正しい個人的な税金の使い方

  • 2013.08.31 Saturday
  • 19:44
JUGEMテーマ:学問・学校

エクセルのVBAについて、以前から体系的に学びたいと思っていた。
仕事で必要に迫られた時、ネットや本で調べながらマクロを組み立ててきたが、文字通りの”泥縄”では、色々と限界が見えてきた。
とはいえ、民間の学校の短期講座とか覗くと、費用がシャレにならない。
入学金で数万円…キャンペーンでそれが免除されるというケースもあるが、二日間受講するだけで、5万円以上の出費を強いられるのは、何とも納得できんもの。

てなわけで、ハローワークのホームページを調べる。
失業中、立川のハロワで、職業訓練学校を紹介していただき、そこから我輩の人生が大きく開けたのであるが、その際に知ったのは、国や自治体が運営している職業訓練は、失業者専用のものではない…ということだ。
現在、職に就いている人が、キャリアアップのために、特定分野についての講座を開いてる。
工場における実技、経理財務、フォトショップやDTPのスキル、オフィス実務、またプログラミングについても、さまざまな講座が開催されている。
その金額は極めて安い。
税金がうまく活用されている。
障碍者であれば、テキスト代込みで無料だ。

利用しない手はない。
長年支払っているワケだが、不正にそれを還元しようとはしない。
きちんと嘘偽りのない申請書にて手続きを済ませ、抽選で受講の認可がおりた。




















しばし、我が母校に。w
人間、いくつになっても、勉強するのは良いことだ。

それにしても…VBAを大げさに「難しいよ!」と言ってたあの馬鹿…今度あったら、捻りつぶしてやる。

駅員、車掌、バスやタクシーの運転手に

  • 2013.08.30 Friday
  • 23:38
JUGEMテーマ:ニュース


かなり昔のこと…もう20年以上前の事だったかな…
仕事が終わり、自宅に帰ろうと駅まで行ったら、信号機トラブルか何かで中央線が全線ストップ。
そのトラブルが発生してから確か3時間くらい経過してたのにも関わらず、回復せず、払い戻しの列がズラーっと…。

我輩もその時、どうしようかな…歩いて帰るにしても遠いし、動くまで待つのもどうかと思うし、それよりも遅い夕食でも摂ろうかな…と考えている時に、改札口で騒ぎが。

視線を移すと、60歳近い男が、4、5人の駅員に取り押さえられていた。

なんか、電車が動かないとか何とかで、気のよさそうな駅員に殴り掛かり、
改札の受付窓口から引きずり出そうとしたところを、逆に取り押さえられたようだったな。



一時期、駅員やタクシーの運転手への暴行とかが社会問題になっていた。
今はそういうキャンペーン(?)はやっていないが、やはりあいかわらず、”弱い者いじめ”が続いているんだろうなあ…。
まあ、我輩もよく、頭のおかしな輩に絡まれたりはしたが…。






だからこのニュースを見て、思ったんだ。

駅員、車掌、バスやタクシーの運転手などは、自己防衛のための何らかの実践的な護身術を教えるべきだ、と。

また、暴力を受けたら、刑事訴訟法213条に則り、即座に現行犯として逮捕すること。
私人逮捕であることから、駅員同士や周囲の目撃者による証人立証、監視カメラの増設なども必要だ。



一番重要なのは、

「こいつを殴っても、殴り返さないんだぜ」

と思わせないことだ。
一番の自己防衛は、殴られたら、お返しに半殺しの目に遭わせるという実績と態度だ。

一年目に際して

  • 2013.08.29 Thursday
  • 22:15
JUGEMテーマ:日記・一般 


なんだかんだで、堅気になって早や1年になろうとしている。
法務の仕事に慣れてきたし、性に合っている。
他の仕事も少しずつ離れつつあるが、一方で新しい仕事、移転先での職務等が内示され、
なんというか…静かな余生を暮せる星の下には生まれていなかったんだなあ…としみじみ。
まあ、仕事があるほうが、いろいろと気が楽なのは確かだけどね…。
仕事がなくて、ない者同士で傷の舐めあいをし、見知らぬネット上の他者に嫉妬をする人間には、我輩はなりたくないし、それは人間として終わっているから。



