いきなり変な日記タイトルでごめん。
元から狂っているかもしれないが、うん、映画「帰ってきたヒトラー(Er ist wieder da)」を観てて、どうしてもこのタイトルしか思い浮かべなかったんだよ。
にしても、すごい人気だね…劇場満員で、我輩、最後のシートがギリギリ取れ、
「運がいいですねえ、お客様」
と係員が感嘆してたが、そういう運をもう少し別なところに配分してほしいと思う今日この頃。
日本語翻訳版の原作を全部読んだのだが、なかなか楽しめた内容であった。
で、原作を読んだ人間は、映画化されると映画を貶すという規則があるようだが、不思議なことにこの映画については、そのような声が殆ど聞かれない。
映画という限られた尺、映画という特定の媒体において、確かに仕方がないという内容の切り方、原作から乖離したストーリー進行などはあるが、確かに観終わってから特にそのギャップが見苦しいと感じられるのはなかった。
ではいつものように、途切れ途切れの感想を。
うん?こういうシーンを唐突に最初から出すかな?
おおお…確かに今迄演じられてたヒトラーの中で最もそっくりだ。
無名俳優だからこそ、可能なんだろうな…ああ、あと、メイクの技術の向上もあるな。
ヒトラー、頑丈すぎるwww あの唐辛子スプレー、浴びたら歩けないよ、普通www
ああ、いるよね、こういうキンタマ小さい中間管理職。
ああ、あとこのフリーのディレクター…やはりでっち上げ企画だったんだね、まんまマスゴミじゃん。
おや、このゴスの女の子、かわいい。こんな衣装じゃなければ。
キヨスクのおじさん、かわいそwww
ほお…単に映画演出ではなく、端々にドクメンタリーっぽい演出を入れるんだね、これはいいね。
なんと、ガイドブックを読むと、出てくるのは普通の通行者だったんだ…ナチュラルな雰囲気がいいね。
「タブーと感じる雰囲気が完全に薄らいでた」…そうだよな。
そうそう、ヒトラーの演説は、沈黙が重要になるんだよね。
で、うん、原作通りだったり、そうじゃなかったり。
本物の政治活動家出演?でも、ノリノリだね。
で、そんなこんなの感じで…
ぶはははははwwww 「ヒトラー最期の12日間」パロディwwwww
そこまでいくなら、「おっぱいぷるんぷるん!」のところまで欲しかったwww(←ここです)
ああ、原作での重要な章とか省いてたし、エンディングもこうなったんだ。
でもまあ、映画だと、こういう感じにまとめるしかないんだろうなあ。
コメディ色に重きを置いたということで、原作において問われていることを薄めつつも、あることに気付いた。
ネタバレしたくないのだが、エンディング間際でヒトラーがディレクターに対して述べてた事を、日本劇場版におけるコメントを書いた連中は、理解できてなかったんだね。代々木のテロリスト達にだけ感想文を書かせる段階で、配給側は懸命に「今の日本はアベガーナチスガーヒトラーガー」って喧伝しようとしているけど、あのエンディングでの台詞、何よりもそもそも、解雇寸前のディレクターが自分の首の皮のために、放送局のほうとしては視聴率のために、”ウケル”ものをやたらと登場させたメディア側への痛烈な批判があることに、気づいてないんだね。
ディレクターが、貧困家庭とかのドキュメンタリーとか作ろうとしてたけど、”創作”のような感じで制作を進めてたね。あれ?つい最近、日本でも”創作”をやってたよな。メディアを独占することで、印象操作と視聴率確保が重要になるんだろうなあ。
「報道抑圧規制はアベガー!」
とか喚いても、実際にやってたのは、ミンス政権なんだけど?色々と、あったよね。
てか、現政権を相変わらず批判しまくってるよね?単に視聴率が取れなくなったこと、スポンサーがコンプライアンス上、嘘報道にお金を出したくないということ、そしてネットで国民が直接、ねつ造をチェックしていることに、耐えられなくなっただけ。それを責任転嫁するとは、日本人のメンタリティーじゃないわな。
あるジャーナリストが、ツィッターでこんなことを述べてた記憶がある。
大学の”インテリ様”は、結構高い給与を貰っているのに、更にお金が欲しい、更に有名になりたい…てんで、マスゴミに”ウケる”ようなことをベラベラと公言する。そこには、真実を求める姿はなく、「自分の力でも、他人の力でも成り上がれない」”小者”の姿が多く見られる。そして、”ウケる”ものとは、とにかく日本を貶める言葉の羅列のみだ。
視聴率が取れるんだろうか?
かつてはそうだった。
が、もう取れなくなった。
だから引っ込めるようになった、ただそれだけの話。
”ヒトラー”はこの作品では、IFにおけるただの”一例”でしかない。
ワイマール憲法において、当時の報道をフルに活用し、プロパガンダを駆使し、正当な手続きで”選ばれた”存在なのだ。
日本だって数年前、日本国憲法の下で、当時のマスゴミが率先してエゲツないプロパガンダを通して、民主党政権を誕生させた”一例”があろう。幸いなことに、ドイツと違い、日本は寸でのところで破滅の道に至ることはなかったが、あの当時の経済状況、首相官邸には数多くのテロリスト(文字通りのテロリスト)が機密情報を盗み出し、特定アジアに国を売ろうと様々なことをやってたのを、忘れたとは言わせない。
「今の日本はナチス政権と同じダー」
そう喚いてる連中が、一番の暴力主義者であり、テロリストであることを、思い起こしてくれる映画であった。
それにしてもGAGAよ、こういうことをすれば、シネカノンと同じ轍を踏むよ。