備忘 タイ王国海軍練習艦メクロン号について

  • 2015.05.30 Saturday
  • 15:41
JUGEMテーマ:海外旅行 総合




タイ王国海軍練習軽巡洋艦「メクロン号」。
練習艦としての役割を終え、1973年に除籍後、チャオプラヤー川河口にある「ラマ5世記念公園(海軍歴史公園)」に揚げられ、大東亜戦争における大日本帝国海軍の遺伝子を残した現存する最後の軍艦。

海軍の近代化を急いでいたタイ王国が、士官候補生養成のため、三井物産を介して浦賀船渠株式会社に、「メクロン級」スループ船(海防艦、大雑把に言えば軽巡よりさらに小さく、駆逐艦と同じくらいか更に小さく、外洋まで出られない…のか?)を2隻発注。
姉「メクロン号」、妹「ターチン号」。
共に1937年に竣工された。

このあたり、我輩はいろいろと誤解してた。
軽巡洋艦ではなかったということ。当初、川内型軽巡がモデルだと思ってたが、練習巡洋艦「香取」の小型版…だが、装備は種類が多く、水上飛行機まで積んでいたこと。
最初から練習艦だったこと…というか、主力艦「トンブリ号」がフランスによって大破されたことで、仕方なく第一線に立たされたということなんだな。
妹艦の存在。
陸に揚げられたが、1995年まで陸上においても練習艦として使われていたこと(実際、機銃とかにまだ油がたっぷりさされていた、動かすことができたw)。

他に特徴を調べると、艦橋が駆逐艦「睦月型」と類似していること。
でも、煙突は1本。
…ん?
排水量、駆逐艦と同じなんだな…「メクロン級」は1400トンだが、旧海軍の駆逐艦も同じくらい、か。
となると、「香取」よりもはるかに…ふむ。
搭乗員数は50名くらいなんだな。

お、同人誌もあるんだ、買っておくか。



いやあ、こないだのタイ旅行で、観に行ったんよ。

 

この本に1ページ、行き方について紹介されてて、あ、こりゃ是非とも…ということだが、
書かれている内容に不備があり、現地で無茶苦茶な目に遭った。
夏コミ、受かるかどうかわからんけど、情報修正ということでの本を出そうかな…ということで、色々と備忘。



結論から言えば、猛暑期にタイを訪れるのは、死ぬのと同義だということで…。

もう少し、初代WiMax

  • 2015.05.27 Wednesday
  • 15:51
JUGEMテーマ:インターネット

昨年の今頃だっただろうか、契約している初代WiMaxについて、プロバイダーから、

 
「今すぐ、WiMax2に替えますと、色々とお徳ですよー!」


と、”くどい!”と叫ばせたいのか?…という感じで、しつこく電話がかかってきたものだ。

初代とWiMax2の周波数云々については既に知っていたことであるが、7GB制限というのがあまり気持ちの良いものではなかった。
何よりも、USBデータ通信デバイスがその頃、予定されていなかった(今はあるようだが、龍驤に環境をシフトしつつある中で、果たしで繋がるかどうか…というか、USBをわざわざ変換するというのもなんだかなー…というのがあってね)。
結局それを殺し文句で断ったのだが、果たしてそれが正解だったのか、未だに分からない。

ただ、初代WiMaxを使い続けている現状において、特にスピードで苦しいという思いは、今のところない。
スピード測定をしてみると、たとえば大森や品川、東京駅周辺でやると、2Mちょいの速度しか出てこないが、武蔵小金井や秋葉原だと7M以上出るのだ。
東京東南部ではWiMax利用者が多いからとか、そんな理由は考えられるかもしれないが、まあ、仕事をしたり、メールをチェックしたりする分においては、初代でも十分使える。
何よりも制限がないのが一番ありがたい。
「艦これ」なぞ、先日の旅行で、バスターミナルやホテルのWifiが繋がりにくい環境でテザリングして30分くらいイベントをウンセウンセとやってたら、あっという間に1GB食われてしまった。
Youtubeを観るよりもデータ量を食うって、DMMがなかなかAndroidとかに移せない理由がここにあるんだなー…と今更ながらに思い知ったわけで。w



