大和民族のもう一つの顔としての諏訪大社

  • 2014.11.30 Sunday
  • 16:06
JUGEMテーマ:地域/ローカル

諏訪大社への一泊二日の小旅行から帰ってきた。
数回、参拝に行ってるが、何度訪れても不思議なところであるとの実感が強くなっていく。

主要四社が存在するが、そのどれもが出雲大社の作りと同じである。
主神は大国主命の二男である建御名方命であることからによるものかもしれないが、不思議に思うのは、現在の島根県出雲から、太古において既に長野県諏訪と繋がるルートが既に出来上がってたということ。
だがそれ以前に、不可解なことがある。

「日本書紀」では、「信濃須波(しなののすわ)」の神、つまり信州信濃における現在の諏訪に古来よりある神が祀られているという記録があるが、何の神であるのかの詳細が記されていない。
ところがその後に編纂された「古事記」では、天孫降臨前の「出雲の国譲り」において、天照大御神の孫神である瓊瓊杵尊から派遣された武甕槌命との戦いに敗れた建御名方命が、諏訪まで逃れ、以後、天孫族に従うことを条件に、この地から出ていかないことを誓ったとされる。

大和朝廷は、土着の「信濃須波」の神を、建御名方命に「古事記」で差し替えたのだろうか。

あるいは、謎多き建御名方命の妻であり、諏訪大社の主神の一柱である八坂刀売神が、「信濃須波」の神で、亡命した建御名方命と結婚したのかもしれない。八坂刀売神は記紀に一切登場しない女神で、その御稜威も不明とされている。

また、建御名方命の存在自体が否定されているという別の有力な説が存在する。太古の信濃を支配し、「信濃須波」の神を祀る一族(金刺族)が、大和朝廷への帰順と、自らの権威を高めるために、建御名方命を作り、「古事記」に組み込んだというものである。

一見、編纂を取り仕切る大和朝廷にとって、意味をなさないとも思えることであるが、実はこれがなかなか複雑だ。
当時、「信濃須波」の神を祀る氏族は、他に複数存在していたと言う。
いずれの氏族は、自らを信濃の支配者であり、「信濃須波」の神を祀る資格を持つ神聖な存在であると宣言し、覇を競い合っていた。
その中で最も有力だったのが、「ミシャグチ」と呼ばれる「信濃須波」の神を祀る守屋族だった。
この「ミシャグチ」は縄文時代の信仰を色濃く表す、狩りを司る神であった。
民俗学者の柳田國男翁は、この「ミシャグチ」を、生贄を求める神だという仮説を立てていた…これは世界中のあらゆる神話や民族風習に見られるものであるが、狩りが成功するために必要な生贄、その最高たるものは、人間そのものだったという。

フレイザー「金枝篇」で『王殺し』が登場する。
一年のはじめ、古代イタリアの
ネミ湖の湖畔において、見目麗しい選ばれた奴隷がヤドリギの枝(金枝)を一本折り、狩りの女神であるディアナ神を祀る聖所まで行き、その聖所にいる祭司「森の王」を殺さなければならない。
殺すことに成功した奴隷は、新たな「森の王」となり、一年間祭司としてディアナ女神を礼拝し、新たな奴隷によって殺される日を待たなければならない。

柳田翁は、「ミシャグチ」は、狩りが成功するために、一年に一回、人間の生贄を要求していたと説明する。
生贄となるのは、守屋族の最高位である族長で、尊称は「大祝(おおほうり)」であった。
無論、族長が毎年殺されるということはなく、おそらく一年かけて奴隷を一人、仮の「大祝」として育てて、生贄にしてた。
ちなみに他にも、蛇神「ソソウ」、狩猟を司る「チカト」、
石木を司る「モレヤ」等、数多くの「信濃須波」の神々が存在していたし、それが融合され、諏訪大社に鎮座するようになった。
蛇足だが、もし「モレヤ」が「ミシャグチ」と同じ、人間の生贄を求める神であったとするなら、旧約聖書に出てくる「モレク」と性質がそっくりだな…と思った。

大小様々な戦いで収束できず、大和朝廷に一種の「事大」することで、金刺族が支配者となった。
大和朝廷としても、「まつろわぬ」北方の氏族を従わせる政治的に安定させる、狩りのような不安定なものではなく稲作等による経済活動の構築と共に、人間による生贄を止めさせる、宗教改革の意図があったと、我輩は想像する。

