短調の国歌

  • 2015.01.31 Saturday
  • 15:30
JUGEMテーマ:音楽

久々にアキバまでUSBメモリーを購入。
来月から半SOHOの勤務形態になるって日記に書いてたが、株主総会まで色々とお手伝いをしなければならないので、再来月までは通常勤務と変わりなし。
とはいえ、日々の心臓の調子を確認して、出社のタイミングを自由に調整できるということに、会社に対して感謝いっぱい。

帰りに漫画専門店を覗いたら、ああ、新刊が出てた。

 

今回は作者の病気と手術についてページの半分が割かれている。
少子化とか叫ばれている日本。
晩婚化が原因だとされているが、もしかして、知らない間に夫婦共に不妊症が原因ではないかと、少し恐ろしく感じられる。
…まあ、我輩には関係のない話か。

で、本の中で、奥さんが日本の国歌について、P25で

「日本の国家(ママ)いい歌デスケド悲しいデスネ…」
「何で日本の国家(ママ)こんなに悲しいデスカ…」
「戦争のギセイのヒトと関係アルデショ」
「お祈りの歌デショ」

…誤字が二回続けてくるというのもどうかと思うが、エンターブレインだから仕方がないか(ぉぃ

さて、いわゆる”短調”の国歌について、確かに全世界を見渡せば少数派かもしれない。
てか、国歌マニア(ナンジャソラ)の我輩として、ちょっと調べてみた。


全世界の国歌の中で、ザ・ベスト・オブ”短調”で知られるイスラエル国歌、”ハティクヴァ(平和)”。
我輩は今まで、この旋律は重厚陰鬱なユダヤ教古来のものかと思ってたが、どうやら違ってたようだ。
オリジナルは、16世紀のイタリア音楽” La Mantovana”で、こんな感じ…
 

当時はたいそう人気のある音楽だったらしく、17世紀に欧州のあちらこちらへと広まった。
ポーランドでは”Pod Krakowem”ポルカとなり
 

ウクライナでは”Kateryna Kucheryava”となり


で、モルドヴァでは”Cucuruz cu frunza-n sus(とうもろこし大豊作)”となり
 

このモルドヴァバージョンを短調にしてできた経緯がある。
結構能天気な音楽が、暗い色調を帯びたのは、ユダヤ教の祈りにある短調の旋律に合わせるためという意図があったのかもしれない。



興味深いつながりとして、連続してこれらの国々の国歌がある。

有名なトルコ国歌”İstiklâl Marşı(独立行進曲)”。
 

アゼルバイジャン国歌”Azərbaycan marşı(アゼルバイジャン行進曲)”。
 

ボラットの所為で色眼鏡がかかってかわいそうなカザフスタン国歌”Meniñ Qazaqstanım(我がカザフスタン)”。


国内の全部族を並べ立てなければならないという意味で切なくなるアフガニスタン国歌”Milli Surood(神は偉大)”
 

ついで…と言っては失礼だが、イスラム革命前のイラン帝国の国歌”Ey Iran”はこんな感じ。


短調の旋律を持つ国歌は、中央アジア諸国に多いのが興味深い。
と同時に、行進曲の戦慄であるというのも、共通している。

そこそこあるんだね。
確かに少数派ではあるが。
ただ、勇ましいリズムで歌われるのが多いというところか。
となると、「君が代」と「ハティクヴァ」は本当に珍しい例なのか。
いや、曲調に関してはそうかもしれないが、歌詞となるとどうなるか。
御存じのとおり、「君が代」は平和な歌だ。
「ハティクヴァ」は、国の再建を夢見、行動する力強い内容で彩られている。
では、”短調”の色彩を帯びた国歌はあるのか…

我輩は今の所、ハンガリーの”Himnusz”しか知らない…
 

モヒの戦いでバトゥ率いるモンゴル帝国により1241年、ハンガリー軍壊滅。
モハーチの戦いで、オスマントルコ軍によりハンガリー国王ラヨシュ二世が戦死、嫡子がいなかったことで断絶し、ハンガリーがポーランドより200年前に3分割される。
これらの悲劇を切々と語りつつ、これらは全て神によるマジャール人に対する試練であると、そしてハンガリーは十分にその試練に耐え抜いたことを涙ながらに神に訴える、「君が代」「ハティクヴァ」と並び、極めて特異な国歌であると我輩は思う。