とはいえ、2018年3月に完全終了する初代WiMax…今のうちに他のサービスとか、あるいはMVNOとかを調べてみるのも悪くはないな…。
てなことで、誰もがまず最初に飛びつくのが、ぷらら定額無制限プラン…。
海外旅行に使用しているスマホに差し込んでテザリングし、使いまくるということも考えた。
あるいはいっそ、データ通信ルータの白ロムものを購入して、PCにつなげて使うというのも。

でもね…なんか調べれば調べるほど、評判が芳しくないという現実が立ちはだかってねえ…。

まず、3M出す!…というのは、あくまでも”努力しますが”という枕詞がついてくる。
下手すれば1Mも出ない、Kで測ったほうが早いんじゃない?…という声があっちこっちからしてくる。
というか、使っている人が多いことから、逆に容量の食い合い(?)になってしまってるという声も。
んで、不安定で時々切れる…って、おい、どこの遠東だよ(マテ
我輩に似た環境でレポートされている方曰く、やはり夕方あたりがネックなんだな…まあ理由は分かるけど、それじゃあ仕事とかやりにくくなる。
でも、安いのは確かだ。

二重に支払うという財布に痛いことをするというのもあるが…ちょっと出費が痛いな。
こういうMVNOってさー…お試し1週間とかのサービスをやれば、絶対食いつくと思うんだよなあ、ユーザは。
無料は無理だとしても、送料くらい着払いでもいいからさー、検討してよー、MVNO業者さんよー。

あとは、携帯電話のWifi契約とかかな?
でもなあ、セキュリテイとかが怖いからな…VPNを噛ませるようにせんとな。
にしても、ドコモはこういう点では弱いんだよな。



結論?ああ、しばらく初代WiMaxを使うよ。面倒くさいからw

来年はイースター蜂起100周年

  • 2015.05.24 Sunday
  • 16:11
JUGEMテーマ:ニュース
JUGEMテーマ:海外旅行 総合

旅行積立金で来年、どっかの国まで旅行をしようと考えている…てのを、数回ほどこの日記で書いた。
いつもはアジアなので、今度は欧州か、米国か…ということで、有力な候補として
 
  1. フィンランド〜バルト3国
  2. スペイン〜ポルトガル
  3. イタリア
  4. アメリカ・テキサス
  5. アイルランド


というところまで絞られた。
とりわけ5.については、長年、アイルランドにおける独立運動史をライフワークとしている我輩にとって、意義深い旅行になるのではないか…と思ってた。
イースター蜂起100周年。
アイルランドの歴史が大きく、一気に変わった出来事として、独立した共和国としての意識が一気に広まった事件として、やはり何かないワケにはいかぬだろう。
当然、イベントとかあるだろうし、多くの論文や書籍、映像資料なども出されることだろう。
やはり行かねばならぬかな…と思ってた矢先



アイルランド同性婚合法化 国民投票で初、賛成6割



…あかん。
自滅の道を進んでるよ…アイルランド。
カトリック教会への反感なのか、アメリカからの影響なのか、いずれにしても本来あったはずのアイルランドらしさがこれで失われてしまうということか。



修正して、テキサスまで馬乗りに行くかな…。
 

ドライブ好きとして

  • 2015.05.21 Thursday
  • 21:43
JUGEMテーマ:ドライブ
JUGEMテーマ:漫画/アニメ

 







免許更新を済ませた。
「雪風」に乗り換えて、軽自動車とは違う、運転することの楽しさをこの年齢で知ったものだから、ついつい油断をしてしまい、一時停止違反を2回…日記にも書いたけどね、まあ、警察の点取り合戦に見事引っかかったというところがあったもので、ゴールドがブルーへと格下げ、トホー…。

それでもやはり、自動車運転は楽しいものだ。
電車やバスと違い、自分の好きな所へ、自分の都合でどこへとでも、いつでも移動できるという点が楽しい。
自己責任が重くのしかかるということなどのリスクは無論ある。
車検も馬鹿高い。
保険も結構な金額を毎年かける必要がある。
税金は…障碍者で100%免除がうれしいというところはあるが、運転中にアダムスストロークスの発作が起こるかもしれないというのがあるから、ちょっと怖いってのもあるな。