「ミシャグチ」信仰における生贄の伝承は、敵対する金刺族等の讒言だともいえるかもしれない。
だが、江戸時代の古文書に、実際に生贄(「大祝」の代理として、たとえば乞食の子供などを買って)を捧げた、それも刃物等で殺傷するとかではなく、たとえば馬上から突き落したり、荒縄できつく縛り血の流れを止めたり、豪雪の中を薄着で無理矢理歩かせたり…という内容が多く残されている。

勝利者となった金刺族とその後に続く「大祝」の一族においても、人間ではなく、動物の生贄を捧げる儀式が残り、現在でも形を大幅に縮小こそしているものの続いている。

仏教伝来により肉食がタブーとされてた時代、諏訪大社一帯では、狩猟と狩猟を通しての肉食は例外的に認められていた。
江戸時代に鷹狩が禁止されていた頃、諏訪一帯は「大社に捧げる貢物」を狩るという理由で認められていた。
奈良東大寺等で見られる鹿は「聖獣」とされ、殺すことも食することも禁じられていたが、諏訪大社が発行する「
鹿食免」によってそれが許された。元々は免状の一つだったが、現在では食肉加工会社等における神札として崇められている。
毎年四月十五日、「御頭祭」が執り行われ、狩られた鹿の頭をズラーっと並べるというもの。現在は剥製の頭を捧げるだけになっているが、さぞかし壮観だったであろう。
地味であるが、同時に奇祭「蛙狩神事」というのが続けられている。
冬眠中の蛙を二匹掘り起こして、神殿の中で殺し、神々に捧げるというものだ。
これも最近では、おいそれと簡単に蛙を、冬眠中の穴から掘り起こすことが難しいため、養殖蛙が使われているそうだ。

浅薄さから、残酷だと批難することは容易い。
だがここにあるのは、肉食がごく当たり前になった現代に対する戒めがある。

食事として命を「いただく」ことは、古来、大和民族において、神事そのものであったことを証明するものだ。
どんなにベジタリアンを自称したとしても、何等かの動物の命を介さないで口に入れられるものは、現在の物流において存在しない。イスラームにおけるハラル認定のような公的機関のチェックがない限り、必ずどこかしらで、動物の命を奪うことで成立する食材を口に、誰もが入れている。
道元禅師はそれを理解し、「肉などが知らないで調理された食事を摂った場合は、破戒とならない」とした。鎌倉幕府から次第に安定した貨幣経済を軸とした現実的な判断だ。実際、永平寺での雲水の食事の中に「カレー汁」というのがあり、市販されているカレーのルーを使うが、その中には豚脂や牛脂が使われている。が、それらを食しても、問題はない。そして食事することそのものを修行とする考え、いやこれだけでなく、日本人の食事前の挨拶としての「いただきます」と食事後の「ごちそうさま」は、狩られたこれらの動物の命を再確認する知恵であるのだ。

諏訪大社の太古より伝える様々な神事は、農耕に留まらない、本来狩猟を生業としていた大和民族の一つの顔を再確認させ、同時に、それらの命を通して、我々は生かされていることの神秘を知らせる行いなのだ。



二一世紀の常識から、単純な脳みそで批難する浅はかな人間には、なりたくないものだ。

旅はやはり止められぬもの

  • 2014.11.29 Saturday
  • 23:49
JUGEMテーマ:旅行

来週から色々と忙しくなる…
今朝、起きてふと思いつき、愛車雪風を駆ってドライブ…
で、諏訪大社巡礼。
あと、鹿肉や猪肉などの信州ジビエに舌鼓。
そんな中、偶然、あるお墓を発見する。




「忠臣蔵」における悪役・吉良上野介の孫であり、養子の(後述)吉良義周公の墓。
高家旗本の吉良家は、徳川綱吉公の治世下、
吉良義央上野介)が左近衛権少将(高家頂点の位)として、朝廷幕府間の儀礼儀式を執り行う名門であった。
義央には長男次男がいたが、長男は上杉家に入り、次男は6歳で夭折。
慌てた吉良家と幕府は調整の結果、上杉家当主となった長男の上杉
綱憲の次男、つまり上野介の孫を、義理の息子として迎え入れた。
だから孫であり、養子(嫡男)でもあったわけだ。