不思議なカタルシスをいずれの国歌からも、得られるのも、面白いことだ。

レボール・ガバラと諏訪と

  • 2015.01.29 Thursday
  • 23:18
JUGEMテーマ:学問・学校



去年の終わり頃に、ふと少し遠めのドライブがしたくて、諏訪まで遊びに行き、鹿肉を堪能し、諏訪大社を参拝し、ワインを購入した。
祖先において特に縁があるわけではない諏訪であるが、不思議な魅力溢れる場所であるのは間違いない。
とりわけ、諏訪大社の謎は、少し神道を齧れば、それは大層魅力的なものにうつる。

諏訪における謎について知っているつもりだった。
何故、四社の社殿があるのか。
何故、御柱なのか。
拝礼の対象である守谷山に何があるのか。
山は崇拝するのに、巨大な諏訪湖が崇拝の対象に何故なっていないのか。
主神は建御名方神は土俗のミシャグジ神を下して諏訪を支配する神となったが、その建御名方神は日本書紀に登場しないのはなぜか。そもそも、ミシャグジ神とは何者なのか、また当て字として「洩矢神」とあるがその意味するところは何なのか。

自分なりにいくつか仮説を立てていたが、この本の中で、すっきりとそれらが繋がり、何というか、一週間糞づまりだったのが、一気に出しまくり、フラフラになりながら、ニヘラニヘラとトイレから出てくるという爽快感(キタネーナオイ

まあ、簡単に言うと、だ…日本史で常識となっている色んな事件と、地学において名前が厨二病全開で一気に覚えられた”フォッサナグナ”、また全世界の神話や土俗宗教に共通して見られる”生贄”の文化、それを”清める”形で血なまぐささが消える仕組みが、面白いように絡み合って成立したのが、諏訪大社の信仰だった。
それと同時に、6〜8世紀頃の日本は、意外と交通の便が良かったということにも、驚かされる。もっともそれは、陸路ではなく、海路をうまく利用して…であるが。

詳細については一読を。
というか、後日この日記において、少しばかり我輩の考えを交えて、諏訪大社の信仰について語りたいと思う。

それにしても興味深いものだ。
カトリックの修道士達によってケルト神話の口伝承をまとめた書物がいくつかあるが、その中で「レボール・ガバラ・エリン」というのがある。意味はゲール語「アイルランド来寇の書」。
この中に、ノアの洪水についての記述がある。
だが当然、原典となる口伝承に、ノアが登場するわけではない。
ゲール人の酋長がキリスト教に改宗した際、祖先から伝わる神話の中に、自分たちが聖書と一切繋がっていないことにショックを受け、修道士に対して口述筆記の際に、ノアの息子”ビト”、その娘”セゼール”、他に男2人と女50人を無理矢理加えて、”正伝”とした。

その構造とすごく似ているのだ。
ただ諏訪の背景にあるのは、縄文から伝わる本当の意味での神道に、豪傑の悲しい叫びが合わさり、自然本来が人間に示す”恐怖”を宥めるための知恵、”犠牲”が存在しているということだ。

確かに、あの御柱を見た時、何で片側だけあれほどまで、痛々しいまでに傷つけられているのか…。



”恐怖”を超えるには、”恐怖”しかないということなのだろうか。
 

自宅で仕事をしている最中に

  • 2015.01.27 Tuesday
  • 22:52
JUGEMテーマ:ビジネス
JUGEMテーマ:健康

新しい勤務体系がほぼ決定。
川崎の支社にベースオフィスが置くのかと思ってたが、今のまま、東京勤務。
ありがてぇ…。
また半分SOHOという形で、週に2〜3回の出社でOKとなる。
益々ありがてぇ…。

朝は強いのだけど、この寒い時期、目が醒めても心臓が醒めないということが頻繁に起こっている。
それでも無理して会社に出て仕事をして、さあ帰ろう…となると、緊張感が一気に解かれ、心臓にドカっといらぬ負担がのしかかってくる。
実は帰宅中、バスの中で半年ぶりに強烈な狭心症の発作が起こり、ニトロ剤を2錠、舌下投与して収めたばかりだ。