でもね、やはり気分転換にはドライブが良い。
中央高速沿線をメインに運転している。
一泊旅行がしたい場合は、諏訪湖まで。
沿線の武田神社に、神道の専門共同墓地があるというのも知った…今度見学してみようかな?
まあそれよりも、鹿肉とか猟による専門レストランとか、
ワインはあまり好きではないが、そこそこ美味いワイナリーとかもあったりと、なかなか楽しい。
そういえば小金井市市営の市民ホテルが清里にあったな…今度そこまで行ってみるとするか。

「今の若い連中はドライブをしない!なぜだ!」

ってどっかの自動車メーカーのトップが喚いてたが、若い連中とかにきちんと給料やってるのか?
メンテナンスやら税金やら高いし、駐車場代もアホみたいに高額だ。
その現実が見られないという段階で、どうかと思う…若くはない我輩は、ドライブしない人たちの肩を持つよ。w


 

で、本屋を覗いたら、ボンボヤージュ氏の新刊があったので、購入。



ああ…痛い、痛いよこの人…



まあ、だから毎回買うんだけどね。w

にしても最近の自動車教習場って、色々と工夫しているんだね…。
特別料金でのVIPルーム制度。
マッサージルームやネイルサロン。
乗り降りの際に教官がドアを開けて「どうぞ」。
お茶飲み放題。



いずれもなかったぞ、我輩が卒業した教習場。

ちなみに我輩は、卒業した大学から自転車で20分の所にあった大和自動車学校。
送迎バスはあったけど、譲り受けた自転車で一気に長い坂道を駆け下りるのが好きだった…帰りは地獄だったけどな。w
傾きかけたボロ校舎と、クラウン(だったかな?)の教習用自動車…だけだった。
周囲にコンビニは一軒もなく、確か、ラーメン屋があったが、ここが糞不味くてなあ…。
だから、別のラーメン屋で大盛りチャーハンと餃子を食ってから行ったな…車の中、臭かっただろうな。w
今は潰れて、老人ホームになっている…時代の流れだね。

にしても、41歳で免許に再挑戦とは、これはこれでなかなかのことだ。
初心に帰るということで、良い漫画が読められたよ。



さて、台湾で運転するかなー(マタヨカラヌコトヲ…

マハティール、タクシンと橋下 

  • 2015.05.18 Monday
  • 22:58
JUGEMテーマ:ニュース


大阪都構想 反対多数が確実に 橋下氏、政界引退も…「維新」に大打撃 


そもそも大阪市市民ではないことから、天井桟敷から覗き込むだけではあったが、関心がなかったわけではない。
住民投票によって、境界線が大きく変更されたという事例が日本でもできるのかということに、興味を抱いていた。
つい最近では頓挫したスコットランド独立投票というのがあった。
1993年には、住民投票ではないが、議会での勢力図が変わったことで、長らく一つの国だったチェコスロバキアが二つに平和裏に分裂独立した(”ビロード離婚”と呼ばれている)。
住民の意志によって、行政区分が改定されるというのは大きな事例になると思っていたが、蓋を開ければ現状維持ということになった。

ツィッターでもブログでも、様々な意見が出ていた。
ただ、それらを全部見直してみても、都構想の是非について、賛成反対両派において、明確な白と黒の境界がないという奇妙な光景が見られた。

都構想は日本国民の権利を外国に譲渡するための売国行為だ。
いや、都構想は二重となっている行政組織を一本化することで、財政がまっかっかな大阪を救うための一里塚だ。
何を言う、一本化したところで、年間一億円程度の抑制しかできないんだぞ、むしろ一本化のために莫大な費用がかかる。
それでも大量出血状態を少しでも抑えるには、必要なことだ。



いやあ…どれもごもっとも。
だがどちら側についても、単純に我輩は首を縦に振りたくないし、横に振るというほど我輩の脳みそは停止してはいない。
ただ一連のゴタゴタについて、他国で同じようなことがあったことを思い出して、ああ…人間はつくづく業が深いなあ…と思ったりしたわけさ。