それはさておき…
移転までにまだ時間がある。
今の会社は東京駅近く。
少し歩いたところに、丸善なる有名な書店がある。
明治時代から続く本屋で、西洋文化を書籍や文具などを通して紹介してきた偉大な存在。
とりわけ文具についての品ぞろえと品質は、ズブの素人の我輩でも、一目見てすごいと思ってしまう。

せっかく近くにあるんだ。

一年目の記念に何か買おう。



腕時計を買うという選択肢もあったが、我輩自身、日記に昔書いたと思うが、ロレックス等の高級腕時計をはめながら洋服の青山の量産紳士服を着るという恥ずかしい光景をたくさん見てきただめに、そういうものにお金を出すということは、反面教師としてしたくない。



ここは一つ…万年筆か…ボールペンか…。



ボールペン?
沖縄にて入手したガジュマルのボールペンがあるが…いや、これは呪われた亡きロッソインデックスの悪霊が憑いているので、手放したほうがよさそうだ(マテ w
重みのあるペン軸が我輩にはぴったりだった。
軽いペンより、紙に乗せるとスラスラっと滑るように書くことができる…重い靴のほうが、振り子の原理で実は歩きやすい、それと同じ理屈だとしたら、納得していただけれる人は皆無かもしれんな。w



で、もう一つの選択肢が、万年筆。



なんか憧れるんだよね、万年筆。



人生において、何かのきっかけで他人の万年筆を使ったことがあるが、その書き心地がなんとも気持ち良かったのだ。
クッと力を入れれば、インクが太く紙に映える。
さっとペンを引けば、消え入る吐息のように儚く紙から消え失せる。
パソコンで文章を打ってから久しいが、時折、手書きこそ、そして万年筆こそ、文章をくみ上げるための基本となる道具ではないのか…そう思うことがある。
手入れば非常に面倒くさいとは言われているが、いわゆるカートリッジ方式であれば、何とかなるかもしれん。
胸ポケットに入れると、インクが漏れるという危険性もある。
仕方がない、システム手帳に挿し込むか、鞄の中に入れておくか考えるとしよう。



買うのは正に1周年の9月3日にする。
今日はどんなのがあるか…



うわあ…高いので200万円するのがあるんだあ…



店員さん、いや、出さないでください。
触ったら我輩、壊してしまうかも…いや、壊す!そのような値段であれば、我輩の貧乏性オーラーによって、ピシっとヒビが入ってしまい、いやもしかして逆に我輩がお金持ちオーラーによって、ピシっとヒビが入ってしまうかもしれん…

どのみちその予算は、問題外ですので。



モンブランのは、さすがに高いな…でもこの重みはさすがだよなあ…ボールペンのものでも、この重厚感はさすがだ。
クロスの万年筆…なんか、うーん?
パーカー、ペリカンはさすがだな…。
お、日本製の良さげなのがあるな。
というか、値段的にも悪くはない、大体2〜3万円、うん、予算の範囲だ。
パイロット、プラチナ、セーラー…か。
そういえば、パイロットの本社、歩いて行ける所なんだよな。
お、そうなると、やはりここはパイロットのを…記念だ記念だ。




うん?


















こ…




こ…



こ     れ      は             !!!!!!









早く来週火曜日になれー…

ちょっと今日は日記お休み

  • 2013.08.28 Wednesday
  • 21:28
JUGEMテーマ:日記・一般 

体調が悪いというのではなく、
色々と野暮用があって、それを夜まで片づけなければならないんよ。

それはそうと…メガネのレンズに細かい傷がたくさんついている…。
目が疲れやすくなったのは、この所為なのかな?
レンズだけ取り換えるか…とはいえ、これ、愛眼で買ったからなあ…。
安いレンズを付け替えるというのは、あまりよろしくないような気がする。