そして赤穂事件…討ち入りの際、刀を握って抵抗したが、あっけなく倒された。
元来病弱で、武芸全般不得手だったという記録がある。
殺されることはなかったが、父を守りきれなかったとして「不届き」とされ、吉良家は改易となった。

その後、義周公は
信濃諏訪藩預かりとなった。
この墓が存在している理由は、ここにある。 
城の一角に幽閉されたが、暖かく遇されたと記録されている。
藩士たちも、この哀れな亡き高家の末裔を、「
左兵衛様」を呼び敬った。

しかし極めて病弱な体質と、当時、諏訪一帯は蚊が多く、頻繁に刺されたことから体調を崩し、ついには寝たきりとなり、21歳の若さでこの世を去り、吉良家は永久に断絶となった。

諏訪一帯、無縁仏となった高貴なる方を懇ろに弔った。
ただ、作られた悪党の子であるという不当な目が、後々にもこの墓の主を苦しめた。

我輩は元来、「忠臣蔵」をあまり好まない。
最大の理由は、善悪があまりにも極端に分けられ、悪は徹底的に悪とされ、最後に討たれることで観客にカタルシスを与える、そのあまりにも頭の悪い、衆愚を対象とした単純さが気に食わないのだ。
だがこの手の、単純明快なコンテンツは、いつの時代も”ウケル”わけだから、この微妙な不快感を公言するのは難しい。
また一方で、複雑怪奇、理解不可能なコンテンツを以て、観客を惑わすというコンテンツも、日本には多い。その実、その奇々怪々な設定なども、実は意味を一切もたない、ただ見た目の”もっともらしさ”で、観ている人の目を惑わし、引き込むだけの”ヒキョウ”なものだ。

だから我輩は、”ウケル”コンテンツも、”ヒキョウ”なコンテンツも、大嫌いだ。



平成6年に、没後300年を記念しての、諏訪市民による大法要が行われた。
死者への手向けの言葉の中に、このような一節があった。



 「
公よ、あなたは元禄事件最大の被害者であった」



これほどまでに、義周公を慰める言葉はあっただろうか。



墓の写真は、あえて撮らなかった。
自然石の他に、様々な供養塔、碑が配置されていた。
我輩一人、この無縁仏となった貴人に対し、深々と合掌。



そう、我輩もいずれ、無縁仏になる身だ。
結婚なぞできん。何よりも結婚してくれる女性なぞ、この世にはいない。
それよりも、だ。
赤穂事件への同情以前に、先輩に対して挨拶するのは当然であろう?w

 

自己愛性パーソナリティ障害について

  • 2014.11.28 Friday
  • 21:09
JUGEMテーマ:健康

老人性癲癇が拗れに拗れた愚父のおかしな言動が日に日に酷くなってきている。
COPDでリューマチ、間質性肺炎でどう見ても隠れ糖尿病という状況で、毎晩、自室で発作を起こすわ、
深夜に後頭部の痛みを訴えるわとかであればまあ納得できる。


 「おまえらは嘘ついてる!俺様は病気ではない!」


と、暴れるのは以前と同じだが、


 「俺様は○○高校の(聞いたことがない)校長先生をやってた!」
 「俺様は国際基督教大学で博士号を取った!」
 「俺様は寄居町から町議会議員にならないかと誘いを受けてる!」
 「俺様は経団連の理事で、来年、勲章をもらうことになっている!」
 「俺様はクアラルンプールで事業を起こして、年に数百億のプロジェクトを進めている!」


と、デイケアセンターで喚くわ、こないだ腎盂炎で入院した母に対して、退院後


 「てめえが今度倒れても、殺すからな!」


とまあ、言葉のDVと言うヤツか…それを問い詰めたら


 「俺様が言うワケがない!覚えていない!ふざけるな!」


とまたまた大暴れ。



そろそろマジで〆ていい?w

てか、老人性癲癇とか、そういう問題ではないなー…
うん、我輩が子供の頃から、

 虚言癖
 弱い者への暴力暴言パワハラ
 自分は特別な存在であるから、讃えろ土下座しろ
 のくせして、自分で何か努力するということはしない
 他人の権威や成果を自分のものだと妄言 
 とにかく嫉妬深い…