マレーシアは世界史から見ると、実はかなり若い国だ。
武力によってではなく、宗主国の英国と協議を重ね、1957年、平和裏に独立した世界史においても稀有な存在だ。
無論その後、シンガポールの問題等が発生し、流血の事態があったが、ある時期から急速にASEANにおいて存在感を増した…それがマハティール政権であった。
多くの経済政策を実施し、2020年に先進国入りするビジョンを示し、国内工業の発展(この時、マレーシアの国民車であるプロトン社が設立された)、教育制度の改革、徹底したインフラ整備等を行いつつ、同時に各州のスルタンから政治特権を剥奪し、アジア通貨危機もいち早く脱出することに成功した(もっとも末期は、基盤政党内での政争はシャレにならないものがあったが)。

成功した開発独裁の姿がマレーシアにある。



さて、同じASEANの中で、タイ王国となると、やや毛並が違ってくる。
ビジネスマンであるタクシンが首相となると、似たような経済政策を推し進めた…公共事業、とりわけインフラ整備への多額の資金投入を軸とした”タクシノミックス”がそれだ。
内需拡大を第一としたこのビジョンは、初期段階で効果を上げていたのは確かであった。
しかし、タクシンは政治におけるビジョンを持たない、ポピュリストでしかなかった。やや乱暴な表現ではあるが、タイ版小泉純一郎のような存在であった。
地盤である北部、そして華僑に偏った政策であったため、内需拡大どころか貧富格差が悪化したと言われている。
また自ら報道への強権的な規制を始めたこと、警察上層を親族で固めたこと、南部への締め付け等によって国民の不満が爆発し、クーデタによって亡命するに至った。

ただ見方を変えると、タクシンを完全な悪とするのは、あまりにも幼稚すぎるに気付く。

たとえば麻薬の取り締まりを徹底させたこと。売春を徹底的に締め付けたこと。医療制度を改革したこと。
昔の西原理恵子女史の漫画を読むと、生前の鴨志田氏が簡単にバンコク市内で麻薬を買うシーン、日本人駐在員が公園で大麻を吸うシーンなどが頻繁に出てくる。
エイズ禍も酷く、売春婦の半数以上が感染者だったという話を聞いたことがある。
貧しさ故に病院へ行けないということが当たり前で、意味をなさない呪いや”ピー”への祈りが繰り返されてたと言う。
教育施設も完備されておらず、都市部以外は貧困の極みにあった。
それらを改善するために採られた政策は、なるほど、一定の成果をあげたのは間違いない。

ただね…タクシンは敵をたくさん作り過ぎた。

タイは東南アジア諸国の中で長らく独立を保った王国であった。
国内の諸勢力によって国が成り立ち、運営されていくわけであるが、その独立の歴史が長ければ長いほど、存在として出てくるのが”既得利権”である。

”既得利権”を悪だと両断するのは、知能に障害がある人間だ。
社会が正常に運営されていくために、確固とした制度が存在する…”既得利権”というのは状況によって必要は機能であり、報酬制度である。その利権が与えられている間、よほどの有事がない限り、そこには生活を保障する制度が存在することを意味する。

タイではそれは、王族を頂点とした産業界であり、仏教であり、軍事力警察力である。

たとえば教育。
地方を覗いてみると、教育施設は整備されていないが、代わりに寺院が寺子屋としての機能を果たしている。
無論、高度にして、国民を育てるための教育課程からは程遠いが、それは”既得利権”として、国民である以前に仏教徒であることが重要とする制度が存在している。
ただ、タイの南部には多くのイスラーム教徒が住んでいることを軽くみた。
産業では、華僑に偏重した政策は、国内における産業を支えた”既得利権”としての民族資本を大きく損ねたところがある。
軍事にしても、警察にしても、タイにおけるエリートである”既得利権”の最大グループに喧嘩を売った。
シンガポール型の開発独裁を目指したとする考えもあるようだが、シンガポールやマレーシアと違う、歴史があり、その年輪と共に地中深く根付いた”既得利権”の存在を軽く観たところに、タクシンの限界があった。