徒然と…

  • 2013.08.27 Tuesday
  • 21:48

JUGEMテーマ:日記・一般 

JUGEMテーマ:グルメ
JUGEMテーマ:ゲーム
会社の本社機能が、都外へ移転することとなった。
通いにくくなるのかなあ…と思ったが、路線を検索する限り、それほど酷い遠回りにはならずにすんだ。
とはいえ、やはり今のロケーション、周囲には美味しい店がたくさんあってね…涼しくなったから、少し遠出したところに、シンガポール料理…というか、東南アジア一帯の料理を出す店を偶然見つけてねえ…
ミーゴレン、うめええええええええええええええ!!!!
あー、やだよー、移転なんかやだよー。
当面、この店に毎日通ってやるんだよー。w
土日に開いていればいいんだけど、サラリーマン街だからなあ…戻って検索したら、伝説の東南アジア料理屋だと知ったのだが、ああ、お願い!前回のフーターズ脂飲み放題を一切合切白紙に戻して、この風味豊かなミーゴレンとかに入れ替えてちょーだいなw
次回はパクテーを頼むかな。
えー、海を渡る風が夢の匂い運び、耳を澄ませば遠い国の調べが胸の琴糸をジャンジャカ鳴らしている(はげむらしんじ)病気が再発し、こないだ鹿児島行ったばかりだというのに、また旅行へ行こうと準備する我輩。
いあ、パクテーで思い出しただけなんだけどね。
それに以前から計画してたから。
台湾?
いあ、マレーシア。
なぜマレーシアか!
色々と家族の事情とかもあるんだが、考えてみたら一度も行ったことないない。
であれば、行くしかない。
ただそれだけだ。
バカだろ、我輩。
で、今回の目標を一つだけセッティングする。
マラッカで、「大航海時代オンライン」をプレイする。
とりあえず、同ゲーム内のマラッカで、チャットする。
輪をかけてバカだろ、我輩。
今に始まったことじゃないんだけどな。w
で、だ。
アメリカや台湾であれば、インターネット接続の環境など目をつぶってても分かるし、必要なことを準備できるのだが、マレーシアに関しては初めてだ。痛いのいやなのやさしくしてなの(さくら剛の旅行記に毒されているな)。
クアラルンプールなら情報は比較的集まりやすいのだが、マラッカ…想像できない。
無論、ホテルにはWIFIくらいはあるだろうが、ロビーに出てこないと使えないよという状況にはしたくない。ロビーでネカマをやってたら、なかなか厳格なイスラーム国であるマレーシア
何があるやもしん。
サウジアラビア王国で恐れられている宗教警察から親切にされた我輩でも、国が違えば基準も違う。
ネカマをすれば、シャリーアに照らし合わせて(以下非常に危ないネタを延々と続くので自粛)…
てなると、自分で用意するしかない。
今持っているEVAスマホをSIMフリーにするという手も考えたが、帰国後、いちいち再設定するのがめんどくさい。
一応、楽天のSIMカードがある。
ソニーの変形タブレットに使用しているが、国内にいる時はこれを流用しよう。
この変形タブレット、台湾で設定に苦労した経験がある。
何せ作りが正常じゃないから、店員が四苦八苦してたからなあ…文字表記が日本語であっても
世界共通の”形”であれば、設定もやさしくなるとは思うんだよ。
ソニエリかHTC…モトローラでもAndroidで、テザリングできるものを、海外旅行専用に買おう。ノキアとかブラックベリーも考えたが、モバマス、プレイしたいからね。w
ああ、秋になってきたな。
ああ、旅行の季節だな。
やはり旅行は、良いものだ…。
まさか仕事がこんな形で、重くなるとはな…
ゆっくり余生を過ごすつもりだったのに…
仕事が増える星の下に生まれたんだな…

守るべきは会社の席ではなく、職能ではないのか

  • 2013.08.26 Monday
  • 22:24
JUGEMテーマ:ビジネス 
JUGEMテーマ:ニュース




果たして、和解が正しい選択肢であったのかは、当事者ではない我輩としては何とも申し上げることができない。
心斎橋でのこの事件、第一審で原告側が今年四月に勝訴…その後、あちらこちらでブラック企業の帝王はワタミにこそ”奪われた”が、代表格の一つとして悪名を轟かせていることもあって、被告は和解で決着を図りたかったのかもしれない。いや、当事者ではないから、あくまでも予想である。いずれにしても、痛ましい事件だ。