と思い、精神医学の入門書とかを色々と読んでたところ、ああ、なるほど、「自己愛性パーソナリティ障害」という精神病なんだね。ウィキの通りで笑ってしまったよ…
 
  • 人より優れていると信じている
  • 権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
  • 業績や才能を誇張する絶え間ない賛美と称賛を期待する
  • 自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
  • 人の感情や感覚を認識しそこなう
  • 人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
  • 人を利用する
  • 劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
  • 嫉妬されていると思い込む
  • 他人を嫉妬する
  • 多くの人間関係においてトラブルが見られる非現実的な目標を定める
  • 容易に傷つき、拒否されたと感じる脆く崩れやすい
  • 自尊心を抱えている感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える

あー、すべて当たってるな…。
他の本とかサイトを見ると
 
  • 言動が何でも演技ぶっている
  • 初対面の人には、異常なまでに「良い人」を演じる
  • 常識では考えられない言い訳をする
  • 都合が悪くなると、忘れたふりをしたり、ニヤついて相手を愚弄し、その場から逃げる
  • 徹底して空気をまったく読まない
  • 自分の言動で他人が傷ついても無関心どころか、逆に優越感を抱く


原因としてあるのは、幼少の時の環境。
過大な親からの甘やかし。
逆に幼少期の徹底的な精神的虐待。
遺伝要素はあまりなく、現実社会と向き合う、溶け込む、自分の役割を見つけるという機会がなかった(たとえば親からの過保護)、あるいはする努力をしなかったことで、社会性からかけ離れた化け物ができあがる。
更に大きく2つの種類が存在する…
無関心型 (無自覚型)というのが、父の症例。
もう一つが過敏型 (過剰警戒型)…ああ、これがいわゆる、ニートという存在か…。

だとすると、ニートは精神病だということか。

いずれにしても、共通しているのは、周囲を不幸にする「精神の吸血鬼」であるということだ。

たとえば「ブラック企業」と「ブラック経営者」、その「ブラック経営者」をプチ化した「ブラック社員」は、無自覚型
自己愛性パーソナリティ障害患者が固まったドラキュラ城のようなものだ。
ワタミの創業者なぞ、わざわざここに取り上げなくても、悪魔そのものの言動からすれば、無自覚型自己愛性パーソナリティ障害患者であると、素人目からしても頷ける。
逆にニートの言動を色んな情報源から察すると、なるほど、他者との共感性が著しく欠如している。
ただ、他に様々な原因や症例病状があるから、一概には言えない。
やはり問題は、無自覚型の自己愛性パーソナリティ障害というものだ。


しかもコレといった治し方がないというのもなあ。
殆どのケース、たとえば夫婦であれば、離婚という結末だという。
会社だったら、退職しかないが、やはり辞表を叩きつける前に、そのパワハラの元である無自覚型
自己愛性パーソナリティ障害患者を、衆人環視の元、ボコるのがベストのようだ。何故なら「自分が批難されること傷つけられることに強烈なショックを受ける」からね、徹底的に恥をかかせることが重要だな。

にしても面白いな…
特定アジア全体も、実はこの病気なんじゃないかと…まあ、それは後日の日記で書くとしよう。



でも結局、この病気って、要するに「現実を認識できず、自分の立場を理解していない」って、ことだよな?
しかも、理性やコミュニケーションを司る前頭葉が発達していないということでも、あるんだよな?



なるほど。
じゃあ、こちらも、そう対応しよう。

 

仏教も知らないテレビ朝日

  • 2014.11.26 Wednesday
  • 22:38
JUGEMテーマ:ニュース

報ステの古舘キャスターの「説教」に視聴者大反発!!!

いやはやはや、ここまで日本人を貶めるバラエティ番組が、「ニュース」を詐称しているのだから、笑えるな。
以前日記


 「憲法9条は仏教の教えだから、日本人は敵に攻められても喜んで殺されましょう!」


と新宿西口で喚いたキチガイジジイを紹介したが、なるほど、テレビ朝日はあのキチガイジジイと同じ、テロリストなんだね〜…と再確認できたよ。
まあ、今さらな感もするが。

「仏教ってのはそもそも生きる上で物質世界にとらわれている、その執着をダメだよっていう教えでもあるんですけどね」
「こだわることを忘れなさい」

うん、ここまで仏教に関して、無知な人間がキャスターをしてるって、ある意味すごいと思った。



在家信者が守るべき五戒がある。
本来出家することで悟りを得るべきが、様々な事情により在家のまま修行することを望む信者に対して、最低限これだけは守りなさいと示したものだとされている。大乗仏教に根差したもので…