橋下市長は、タクシンと重なるところが多い。彼は喧嘩をしすぎた。
味方にすべきグループに対してさえも、敵に回してしまった。
「独裁は必要だ」と当初叫んでいたが、知事、市長が警察機構を独断に動かすことができてはじめて”独裁”は成立する。
が、日本は幸いにして自由なる民主主義国家であり、それができなかった。
だから激昂して、更に多くの人を敵に回したということ、そして順番を追わずに、長い大阪の歴史に、悪だろうとなかろうと根付いた”既得利権”を丁寧に剥がす作業を行わなかったことが、最大の敗因だ。

最大の生活保護受給者数。
不法入国者の存在。
年金を減らされることを恐れた高齢者。
一方的に行われた公務員給与と議員数の低減。
敵が多くなると、逆にお金を出してくる有象無象が味方に見える…それが特定アジアからのものだとしたら、所詮それまでの男だということだ。



テレビでの自らの見せ方を熟知したポピュリストは、法律の専門家かもしれないが、法律では動かせない存在があることを思い知るべきだった。

年齢、食ったな…

  • 2015.05.17 Sunday
  • 15:45
JUGEMテーマ:日記・一般

そっか…46歳か…
年齢食ったなあ…



意味もなく年輪を重ねたと自虐的に話をするというのも悪くはないかもしれないが、
人生の半分をあのゲーム業界で過ごしたことは、まあ、今にして思えば悪いことではなかった。
狭い小さい世界の中で、金と力のある人間や会社に靡き、駄犬さえも恥ずかしくて見られないくらいに尻尾を振っては他の野良犬を吠え散らかしたりする”クリエイター”の姿を、離れることで更によく見えたりできるというものだから、宿業のなんたるかを身を以て知ることができたわけだから、無駄なことではなかったな。

”監督”の失脚。
まあ、予想はしていたことだけど、どうせ欧米のどっかのゲーム会社が釣り上げることであろう。
問題はあの”組”に属してて、いい気になってた連中がどうなるか…だな。野尻君とか、どうなるんだろ?
イメージエポックの倒産もまあ、なるべくして…というか、やっと倒産…てな感じだな。
今だからもう言えるかもしれないが、実は実質、我輩にとって最後のゲームタイトルになる予定だった企画を持ち込んできた癖に、アニメがおおゴケしたということで一方的に中止となった縁がある。

PSP「ぷちっとロックシューター」。

今にして思えば、作らなくてよかったかもしれん。
たった5か月で数千万円の予算って、馬鹿にされてたんだろうな、我輩。
いあ、それだけではなかったな。
逃亡中の御影がイメージエポックを作った当初、CGを発注したのだが…いやあ…品質の酷さときたら…。
他にも色々とあったが、今度、御影亡きオフィスまで黄色いカーネーションの花束でも持っていこうかと計画中。w

引退した後でも、時々、かつての業界から色々と相談に来る人がいる。
できる限り懇切丁寧に対応したり、人を紹介したりしている。
きちんと御礼を返してくれ、我輩はそれだけで満足する。
一席設けてくださる時なぞ、恐悦。プロではないので、手弁当でお手伝いしているだけだから、これ以上にうれしいことはない。

が、中にはきちんと御礼を返してくるどころか、舐め腐った態度であいさつしてきて、挙句にケンカでも売っているのかという馬鹿もいたりする。
まあ、そういう馬鹿ばかりだったのも、あの業界の特徴であったりするが、馬鹿ならまだ可愛い。
ただのサイコパスであれば、我輩は共通した行動を行っている。
こちらが逆に一席設けて、酒代はこちらが払い、一切の連絡を絶つということにしている。
メールが来ても一切無視。
業界に残っている知人友人に、その人物についての情報を回覧し、一切相手にしないように伝える。



引退した後、まったくゲーム業界と関係のない会社に勤務しているが、ここでキャリアを積もうという気には一切なれない。
いや、最初は得意な分野で、少しばかりは年齢相応に上を目指そう…とは思ったけどね…。
ただこの数か月、日記にもツィッターにもチラチラ書いたが、あるプロジェクトを進めていたところ…ねえ…ありえない形で潰されたというか、換骨堕胎されたというか。
その挙句に