ブルガダ症候群で心室細動になり、ICDが対応するならある程度諦めもつくが、冠攣縮性狭心症だけはシャレにならん…とにかく痛みがハンパない。胸に杭を打ち込まれたような感じで、ああ、なるほど、恨みはたくさん買ってるからなーあいつとそいつとどいつとこいつと…両手両足の指じゃ足りん、ってそうじゃない。
あと、体中の力が抜けていき、立った状態だったら絶対に倒れてる、そんな症状。気が遠くなるのを懸命に素数を数えて「2,4,6…」ってそれは偶数、ニトロ剤を取り出して舌下に放り込むまで、意識を失っちゃダメという。

いやあ…シャレにならんな。
てか、やはり、我輩は心臓病の障害者だったんだねー…今日、思い出す機会を与えられ、感謝しなければw



半SOHO化に向けて、自宅の仕事場の整理も着々と進んでいる。
外出用のPC、撮影や収録の機材の手入れ、携帯電話の充電器は台所に置いてたが、すべて仕事部屋のほうに移した。
会社からスマホとか借りることができるなら、それ用の充電器も準備している(普段は、Windowsタブレット用の充電器)。
…なんか、急な仕事とか頼まれるための電話がかかってくることのほうが、心臓に悪くないか?…と思ってしまったぞ。
まあ、その時はその時で…。w



で、問題は…だ。
会社にいない時、連絡先とか、あるいは次に出社する日時予定などを記すボードとかどうするか、だ。

今のオフィスには、行き先や出勤に関するボードがあるようで、ない。
あちらこちらにあるボードに、予定などを書く人がいたりいなかったり。
でも、半SOHOでは、そのようなことでは会社に迷惑をかけてしまう。













ふと、デスクにこっそり置いてる連装砲ちゃんの小さいフィギュアに目が留まる。
オタが一人もいない、平均年齢が無茶苦茶高い現在の会社で、密かに我輩のオタ心を慰めるニクイ奴だ。
てか、誰も知らないというのも、すごいことだが、考えてみたら、「艦これ」を知ってることのほうが異常なのかもしれない。
ニュースで取り上げられる時代なのにねえ…。

そういえば、これの大きいプラモとかフィギュアとかあったな…。



ラミネート加工した連絡先とか、今度の出社日とかのホワイトボードとか、持たせるアイキャッチを作るというのがどうだろ。
あるいは

 

これに立て掛けるという手もあるな。







やめておこ、別の意味で出社しづらくなるから。

今日の日記はお休みに…

  • 2015.01.26 Monday
  • 22:31
てか…SOHOにシフトだったのが、このままの勤務体系のままに現状維持という怪しい状況になってきた…。
いやまあ、会社の指示に従うサラリーマンだから、どちらでもいいのだが…。
産休に入られる社員もいるから、その穴埋めということも確かに重要だし…。

まあ、ここは美味しい店がたくさんあるから、いいか。やはり、昼食くらい、楽しまないとね。
あと、書き込みコメントへの返信、遅くなってごめん。
色々と立て込んでて、一つ一つ返答できんので…。

あー、そろそろ夏コミの向けての準備をしないとな。

LPとカセットテープと

  • 2015.01.25 Sunday
  • 15:09
JUGEMテーマ:日記・一般

実家のほうの大掃除を昨年からやっているのだが、色々と出てきたわけさ。
LPとカセットテープ。
LPのほうはまあ色々と…クラシック音楽、ジャズ、ビートルズのも出てきてる。なんかさだまさしのがあるな…あ、これ、我輩がお小遣いで買ったヤツかな?「うつろひ」というヤツ。ああ、思い出した…テレビでコンサートが放送されてて、その中で「邪馬臺」という歌が演奏され、感動したんだっけ…で、シングルがないから、これを買った記憶が…懐かしいな。
この歌もまた、我輩が日本語好きになったきっかけの一つだったような気がする。
再生するとしても、またmp3とかへのコンバートにしても、道具がない。
小さい頃に巨大な音楽セット…LPやカセットテープ、ラジオをまとめて聞くステレオの機械があったが、中学生の頃に粗大ごみとして捨てられたような記憶が。
カセットテープについては、これまた色々と出てきている。
LPと違い、殆どが何かを収録したようなもの…油性の太字マジックで書き殴られているから、何がどうなのかさっぱりわからない。
たぶん、大学浪人の頃の講義を録音したテープかもしれない。
懐かしいな…あの頃、TDKとかのカセットテープが結構高く、代々木駅前のカメラ屋で製造国不明の1本150円のを買って、録音しまくってたな。あと、ソニーのTCS−300に自分自身に対する”講義”という形で、復習とあわせ、学んだことを吹き込み、予備校への行き帰りに聴きまくってたな。