不殺生戒
不偸盗戒
不邪淫戒
不妄語戒
不飲酒戒

いきなり2番目に「盗むな」って、出てるね。



原始仏教では集団での修行が重要視され、極めてシンプルに、以下の4つの戒(pārājika)を

婬    性に関するあらゆる行動をするな
盗    与えられていない物を欲して盗もうとするな
殺人   人を殺すな
大妄語  悟りを開いていないのに、悟ったとウソをつくな

これも2番目に挙げられている。



大乗仏教において、菩薩行をいう概念が広まり、なおかつ社会や経済活動が進化すると、戒の数も倍になった。それが「八斎戒」と呼ばれ、出家者はもちろん、在家信者がまず守らなければならないこととして、前述の五戒に3項目追加した。

不殺生戒
不偸盗戒
不邪淫戒
不妄語戒
不飲酒戒
不坐臥高広大床戒           ふかふかな立派な布団とかに寝るな。
不著香華瓔珞香油塗身戒        化粧、宝石、香水禁止。
不作唱技楽故往観聴戒         音楽や観劇など観たり演じたるするな。  
(不過中食戒 を入れる場合もある)

でも仏教の根本、というかまずこれがなければ仏教ではないという戒律のどれをとっても、最重要項目のほぼ頂点に

 
 盗むな


とされている。
原始仏教での4つの戒を一つでも破れば、永久追放となった。
宗派にもよるが、破れば相応の罰が待っている。
それは、修行する集団における規律を守ることそのものが修行であるからだ。
そして何より、国家における刑法が存在する限り、盗みは罪として裁かれなければならない。
その寺が日本国内にあり、宗教法人法等によって地位が保障されている限り、仏法と同様、国法もまた厳然と存在する。



それとも古館は、国法も、盗難を罰する仏法における戒律を無視して


 「日本人は黙って、特定アジアから犯罪を受けても、黙っていましょう」


と、あの新宿西口でのキチガイジジイと同じようにほざくのか。



許す許さないは、なるほど、個人の裁量度量かもしれない。
だが、仏法も、いわんや国法も、盗みに対して厳罰を処しているのであれば、それに従え。
それとも、石灯篭を警察官に向けて投げ殺せと、古館は、いや、テレビ朝日は勧めているのかな?

勧めているんだろうな、何せ、テロリスト政党であるミンスへの偏愛が著しいテレビ朝日だからな。
警察が憎くて仕方ないのであろう。w

ソフマップ新宿2号店の呪い

  • 2014.11.25 Tuesday
  • 21:59


PS Vitaから「艦これ改」が2015年春発売へ。アニメーションが手抜きっぽいと話題









かける必要…ない…ようだね…



慢心はダメだって、あれほど…

我輩も「睡眠力」信奉者

  • 2014.11.24 Monday
  • 20:04
JUGEMテーマ:健康

朝起きて数値とか調べたら健常者のそれになっていた。
コミケと違い、殺気だっていない広い会場の中を、ゆったりとした気分で歩き回ったおかげかもしれない。
あるいは演奏という楽しいイベントを通して、気分爽快になり、それが身体の数値に反映したのかもしれない。
あと、寝坊をした、というのも理由であろう。

9時に起き、昨日用意した玄米を食べ、洗濯掃除、あといたづら描きの漫画を1ページ描いた後、ベッドにまた入り、4時間くらい熟睡する。
健康法は人それぞれだと思うが、我輩としてはやはり睡眠が一番重要らしい。
入院中、退屈ということはなかった。
回診、食事、見舞の時以外、殆ど寝ていたからだ。
最後に勤めていたゲーム会社では、月500時間以上、働かされていたからな…つまり、土日のない状況で、一年以上過ごしてたというわけ。
文字通り、寝る時間がなかった。
いや、あの五反田の会社だけではない。
20年以上、「寝る」ということが許されていなかった事実があった。
というか、「寝る」ことは、罪悪だとする空気が、あの業界の中に存在してたのは確かだ。
行方不明のモアイ佐々木にいたっては、「寝る」ことは許さないということを平気で言う糞野郎だったな。
だからあんなキモイ妖怪が出来上がったのであろう。