 「おまえはフランス語ができるから、アラビア語ができるに違いない」

に近い暴言を吐かれたから、ああ、この会社、ITリテラシー以前に問題があるんだな…と思い知ったわけで。
てか、社内Wifiやら、イントラネットやら、管理システムやら…現在進行形で、不正アクセスされまくってるんだけど…。
営業実績云々言う以前に、見積書のデータがダダ漏れになってるんだけど…いくら言っても聞かないのであれば、はい、もうこちらは何も言わないので。



てな感じで、この年齢に至って人生のこれからの過ごし方が定まったということだ。

 
  • 会社組織には、生活費では頼るが、人生全体を捧げない。
  • キャリアを積んでも、その会社が適切にそれを把握し配置する能力があるかどうか把握すること。
  • その会社の中でしか使えないキャリアを積まされないように気を付けること。
  • 会社のために良かれと思うようなことはしないこと。一方で会社に損害を与えないようなことも一切しないこと。無関心が最強。

一番じゅうようなことは
  • 会社組織に関係しないキャリアを、自分自身で築くこと。


社畜になっているフリをして、定時に帰り、自分の道を歩くことが重要だということだ。

マレーシアの「Stand by me」で見つけたあること

  • 2015.05.15 Friday
  • 21:22
JUGEMテーマ:学問・学校
JUGEMテーマ:漫画/アニメ

 


以前日記で紹介したマレーシアの国民的漫画「Kampung Boy」。
実はこの漫画に続編があり、マレーシアにまず入った一番の理由が、これを探して買うことであった。

まあつまりそれほどまでに、我輩は遅まきではあるが、大変好きな漫画になった…というわけだ。














KLの紀伊國屋書店で、特別スペースが設けられていた。
「Town Boy」に限らず、LAT翁の他作品(社会風刺、ギャグ、何よりも急速に近代化するマレーシアの様子を面白おかしく描かれている)の本も買った。
ついでに…と言ってはなんだけど、マレー語の簡易教材も。
アルファベット表記であるのも理由の一つだが、会話やあちらこちらに見受けられるマレー語の文章…気のせいか「理解できる」ような感じがしてね…マスターは絶対ありえないが、暇つぶしがてらに学びたくなった。w



「Town Boy」…
教育のためと、また公務員であった作者の父が政府による住宅政策に乗っかる形で、イポーという街に10歳の時に移り住むところから話が始まる。
ここで親友となる華僑のフランキー、個性豊かな同級生たち、町一番のヒロインであるノーマとのデート、様々な行事、学業での悩み、休日にフランキーとつるんでの悪遊び、そしてやがてそれぞれに訪れる巣立ちの日…。

「Stand by me」ではないが、青春時代の楽しくも切ない話が綿々とつづられている。
さすがに名作だ。
最後のフランキーとの別れのシーンは、コマの一つ一つにおいて隙が全くないのだ。

また同時に、もう、日本にはこのような抒情溢れる漫画を描ける人は、いないのだな…と、少し寂しい気持ちにもなった。



だが読んでいて、もう一つ興味深い事に気付いた。
このコマだ。














数学の解き方に悩む高校生の作者(漫画では、マット)。
数学なんかやっても意味がない!僕は将来アーティストになりたい!…と叫んだ後、親友のフランキーはこう応えた(かなり端折った拙訳で勘弁w):



マット、おまえ絶対にアーティストになれるよ。
でもね…今やっているこの勉強が、ぼくらの将来、これからの土台になると思うんだ。
これらの勉強をしなければ、君はボンクラの将来性のないアーティストにしかなれないよ?