そうそう、これこれ、懐かしいな…
TCS-300も、大掃除の最中に出てきてくれたら、うれしいんだけどな。



アナログレコードの人気が復活 限定盤と低価格プレイヤーが牽引



アナログへのこだわりは、我輩にはない。
ただ、過去の自分の轍を、少し保管しておきたいという気持ちがある。

まず、カセットテープだな。結構安く、MP3にコンバートできる機材が出回ってるし。

完全に潰すつもりであるならば

  • 2015.01.23 Friday
  • 23:45
JUGEMテーマ:ニュース

「クルアーン」と預言者ムハンマドの言行「スンナ」を法源に、ウラマー(イスラーム教法学者)が法的解釈・法判断まとめた。
これに時代と合致するために法的論理の組み立てとして、ウラマーの中で特に優秀なムジュタヒドらが協議し合意に至った「イジュマー(合意)」、「クルーアン」や「スンナ」において明文化されていない懸案について、”おそらくこれに沿ったことではないのかな?”…とウラマー達が類推する「キヤース(類推)」が加わり、イスラーム法と言われる「シャリーア」が成立した。

この「シャリーア」は、いわゆる我々の知る法律とは違う。
ローマ法を原点とする大陸法(成文法)、判例を中心に成立されてきた英米法…これらは国家における歴史背景や権力構造によってこそ違いがあるものの、国家における合意の手続きにより、人の手で成立されるものである。
たとえ独裁国家であっても、形ばかりの立法府を通して合意されて、施行される。
だが、「シャリーア」は、唯一神アッラーが命じた神聖な法であり、信者はそれに対して絶対服従しなければならない。
但し、前述のとおり、1000年前とでは世界の状況が違っている。かつては駱駝が乗り物だったが、自動車やバイクなどで問題を起こしたら、どうすれば良いのか…その仕事を担うのが、ウラマーである。
そして、時代の流れに合わせて、「イジュマー」「キヤース」を積み重ね、これに国々における慣習としての「ラジィム」が加わり、「シャリーア」は現在進行形にて進化していく。

補足として、ウラマーは宗派と国、また歴史によって、随分と変化している。
まず、ウラマーを法学者と前述のとおりに訳したが、正確には法学者ではない。
むしろ、清朝まで存在していた、科挙の合格者や文人のように、深く広い知識を有した知識人とほぼ同義である。
だから法律しか知らないというウラマーは存在せず、クルアーン全章の暗唱は無論のこと、芸術、文学、音楽などにも優れ、日常生活における仲裁、教育指導、礼拝、礼拝後のマスジドにおける説教も行い、何よりも敬虔なムスリムとして生活を送っている。それゆえ、ウラマーと呼ぶことは、同時に限りない尊敬をも表している。
これがシーア派ともなると、ウラマーは「シャリーア」を唯一正しく解釈できる存在であるとし、一般信者より階級が上だと考えている。