今の会社では、定時出社定時退勤。
僅かな残業も許さないという環境だ。
トップが率先して帰るから、社員全員も気安く、午後6時前に会社からいなくなり、ライトが全部消される。
決まった時間に起き、決まった時間に食事をし、決まった時間に出社し、仕事をして、決まった時間に帰り、食事をし風呂に入り、決まった時間に寝る。毎晩、ほぼきっちり7〜8時間寝る。

これほど優れた健康法はない。

「退屈な人生」だと陰口をたたく人間は、一度、過重労働で入院し、障害者になってみたら良い。
死ぬまで健康であることが、人生における幸福の第1条件であることを痛感できる。
ただし、健康は幸福の手段であり、目的ではないことに注意しなければ、健康維持に目を行き過ぎて早死にする場合が多いからね。

そして、できるだけ「寝る」こと。
漫画家水木しげる翁の対談集で、睡眠の重要性を強調しているし、どっかの自伝漫画で、手塚治虫、石ノ森章太郎が早死にしたのは、「睡眠力」を蔑にしたと強調している。たしか


  寝る時間分だけ、長生きできる。
  幸福も、睡眠時間分だけ自然と湧いてくる。



のような内容だったか、今の我輩、100%同意する。
長すぎる睡眠は身体に悪いというデータはあるが、そのデータは全人類に当てはまるというものではない。
偏った数値の羅列に過ぎない。
身体が睡眠を求めているのであれば、素直に寝るのが良い。
ただ、昼間において寝るというのはなかなかできないサラリーマンであれば、移動中、食事の後等に時間を拾って、わずかでも寝るのが良い。
そして早めに帰って、夕食を摂り、風呂に入ってさっさと布団の中に入り、最低7時間寝ることだ。
仕事が忙しくても、自分で調整すればいくらでも寝ることができるはずだ。
逆に睡眠時間を削ることを強制する会社はブラック会社であり、それを強制する上司もまたブラックサラリーマンだ。
前者の場合、辞表をさっさと提出しよう。
後者の場合、鉄パイプでそいつを撃ちのめすのが良い方法だ。今の我輩なら、目の前にモアイ佐々木が出てきたら、あのつき出た顎を問答無用で粉砕する自信がある。



日本人よ。
寝よう。
寝る時間を増やせ。
寝る前に、座禅を組むなりして、少し心を落ち着かせよう。
健康法は人それぞれだが、寝ることを通しての健康維持は平等だ。
寝れば幸せになれる。

寝つきの良い環境を求めることが、幸せの第1義だ。
 

コミティアにて

  • 2014.11.23 Sunday
  • 21:08
JUGEMテーマ:三味線・民謡

十数年ぶりにコミティアまで遊びに。
何でも30周年ということで、イベントお開きの際に流す「蛍の光」を、生演奏するということ話があり、我輩も…。
おお、金管楽器勢ぞろい!
なんと、アイルランドの魂、ティンホイッスルの方々も!
セネガルの楽器がいかす!
リコーダー、ギター、ウクレレ、たくさんあるなあ…
こういう色んな楽器を持ち寄っての演奏って、
 
大好きなのさ!!!

練習なぞ一切せず、ぶっつけ本番で〜♪


(撮影 わがまま夜詩どん 大感謝!)


留守keyのぶ様に、このような機会をいただき、本当にありがとうございました。
一緒に演奏されました皆様も、お疲れ様でした。
何よりも、合同演奏、セッション…やはり楽しいねえ…。

そして、コミティア…うん…いいね…この雰囲気、好きだな。
コミケのような殺伐さが全くない。
本来、同人誌即売会は、こうなんだよね…。

もう、コミケやめて、こっちメインにしてやるとかw
ああ、それと、三線に少し本腰入れて、色んな演奏会とかに参加するのも、いいかもなあ。

年老いた牧童に完敗したチェ・ゲバラ

  • 2014.11.22 Saturday
  • 21:30
JUGEMテーマ:ニュース



古い映画だ。
1967年に処刑されたチェ・ゲバラについて、2年後にその半生を描いたドキュメンタリー風の構成となっており、現在進行形に近い証言を組み合わせていることから、キューバ革命以前の前半生については描かれていないが、なかなか迫力ある内容になっている。
ベトナム戦争や学生運動等、当時の左翼セクトから等しく崇められたゲバラであるが、この映画のラストシーンで、処刑場に向かう直前、年老いた牧童との会話が、偶像は所詮偶像でしかない現実がスクリーンいっぱいに映し出される。