”妻側の代理人は「男性は、子どもの時から好きだった東急ハンズに就職できて喜んでいた。」”

好きなものから殺されるほど、痛ましいものはない。
望んで死ぬことと違い、これは”裏切り”だからだ。
好き故に、懸命に働いても、報われず、無能という烙印を押してパワハラを続けるブラック企業。
好き故に、休日返上で働いても、報われることなく過労死を社員に強いるブラック企業。

特定の職、職業における特定の能力…それを身に着けたのは”好き”という感情からだ。
その純粋な感情を手玉に取り、労働に見合わない安い賃金でこきつかい、その能力だけを奪おうとするのが、ブラック企業の特徴である。
その際、ちらつかせるのが、正社員という餌だ。
我輩は決して、正社員という制度を否定しているわけではない。
ただ、正社員という席に座らせる代わりとして、社員の全人格を、社員のスキルを、社員の命を奪う権利は、如何なる企業は持っていない。
「辞めればいいのに」と言うが、どうにもこの正社員という呪文は、恐ろしい呪縛の効果を持ち合わせているようだ。多くの企業を受けて、多くの「お祈りメール」が届いた後、やっと掴んだこの会社における席を、当事者になって、そうそう容易く放棄できるものではない。

だが、TPPが来たら、果たしてこの呪文も、そのまま効果を保たせることができるかどうか。
いや、それよりも、解雇できるハードルを低くなる状況になったら、どうすればよいのか。



どうも日本の労働組合というのは、既得利権の塊としか見えない。
雇用や賃金の引き上げを要求しながら、裏では雇用者側となぁなぁしている。
一方で鋭く対立しているところもあるが、結局それらは企業を潰すという本末転倒な過激派、ゲバ棒を持ってた全共闘の消し炭だったりして、近寄ってはダメな連中だ。

これらに共通しているのは、一つの企業、一つの業界におけるポストにしがみついているという点だ。
単にその企業の社員である、単にその業界で働いている社員であるということで固まっているだけで、強く意見を通せば会社そのものが倒産するかもしれないから、手綱を”委員長”が絞るという図式だ。その”委員長”もあとで、経営陣に加わるというものだから、ちゃんちゃらおかしいんだがな。

ブラック企業に限らず、多くの企業でハラスメントが行われ、いきなりの解雇通知などが行われている。日本IBMなどが最近の事例だ。
そんな中で、ユニオンが活躍してる。
我輩は否定も肯定もしていない、ただ、労働関連法に即した一つの手段であるということで評価している。
だが思うに、社員を人間扱いしないそのような会社に対して、損害賠償を請求するならわかるが、復職を求めるほどの価値があるのかどうか。



企業が労働者を人間扱いしないのであれば、働く側も、企業に対して同様の態度をとるのが良いのではないか。



ここで思うのが、”職能”別の組合だ。
日本では、特定の技能を有した職業による組合があるが、それを拡張するというものだ。

一つの企業における労働者ではなく、たとえば営業の経験溢れる技能者。
総務一筋二〇年というのも、優れた技能者だ。
経理も簿記1級持ったとしても、経験年数がモノを言うのが実社会だ。
工場の熟練工、トラックの運転手、ビルメンテナンス、ガードマン、飲食店のウェイターウェイトレス、ショップ店員も年数を重ねれば立派な技能だ。

企業が一つでもおかしな行動をとれば、その職能にある人全員が抗議をする…それは、その企業から、技能者を一斉に引き上げさせるという抗議だ。
代わりの技能者を入れようにも、横のつながりで、代わりが入れないようにする。
組合費は、幹部の接待費に使われるものではない…仕事をしない代償として賃金が支払われないことへの補填だ。

我輩が常に思っていることは、ブラック企業を潰す最良の方法として、買わないということと同様に、働かせないということだ。
人材の兵糧攻めというものだ。
そして、それが企業を境を越えて、一斉に止めるということになれば、これもまた強力な抗議活動となる。

外国人を雇うことになる?
結構だねえ…それで長続きしたケースは、少なくともこの日本では見かけたことがないのだが。
移民を積極的に受け入れろと言っているが、庶民の間にグローバリズムという呪文は、一切効かないことくらい、体感できないようであれば、経営者として失格だよ。



TPPが避けられない状況になっているのであれば、それに抵抗するだけでは意味がない。
予測される変化に対して、どうこちらも変化すべきか、今のうちに考え行動する必要がある。
でなければ、ワタミや東急ハンズのような事例が、量産され続けるだけだぜ?