その一方で、「シャリーア」は国によってその力加減は大きく違ってくる。
ワッハーブ派を国教とし、二つの聖地を守るサウジアラビア王国の場合、「イジュマー」と「キヤース」は原則として認めず、「クルアーン」「スンナ」を同王国の憲法としている(現在は状況が違っているけど)。
最大のシーア派国であるイランは、ヴェラーヤテ・ファギーフ(ウラマー統治)を大原則とし、「最高指導者」を選出、司法立法行政の頂点に起き、大統領よりも強い権限を有している。当然、「シャリーア」を唯一解釈できる存在の頂点であり、「シャリーア」は絶対のものとして施行されている。
逆に政教分離を国是としているトルコには、「シャリーア」には法的拘束力はなく、信者としての倫理、道徳の規範として生きている。世俗主義を軸としているフセイン政権バース党時代のイラク等も、「シャリーア」に重きを置くことはなかった。
何よりも、大きくわけてウラマーの学派が4つもあり、それぞれの学派によって解釈が大きくことなっている。
「イジュマー」「キヤース」「ラジィム」を多用しているハナフィー学派が最大勢力である一方、イエメンとの交易が盛んだった東南アジアのイスラーム諸国であるインドネシアやマレーシア等は、やや保守的なシャーフィイー学派の拠点である。
もっとも、自分はどこそこの学派の者であると自己紹介するムスリムムスリマとお会いしたことはないが…。

この「シャリーア」は、西欧における”人権”と激しく衝突することが多い。
婚姻の制限、女性の地位、サウジアラビアにいた時に痛感した非イスラーム教徒の権利。
また、棄教(リッダ)に対して、「シャリーア」では殆ど、死刑が適用される。
”殆ど”というのは、実は学派によって、解釈が異なるためだ。たとえば前述のハナフィー学派の場合、女性の棄教について死刑ではなく終身刑が適切だとしている。またウラマーの中でもいわゆる改革派は、棄教そのものについて、罰すべきではないという考えが支配的だ(死刑に反対しているわけではないから、間違えないようにw)。
また棄教についても、これまた解釈が大きく分かれる。
単に「イスラームを信じるの、やーめた」で済むことではない。
”信条的棄教””言動的棄教””行動的棄教”があり、その一つでも抵触したら棄教とすべき、いや、全部ひっくるめて抵触したら棄教として扱うべきだ…という感じでまた違ってくる。他にも”魔術を行った(お守りを持つことさえこれに含まれることも)””占いをした””薬物を使った”等も棄教として扱われる場合もある。
過去に、「悪魔の詩」の日本語翻訳者である筑波大学の教授が殺された事件があったが、”言動的棄教”としてウラマーによって解釈されての出来事だったと考えられる。
しかし誤解しないで欲しい。「クルアーン」第2章アル・バガラ章-雌牛-第256節では、イスラームへの強制改宗は厳しく禁じられている。そしてイスラーム教徒は未改宗者に対して、寛容であることが求められている。

とはいえ、やはり棄教は、身体的な意味からだけでなくとも、精神的な死をも意味している。
中世ヨーロッパにおける、カトリックからの破門に近いものだと考えることもできる。
破門されることはすなわち、天国の門に入る秘跡が受けられないという来世への絶望を意味すると同時に、生存権が保障されている政治的行政的扱い、それはローマカトリックが保障するものであったが、それが根こそぎ奪われることをも意味していた。破門された者、つまり諸権利を全て失われた者は、殺されても問題のない存在であった。



で、長々とブツクサと、なんでこんなことを書いているかと言えばだね…



ISIS、ISISに属する者、そしてシンパ者全員を、棄教者だとして「イジュマー」で規定するのが一番効果的なISISを潰す方法ではなかろうか?
勘違いを犯している馬鹿が多いが、イスラーム教徒はいっしょくたではない。むしろ、「自分は○○人だ」という考えが強い。
「シャリーア」も国によって大きくその扱われ方が違う。
ISISの中にも、インチキで法的な保証のないウラマーと自称するテロリストもいる。それらが反応しないのは確かだ。

だが、イスラームが今回の件で誤解を引き起こすことのほうが問題だ。
ISISはイスラームではない。ただのキチガイ、殺戮者、テロリスト集団で、国家ごっこをしているにすぎない。
だからこそ、ISIS以外の全イスラーム諸国のウラマー達によって、「イジュマー」として、ISISとその周辺にいる連中は、イスラームを捨てたリッダであると宣言するチャンスではなかろうか。
何よりも、ISISに入ろうとする自国民に対する、強烈なメッセージとなる。