貧しいが自分の仕事に誇りを持つ老いた牧童に対して、

 「君のような虐げられた人を助けるために来たのだ!」

と熱弁をふるうが、その牧童は呆れ返り、こう反論し、ゲバラを絶望の淵に落とした。



 「君らの所為で、羊とかが怖がってどうしようもない、とても迷惑だ!」



チェ・ゲバラの生い立ちをみると、面白いことが分かる。

  アルゼンチンで裕福な家庭に生まれた。
  医学部を卒業し、医師免許を取得した後、グアテマラで約1年しか医者として働いていない。
  キューバ革命直後、6,000人を処刑した。
  


「御曹司の革命ごっこ」ってのは、我輩の学生時代に数人見られた。
レーニンは貴族出身、毛沢東の父親は共産党が憎むべき地主階級、カンボジアの殺人鬼ポルポトの実家も当時のカンボジア王家と深い関係を持っていた。
自らの出身母体を否定することで、あたかも弱者を擁護するために共産主義革命を謳っているが、その内実、共産主義という題目を使って自らを王となすための口実に過ぎなかった。
彼らにあるのは、自ら王になりたい、そのために伝統や権威を否定するための代わるべき金科玉条としての思想だった。
そして彼らが奪い取った国にその冠が被せられても、そこにマルクスのマの字は一切存在しなかった。
あるのは血塗られた新たな王座だけであった。

「御曹司」「おぼっちゃま」だから、まともに働いたことがなかったというのも、一つの共通点だ。
「職業:革命家」と、履歴書職務経歴書にでも書いておくか?
はっきり言って、それは「無職」、支援者からの金で食わせてもらっている「乞食」と同義だ。

そしてお決まりの、王座を確固たるものとするために、大量殺戮。



特に興味深いのは、2番目だ。
自由主義社会において、ある程度、働くことを通して社会生活を送れば、世の仕組みは自然とうまい具合に構成されていることに気付く。
いわゆる大手企業が何かのプロジェクトに着手する。
このプロジェクトは、断言するが、この大手企業一社だけで全部完成させることは不可能だ。
プロジェクトの特定箇所において、得意とする他社が存在する。
規模として、大手企業より小さい場合が多いが、中にはその倍以上の従業員と営業利益を誇る会社もあったりする。
その箇所について、発注する。
あるいは大手企業であれば、多くの関連会社子会社が存在する。
そこに発注することもある。
プロジェクトそのものではなくとも、たとえば社員の福利厚生を担当する子会社であれば、間接的にその大手会社を支えることになる。
会社の大小問わず、そこで働くサラリーマンが大勢いる。
彼ら彼女らには、人生があり、生活があり、将来がある。
ただ違うのは、お金の流れが速いか遅いかだけの話だ。
日銭勘定と違い、支払期日、手形決済など、様々な金の流れに関するルールが存在する。
平均すれば1〜3か月ずれて流れる…そういえば過去に10か月先の手形というのを見たことがあるな…現行の下請法では禁止されているけどね。
だから給与の上がり方とかも、その分だけ遅くなるってなワケだ。
ああ、そうそう、下請法というのがあるんだよ。
「大企業が優先されている!」と叫んでいる人って、この法律の存在と怖さを知らないんだな。
この法律がなかった頃は、確かに「大企業は許さない!」と感情的に叫んでもまあ許されたかもしれないが、これに違反すれば、ものすごーーーーく怖い、行政処分が下されるんだよ?なもんだから、大企業とされている側は、委託先との契約とその履行について、遵守している…あー…ゲーム業界は今、どうなんだろ?相変わらず、契約書とか…結んでないんだろうなあ…。知らないぞーw

まあ、つまり



「大企業が優遇されているアベノミクスは許されない!」



って、叫んでいる連中って、働いたこと、ないんだな。
わずか3年弱でもいいから、サラリーマンでも自営業でも、やってみたらわかる。
中小企業が倒産しまくっている…て叫ぶが、タイミング悪い時に海外に工場とか作りすぎた、適切な経営判断ができなかった経営者の能力に問題がある。てか、大企業もニキビのように簡単に倒産するのが当たり前なんだぜ?
大学出て直ぐに教員とか政治家とかになったら、そりゃ現実社会を見ることができなくなるわな。
ああ、マスゴミもそうかもしれんな。
サラリーマンであるかもしれないが、虚業だもんな。実際のものづくりの流れ、金の流れを肌で感じることもできなかったからなあ。まあマスゴミの場合はもっと深刻だけどね…学生運動が終わり、まともな就職ができなかった連中が、「前職:革命家」という履歴書で入社し、今頃は重鎮だもんな。