親友だからこそ言えた、厳しくも暖かいアドバイス。
フランキーのこの言葉について、我輩もかつての業界において、周囲で思い当たることがあまりにも多すぎて、胸に詰まる。



今回の2週間の旅行では、結局、マレーシアとタイしか訪れることができなかった。
マレーシアにおいて、同国のストイックであるが強い躍進力を感じた。
とりわけ教育に関しての取り組みへの国家国民全体のサポートが強烈に感じられた。
訪れた時期がそうだったのかもしれないが、至る所に奨学金制度に関する宗教慈善団体、職業団体、行政、個人による記念財団等の募集とプロモーションが行われていた。
学校に通うための靴さえも買えない生徒が、担任からの推薦を受けてある宗教慈善団体から奨学金を受け、マレーシアを代表する外科医になった映像を、よく見かけた。
駅プラットフォームや町の何気ないところにも、その手のポスターが貼られまくってた。
平日の朝から午後まで、街中に就業年齢層である児童や少年少女の姿を見かけることは一切なかった。
馴染みのロティ屋台のおっちゃんに何気なく聞いたら、学校に行ってるからだ、何をあたりまえのことを言ってるんだ?…と笑ってた。

いや、これは確かにあたりまえなのだ。
あたりまえの事なんだよ。
台湾でもそうだったじゃないか。
以前訪れた支那の広州でも、似たような光景があったじゃないか。あれはTV広告ばかりだったが。

優秀な才能を、国家、団体、国民が支える…国の形態によって違ってくるが、それはどこも共通しているはずだ。
ただ、偏った形で一芸のみを伸ばすことは、その児童生徒の将来を考えると、大きなリスクであるのは確かだ。
全方位的に一個の人格を整えることが、畢竟、国家に有用な人材へと発展する。
フランキーの言葉は、実にマレーシアの大躍進を象徴している。
またマレーシアという国は、比較的若い国であり、強力な既得利権が存在していないということにおいても、大きなアドバンテージがあるのかもしれない。



そ、タイと比較しているのだ。これは後日、日記で…。

なかなか回復できない体調

  • 2015.05.14 Thursday
  • 23:50
JUGEMテーマ:海外旅行 総合
JUGEMテーマ:健康

帰国後、急性胃炎と診断され、想定外の有休1日消費。
何とか半分回復したものの、まだ脳みそがフラフラする…。
ぐれいす先生曰く、もっとも暑い時期のタイだから体調が崩れたのでは…とのこと。

でもそれ以前に色々とね…日記に箇条書きした通りだけどね。



というわけでごめんなさい、もう少し日記再開を延期します。

マレーシアは退屈で厳格だと人は言うが、我輩にとってその退屈さとイスラームの香りが身体に合っている。














機会があればせめて一か月、マラッカでゆっくり暮らしたい。



で、タイはね…うん、何というか、実際2回ほど”殺人犯”になりそうになったくらいの国だったよ、マジで…。

 

帰国したぞー

  • 2015.05.10 Sunday
  • 23:38
JUGEMテーマ:学問・学校

昨年の一週間台湾旅行でのノウハウを活かして、マレーシア…から結局その後タイにしか行けなかったが…無事に帰国した。
そ、無事に。



階段から転げ落ちた。
ホモのドイツ人にナンパされそうになった。
トゥクトゥクを持ち上げた。
熱中症になり、死の淵まで行きそうになった。
バンコクのタクシーの運転手に極道モード発動した。



なんか全部の悪いことはタイだけでしか発生しなかったな。
まあ、おいおいと日記の中に報告しておくか。
とりあえず、CTスキャンとかとって、骨とかに問題がないか、検査したほうのかな。
まあ、左臀部に大きな内出血痕が出来ているが…。



結論、タイは我輩には不向きな国だ。マレーシアとあんなに違うとは。

あの時、石田機長が…

  • 2015.05.06 Wednesday
  • 11:10
JUGEMテーマ:海外旅行 総合
JUGEMテーマ:ニュース


1970年に起こったよど号ハイジャック事件
犯罪史上、異例の展開を見せたこの事件は、多くの書籍等で紹介され、インターネットでも色んな記事を読むことができる。
犯人たちは平壌でちやほやされ、自分たちは懸命に否定しているが、日本人拉致事件等で様々なテロを演じてきた。
現在、利用価値のない、全共闘の消し炭でしかないこれらの屑どもが、現在日本政府に対して、逮捕しないでほしい、逮捕したら人権問題だと、テロをさんざん起こしてまあ、本当に小金井市の「9条9条ー!素敵な9条ー!」と病身舞を踊っている爺い婆あと同じ醜態をさらしやがってまあ。