現実的な拘束力はないかもしれない。だが、「シャリーア」は今も、ISIS以外で燦然と生きている。

ドグマが変わっても変わらぬは

  • 2015.01.21 Wednesday
  • 22:24
JUGEMテーマ:ニュース


【イスラム国殺害予告】「テロリストの要求に応じるべきではない、要求に屈するとさらなるテロを招く」日本赤軍ハイジャック事件を対応した元警察庁長官

全共闘における左翼テロリスト。
オウム真理教。
ISIS。

ドグマこそ変わっても、そこには面白い共通点がある。

参加した、参加している犯罪者は、社会における落伍者であるということだ。
まともな職業に就いたことがない。これが殆どだね。アーティスト崩れとか。
もしくは就く前に、自分は社会に埋没しない、この世を変える革命家、神に選ばれし者、楽園の創設者という強烈な自己愛。
あるいは将来を約束されているが、その将来を保障する環境がなくても自分は既に勝利しているから、何をしても良いと勘違いする浅はかさ。

自分こそが、”世界の王”になるに決まっているという妄想と、ドグマを自己都合で歪めるということも共通している。
様々なセクトに分裂した学生運動は、結局のところ、自分にとって都合の良い形でマルクス主義等を換骨堕胎。
オウム真理教にしても、日本政府を破壊し、新しい秩序を設け、自らあちらこちらのセクションでの”王”になることを、信者たちは夢想していたし、今もしている。仏教の教えは、どこにも存在していない。あるのは松本というサイコパスがオカルト本を寄せ集めただけのファンタジーだ。
ISISも同じだ。クルアーンを碌に読みもしないで、奴隷制度の復活、婦女暴行、殺戮を、イスラームを自己の都合によりまげて正当化している。そして、その歪められたイスラームを通して、21世紀のスルタンカリフになることを夢見ている。
現実の権力と秩序において、自らの努力で頂点に登ろうとする努力も公徳心もない連中が、寄り集まっている。

そして責任転嫁というキーワードがある。
連合赤軍で仲間を殺しまくった死刑囚達に見られるものは、世界が自分の思い通りにならないのは、自分に敵対する者が存在するからという”天性の”責任転嫁。セクト同士の殺し合いも然り、三菱グループにおける爆弾テロ事件に関しても、三菱系の社員じゃない無辜の市民が巻き込まれ殺されても、死んで当然だと言うことをほざいた。
オウムの一連の事件でも、外部に限らず、内部において疑問に持つ信者を次々と殺した。健全な思考能力を納得させられない”教え”に問題があるのではなく、殺された信者に問題があるとして”ポア”というチベット仏教の言葉を悪用した。
そして今回のISISだ。
安倍首相が困窮するアラブ諸国の難民を救うことを目的に、2億ドルの拠出を申し出た。
そのために、明後日、捕えられた日本人二人が殺されることになる。
アラブ諸国の為に2億ドル出すのが悪い!…という意見もあるが、国際貢献という大義において、日本国憲法という化石のために軍事力による貢献ができない以上、これ以外の方法があるのか、聴きたいものだ。それとも”国際貢献”をするなとでも?そういうことを言う連中に限って、”日本は世界から孤立しているニダアル”と叫んでるんだもんな。
うたー
最大の共通点…これが一番重要だが、刃物を持った乞食だということだ。

これらのテロリスト全体に共通しているのは、まっとうな経済活動ができない、する脳味噌がない、ということ。
ゲバ棒持ってた連中は、カンパという名の乞食で共産主義革命と言う名の、自分がスターリンになる夢を見まくり、挙句に今じゃあ小金井市周辺で生活保護を受けながら、こないだの選挙で不正活動をやってた。
親兄弟の財産を根こそぎ”献金”として強奪したオウムは、アキバで「ちょーかくやす!」と喚いて、仕様と違うCPUを搭載したPCを嘘こいて売りつけたり、カレーショップを出したりしてたが、結局、何が残った?
ISISも不正ルートで石油を売ろうとしたが、米軍により施設が完全破壊され、更に原油価格の下落がダブルパンチとなり、今回の誘拐ビジネスで何とか糊口を凌ごうとしているが、元々、正業に就いたことのない連中だから、根本的なところで間違いを犯している。



だから面白いんだよね。
「2億ドルを払え!」「日本国民を救うのが政府の義務だ!」と叫び、揚句には
「安倍を殺して解放しろ」と喚いてる馬鹿も出てきたりしているが、
共通しているんだよね…こういう連中。