対案も出さず、ただなんでも反対するだけの無能な政党。
株価が倍になったという事実を無視し、肉牛への投資を勧める馬鹿な党首。
挙句に「人民戦線」って…スペインの人民戦線内閣は、フランコ将軍に負けたのではなく、内ゲバとソ連の裏切で崩壊したという史実を知らんのだな。



 「君らの所為で、羊とかが怖がってどうしようもない、とても迷惑だ!」



企業を大小だけでレッテル貼りするのを、やめたほうがいいぜ?
自ら、経済音痴だってことを白状しているようなものだからね。

それとも、まだマル経が有効だと思っているのか?
あれは20世紀の化石だ。
むしろ、何でさくら水産で、500円ランチが食べられるのかを調べたほうが、よほど政治家として優れているってなもんだ。w
 

タイで、龍驤主演のTVCMを発見しました。

  • 2014.11.22 Saturday
  • 00:24
JUGEMテーマ:THE IDOLM@STER

 







このCMを制作した人は、絶対、龍驤か千早ファンだと思うんだ。
にしても、見事な まな板 だ。

うーん…誰の話だったっけ…

  • 2014.11.21 Friday
  • 20:52
JUGEMテーマ:ビジネス

昔、どっかのテレビのドキュメンタリーでやってた。
ある有名企業の創業者が、大東亜戦争の真っただ中、軍需工場へ学徒動員してた頃の話。



配属してた部署は、戦闘機(爆撃機?)のエンジンを組み立てるライン。
そこのライン長がちょっと変わり者だった。
組み立てる際に使用する機械を、”女の子”のように扱ってたという。

ラインを動かす際に、機械に向かって

 「○○ちゃん、今日も調子良いねー、すごくかわいいよー」

機械が何等かの原因で動かなくなると

 「あれあれー?○○ちゃん、どうしたの?ご機嫌斜めなのかな?大丈夫、直ぐに治してあげるからねー」

一日の作業が終わると

 「ご苦労さん、○○ちゃん、本当によく頑張ったねー、ご褒美に美味しいもの(機械油)をごちそうするねー」



万事こんな調子だったそうだが、そのラインの生産効率はダントツで、故障率が極めて低く、軍からの信用も篤かった。
そのライン長は、部下に対して

 「いいか、機械であっても、俺たちと同じように働いているんだ」
 「気持ちよく働けるように、気を使わないと、良い技術者にはなれない」

と諭し続けたという。



誰の話だったのか、思い出せない。
富士重工で、スバル360を開発した故百瀬晋六翁だったか、ソニーの故盛田昭夫翁だったか、あるいは別の人物だったのか。
妙に心の中に留まっている。
名前が出てこないのが、もどかしい。



スカイプで、あるマレーシア人と仕事そっちのけで

 「日本人は『ヘンタイ』という言葉に、不思議なプライドを抱いてるように見えるが、何でだ?」

と質問された。
仕事なぞ放り出し、延々とこのことについて、一所懸命説明しているのだが、なかなか理解されない。

いや、正確に言えば、我輩も何故、『ヘンタイ』ということが、日本において、必ずしもネガティブではないのか、完全に理解できていないのだ。
しかも説明すればするほど、おかしな自己嫌悪に陥ってしまうという、謎の展開を繰り返している。
『ヘンタイ』という言葉に、完全な定義づけが成されていないことに気付いたことへの、不快感なのか。



生物学的な「変態」。
異常性欲、性的マイノリティー、その派生からの悪口としての「ヘンタイ」。
そして、ポジティブな意味での「ヘンタイ」。

3番目については、2番目と若干重なるところがあるが…うーん…前述のライン長は、どこらへんに当てはまるのだろうか。
日本の技術、ものづくりの精神は、「ヘンタイ」から来ている。
「ヘンタイ」を否定したら、もう日本ではない。



新渡戸稲造は、キリスト教と同格の日本人古来の精神を整理すべく、「武士道」という名著を記したが、それと比べると、なんかちょっと…w

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