旅行疲れが今になって…

  • 2013.08.25 Sunday
  • 21:07
JUGEMテーマ:旅行 


呉、鹿児島での巡礼旅行の疲れが、今になってどっと出た。
午前中に掃除などをした後で、睡魔に襲われ、ベッドで5時間…。
体調不良とかではない。
心臓とかの調子がおかしいのであれば、起きた後でも気分がすぐれない。
久々に爽快な目覚めを覚えたが、せっかくの日曜日をこのようにして潰してしまうというのも、なんとももったいない。

そろそろ、法務の勉強を本格化させなければいけないというのになあ…。



唐突であるが、我輩は「艦隊これくしょん」はプレイしていない。
話を聞くと、我輩には合っていないことがわかる。
でもまあ、人気があるようなので、それに関連した画像でも。
なんか、駆逐艦島風が人気だそうで。






















一瞬でも良いから、思い出しておくれ、彼らのことを…。

オーストリアというより

  • 2013.08.24 Saturday
  • 23:15
JUGEMテーマ:ニュース




一塵の反論もない正論に満たされた社説だ。
かの国が喚いている通りの”残虐な植民地政策”があったんだよね?


いやあ、つくづく日本は”恐ろしい”ことをしたものだ。w



さて、黒田氏のこの記事の中で、一点だけ正しいと言えるか…いや、全体から見れば、歴史的に正しいかもしれないが、ただ、オーストリアだったのかとなると、何か足りないような気がする。

ドイツとオーストリアは一つの国家であるべきだとする考えは存在していたが、結果的にこれが実現されたのは、ナチスドイツの政治外交のよるものだった。

簡単に復習しよう。

1273年、スイス北東部のハプスブルクを統治していたルドルフ伯爵が、運命のいたずらによって(これを説明すると延々と長くなるので省略する。結構面白いいきさつがあったんよw)神聖ローマ帝国の皇帝ルドルフ一世となると、反乱を起こしたボヘミアを攻め、オーストリア公国を占領、ここを拠点に勢力を伸ばしていった。
特にハプスブルク家が領土を広めた方法が、政略結婚。
ネーデルランド(オランダ)、スペイン、ナポリ、シチリア、ベルギー、ルクセンブルグ等へと広がり、1556年に神聖ローマ皇帝の座に就いたフェルディナンド一世は、オーストリアを中心に東欧における地盤を固めた。
ナポレオン一世において神聖ローマ帝国は崩壊した後、ドイツ連邦が再編され、そこの名手となったが、国力の衰えは顕著だった。

この時期に生まれたのが、プロシア王国(後の統一ドイツ帝国の中心となる国)とオーストリア帝国が統一する”大ドイツ主義”か、プロシアを中心にドイツ系が統一した国家を作る”小ドイツ主義”についての討議だった。
同じドイツ系だから、前者が理想…とは言えない現実があった。
歴史の流れで、結果、後者となったのは頷けるところがある。
それは何故か?

統一イタリア王国の前身であるサルディーニヤ王国との戦争に敗れ、要衝の地であるロンバルディアを手放した。
ドイツ連邦におけるイニシアチブをとろうと離脱したプロシア王国への征伐を目的とした普墺戦争で返り討ちに遭い、連邦から追放される。
国際的地位を失ったオーストリア帝国は、この状況において内政で極めて不安定な状況に追い込まれた…この国は、ドイツ系単独の国ではなく、実は多民族国家だった。
無論、大多数(とは言っても、全体の1/4しかいない)はドイツ系オーストリア人であり、政治経済の中枢を占めていた。
それに続いて、ハンガリー系(こちらも1/4存在していた)、セルビア系、クロアチア系、スロベニア系、チェコ系、ボスニアヘルツェゴビナのイスラム教徒などが、それぞれの政治的意思をもって、帝国に対して複雑な感情を抱いていた。