正業に就かない、世界は自分中心に回っている、責任の所在をとにかく他人に押し付ける、そして乞食。

同じメンタリティーだから、共感しあえるんだろうね。



かわいそうな話だが、今回、二人は殺される。
政府が身代金を支払う道理も道義もない。
仮に支払ったとしても、二人が殺されるという筋書きは既にテロリストたちの中にある。
我々は知らなければならない。
乞食の集団に、決して近寄ってはならないということ。
同時に大きな教訓を、ISISは思い知ることになる。
日本という数少ない、西欧とイスラーム社会の仲介者となる国を敵に回した代償を。



あ、でも、ISISはイスラームの国じゃなかったね。自分で書いてて忘れてたよ。w

あー…座りっぱなしは気持ち悪い…

  • 2015.01.19 Monday
  • 22:25
JUGEMテーマ:健康

仕事で3本、資料をまとめる指示が。
少し時間をとってゆっくり進めることもできたが、何故か今日、不可解なエンジンがかかってしまい、一気に仕上げてしまう。
まあ、上長チェックはまだだから、これからどう修正していくのかという問題も出てくるが、それよりもね…

気持ち悪い…

身体的に気持ち悪いというか、不整脈というかなんというか…
とりあえずニトロを舌下服用して落ち着いたところではあるが、帰宅してからヤバイなー…という状況だった。

理由は分かってる。


ネカフェで3日間ネトゲし続けた謝さんが死亡 長時間ゲームを続けていた事による「突然死」


これと恐らく同じ、エコノミークラス症候群。
いつもは1時間に一回は立ち上がり、コーヒーを入れたり、トイレに行ったりしてるのだが、今日に限って集中しすぎて、考えてみたらコーヒーは2杯しか飲まず、トイレにも1回しか行ってなかった(しかも昼食へ行く前に)。

虫歯ではないのに、右奥歯も少し痛む。
狭心症の発作というところもあるかもしれない。
しかも単なる資料作成とかではなく、色々とアイデアを盛り込んでの仕事だから、これがまた心臓によろしくない。
ドーパミンの所為かどうかは知らんが、ゲーム業界を引退せざるを得なかった最大の理由は、何か面白いこととか思いつき、それをあーだこーだと膨らませていくと、狭心症の発作が起こって痛いのなんの…今でも色々と頭の中でアイデアとかが沸いてきてはニトロを服用しているから、錠剤の減り方が激しかったりする。
つくづく面倒な身体になったものだ。



決めた、明日は少しサボろう。w

答えはコレで必要十分

  • 2015.01.18 Sunday
  • 21:51
JUGEMテーマ:ニュース

【内政干渉】日本の防衛予算、史上最高額計上に中国激怒!軍拡続ける中国に対して、日本リミッター解除か?「F35・無人機・水陸両用車・偵察機などを強化」

ぶははははw
まあ、特定アジアが怒ることは、日本の国益に適っていると同義だから大変よろしい。
ミンスでは、毒PBが代表になったそうだが、国会でどんなお笑いを見せるのか、今から大変ワクテカしているわけで。
恐らく、当然で、フランケン岡田はこう質問するだろう。

「何で防衛費を上げるのだ!中国様の許可は得たのか!理由はなんだ!」

と、中南海の伝書鳩と化するが、それに対しての答えは、これで必要十分だ。






「防衛費を上げるのは、支那と同じ理由だ」






自衛隊の現場の方々への給与や待遇を改善するなら、多少の増税は賛成の立場だ。
あちらにはそのような考えは、ないようだがな。

日清戦争直前に、軍事費を懐に収めたのがバレ、処刑された多数の清国役員の話がゾロゾロあるが、デジャブが…ねえ。

旅行専用ズボン

  • 2015.01.17 Saturday
  • 23:06
JUGEMテーマ:旅行

海外旅行だからと言って、特別な準備をするわけではない。
できる限り、いつもの恰好、いつもの装備でひょいっと出かけたいものだ。
ただ、面倒くさい身体であるが故に、薬と睡眠時無呼吸症候群予防のCPAPは持っていかないと、生命維持がおぼつかなくなる。
特にCPAP…新しい機材になったが、以前の帝人の機材のほうがよかった…なんでドイツ製のって、こんなに大きく、重くなるんだよ、ったく…。