この事件は、いくつかの時点が危険こそ伴うが、途中で解決できた。
その一番のチャンスが、金浦空港での出来事であった。

韓国の特殊部隊が、静かに機体まで近づき、機長と連絡を手紙で試みた。
幸いにしてこの試みは成功、何度か機長とのやり取りが行われた。
その中で特殊部隊は、よど号への強行突入作戦を立案した。
作戦において、機長にある行動をとって欲しいと手紙を渡した。
日本語で書かれた手紙の中身は、これだった:


 

「拳銃を撃つことができるか?」

 

 


機長は首を横に振った。
その瞬間、よど号事件の解決は失敗し、多くの無辜な日本国民が拉致されることとなった。



現代軍事において、徴兵制ほど非現実的な制度はない。
兵士が消耗品であるというのは、20世紀のベトナム戦争で終わった。
現代、兵士一人一人は技術者であり、優れたSEであり、なおかつ技術者として動かすべき多くの装置を数十キロ抱えて長時間高度言うできる体力を持った鉄人だ。
志願制にしなければならないのは、長期間確保し、時間をかけて育てなければ戦場で使えないとおいう現実が存在するからだ。
徴兵では長くても2年…とても現在の最新兵器を扱えるには、短すぎる。最低5年は必要だ。

だがその一方で、国民皆兵制の考えをもう少し現実的にした制度が必要だ。
311大震災でも、自発的であるが、その精神と行動が見られたことに、我々は少し、日本人を見直すことができた。
以前日記にも書いたが、災害にしても防衛にしても、有事に際して日本国民が必要とするスキルの習得義務だ。


有事即応    災害などが発生した際に、どこに集合するか、どのチームに属するか。
緊急医療    災害などで負傷した人の手当。
工事復旧    がれきの撤去、閉じ込められた人の救出方法。
特殊機材    ショベルカー等の基本的な使用方法。免許保有者は別途手当支給。
通信手段    GPS等もあるが、手旗信号、モールス信号などの枯れた技術についても。
護身術     体力のない人でも使える護身術として、大東流がお勧め。w
火器取扱    拳銃、小銃の基本的な使い方。


兵士にするための訓練ではない。
国土国家国民生活が危機的状況になった際、効率よく活動に移せるための制度だ。
たとえば災害が発生した際、誰がトラクターを使えるか、誰が救急手当ができるか…などと情報整理すると時間を失ってしまい、助けられる人さえ助けられなくなってしまう。
最低限、誰でも静脈への点滴、骨折した箇所の接ぎ方、二次災害への対処方法を知っていれば、プロのレスキュー隊が来る前露払いが可能となる。

銃火器取扱いができないという現状もまた、日本が侵略されやすい国になっていることを意味している。
無論、銃刀法によって我々がおいそれと持てるものではない。
しかしどのような状況で、”必要”になるか分からないのが、現実の国際情勢だということを認識する必要がある。





だから海外旅行において、シューティングレンジがある国であれば、是非とも銃火器に触れてほしい。
基本的な使い方を学んでほしい。
撃つ時の感じを体験してほしい。
安全装置の外し方を知っているのと知らないとでは、雲泥の差だ。





「軍国主義ニダー!謝罪と賠償を火病ってシッパル!」

とかほざく糞どもが、60年代に大量の猟銃を盗み、山中でテロ訓練を受けてたという事実を、我輩は知らないとでも言うのだろうか。
悲しいけど、これが現実なんだよね。
夢見るアリスちゃんは、「平和ー!共生ー!」と歌いながら、女王によって首をはねられるというのが、今の国際情勢だ。

ちなみに、これで10回目くらいかな?
米国LAとかでは、結構安い金額で撃てるけど、チェンマイ高いよ。w
あと、スコープ付はこれが初めて。
結構狙撃って、楽しいけど、シモハユハにはなれないな。




にしても、硝煙の匂いは、良いものだ。
 

 

 

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