブラックな文化が根深く存在し、

”大企業”であることは、そのブラックな文化を押し付け合いニタニタするブラック社員が幅を利かせることと意味し、

”モノ”がないことは、余計に表面上のメッキを光輝かせるために、自らのブラックさに磨きをかけるということを意味する。

 

そして、ある程度長い社史を持ち、早い段階で上場した会社に、この悍ましくも滑稽な姿が見えたりする。

 

会社に所属している限り、その会社の方針に従うのは、契約に基づくことであるので避けられない。

だが、会社の中にある社会性、人間性からかけ離れた要素が見えるのであれば、そこに忠誠を誓う必要はこれぽっちもない。

出世昇進したい?人生、そのものが会社だと思うのであれば、あなたは既にブラック社員だ。定年退職後、冠は奪われる。

この自殺した社員は、生前のツィッターなどで少しばかり「?」と思えるところがあるが、これらからの人生全てを会社に捧げたということ…つまり「歴史」ある「大企業」の「ブランド」に騙されたということが、あまりにも哀れだ。

 

 

 

人間に一番必要なのは、”想像力”だ。人間、けっこう、生きられるものだよ?

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