ただ、やはり旅行専用に用意しなければならないものがある。

たとえばスマホ。
アンチスマホの我輩が、海外ではスマホを使わざるを得ない理由は、いくつかある。
現地キャリアのSIMを入れるのに、ガラケーはやはり難しい。世界標準という言葉は嫌いであるが、世界的に知られているスマホであれば、前もって言語を英語にしておけば、スタッフが簡単に設定してくれる。以前、変わった形のタブレットを使ってたが、まず、SIMをどこに入れるのか、混乱させてしまった前科があるw
にしても、ドコモとかって、馬鹿なんだな…。
あと、タブレットとかを使いたいというのもあるが、荷物を少なくするのが旅行の鉄則。タブレットは意外と嵩張るものだ。
スマホでまとめれば、色々と捗る。実際、昨年の台南高雄旅行では助かってるからね…スマホのGPSがなければ、あの産業道路で干物になってたかもしれんからな。w

ビーチサンダル。
ボロボロの宿でシャワーを浴びる時とかもそうだが、宿について靴を脱いでくつろぎたい時は、これが一番。
宿近くのコンビニまでちょっと飲み物を買いに行きたいとか、近所の屋台で朝食を摂りたい猛暑の朝とか、これを履いて移動する時の心地よさよ。
神経質かもしれないが、どうも宿の部屋の中で、裸足になる勇気がない。
スニーカーをずっと履きっぱなしというのも、気疲れする。
我輩、宿泊先で、ビーチサンダルに履き替えたいという解放感を求めて、海外旅行が好きだったりするのかと、時々思うことがある。w



そして最近、思うことがあった。

海外旅行専用のズボン…やはり必要かな…と。



いつもは同じ黒のエドウィンジーンズを履いて出かけているが、もうボロボロ。
無理な行動を重ねたからか、あちこちすり減り、穴もあちらこちらに。
ジーンズだから、こういう感じで履きつぶしていくということもあるかもしれないが、さすがに限界かもしれん。
駅前イトーヨーカドーの衣類修繕の店に、すり減った股下のところを直してくれたが、

 「もう、新しいのにされたら…?」

と怪訝タプーリな顔を向けられたんだよな、昨年末に…

いや、本当、そうした方がいいかもしれない。
師匠が以前

 「カーゴパンツが良いぞ」

と仰ってたっけ。



てなわけで、サカゼンまで外出。



…カーゴパンツって、諭吉さん一枚強なんだね。
まあ、その分だけ、頑丈なんだろうね、うん。

えっと…リーヴァイスとエドウィン、リーのがあるか。
サイズとして、リーヴァイスのしかないな…
2本あるな…ちょっと両方とも試着するか。





えっと…

試着したんだけど、着心地はいい。
とても動きやすいデザインだ。
意外と、足全体が細く見えるようになってるんだね。
ポケットにもボタンがあり、頑丈だ。
裾上げ不要!これはちょっとびっくり。店員さんも、想定外だったようだ。ここの裾上げ、ちょっと高いからな。w



でもね…

いいかな…言って…







 
迷彩柄って、けっこう、恥ずかしいものがあるんだね…







個人差はあるかもしれん。
いわゆる中田商店系のものを今まで着たことがないからかもしれん。
昔、警察官の恰好をして、TVCMに出たことがあるが、そもそも制服というのにも縁がないからかもしれん。

でも、迷彩柄って、なんか着てて、ちょっとこれは…という気分になってしまった。

理由はなんとなくわかった。

できる限り、いつもの恰好

というスタンスで今まで海外旅行してたから…。
休日、こういう恰好をしていない。
やはりジーンズかチノパンに、この季節であれば、タートルネックに皮ベスト、ジャケットかコートだ。
茶色や灰色の落ち着いた単色系を好んで着ている。
柄物は夏場以外、着ない。

落ち着かない物を着て旅行するのは、やはりおかしいものだ。



で、濃い目の単色カーキーのカーゴパンツを購入。
これがこれから、旅行専用のズボンとなるのか。楽しみだ。

こういう所から既に始まっているのだ。だから海外旅行はやめられない。

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