そう、”大ドイツ主義”では、オーストリア帝国内の少数民族という問題が存在していた。
これらを抱きかかえての一つのドイツ国家を作るのは、現実的ではない…普墺戦争に勝利したプロシアが、オーストリア帝国を追放した理由は、ここにあった、
当時の欧州において、”小ドイツ主義”は極めて現実的な決定であった。

ドイツ連邦から追放されたオーストリア帝国は国内政治の安定化のため妥協策として、支配者階級であるドイツ系は、勢力的にほぼ拮抗するハンガリー系を抱き込み、世界史に名高い”オーストリア・ハンガリー二重帝国”を再編建国した。

帝国君主は、オーストリアの皇帝であり、なおかつハンガリー王として君臨。
オーストリアとハンガリーは皇帝の名のもと、共同で財政、外交、軍事を決め、残りの政策に関しては、別々の政府が行うというものだった。

判りにくい?
今でも、この制度を行っている国があるよ?
大英帝国。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドがそれぞれ独自の政府(議会)を持つが、財政外交軍事は女王を頂点に大英帝国議会で決められる。
もっとも、スコットランドでは財政に関して独立した力を得ている。

今でもハンガリー人は、この帝国の臣民だったことを懐かしむ声があると聞く。
だが、実際のところ、ドイツ系と他民族との融和が成功した形跡はみられなかった。
第1次世界大戦の終盤、ハンガリーが独立を宣言、最後の皇帝カール一世が亡命し、帝国は崩壊した。

戦後、共和国となったオーストリアでは政治的混乱が続く。そこに世界大恐慌が始まり、国内の中において強権的な政治での安定化を望む声が高まった。
保守派が政権を握っていたが、隣で誕生したナチスドイツとの合邦を望む勢力と、カトリック教会を背景に、ムッソリーニが率いたファシスト・イタリアを担保にオーストリア独立維持を望む勢力が睨み合っていた。
ムッソリーニは当時、ヒットラーを信用していなかったし、またオーストリアがドイツに併合されることで国境が接してしまうことへの危惧を抱いていた。

だが事は急変…1938年にナチスドイツへ併合された。
客観的にみると、これを”大ドイツ主義”ではない。
何故ならこの時期のオーストリアには、二重帝国時代のハンガリー系、スロベニア系等の諸民族はおらず(独立してた)、正確に言えば”小ドイツ主義”の合邦である。
いずれにしても、第二次世界大戦の土俵が固められていったのは確かだ。



さて、黒田氏の論評において、朝鮮はオーストリアのケースと同じだと言う。
確かに、第三帝国の一州であり、ドイツ国民として武器を取っていた。
この歴史的事実において、朝鮮は同じだ。

ただ、帝国から1938年までのオーストリア共和国では、カトリックが国教として定められ、ナチスには従いながらも距離を置いていた。
併合の立役者でオーストリアナチス党のザイス・インクヴァルトはユダヤ人を数百万人強制収容所に入れた”悪人”であったが、占領地における行政は弁護士であり、熱心なカトリック信徒であったことから公明正大なものであった。
ナチスの狂気を前に、一線を引いた感のある…それがオーストリアであり、朝鮮にはそれが見られない。



”高麗棒子”という言葉をご存じなければ、一度検索されることをお勧めする。
統治者が望まないことを、統治者の名の下で行っていた史実を前に、黒田氏の論評は、より先鋭となる。

我輩としては、併合のプロセスについては、オーストリアと同じであると思えるが、その後の展開は、クロアチアのウスタシャと全く同じように見える。

第2次世界大戦後、ウスタシャは地下へもぐり、1991年にはじまったユーゴスラビア紛争を陰で引き起こした。反省も謝罪もなく、だ。

蛇足だが、面白いな…オーストリアではカトリックが狂気を制御する役割を持っていたが、クロアチアではカトリックは狂気を助長させていたとは。



「ところで韓国ではしきりに 日本に対し『ドイツに学べ』というが、では歴史的に韓国は ナチス・ドイツ時代のどこに相当するのか。 フランス? ポーランド? チェコ? それともユダヤ人…」と 反問したところ、相手は絶句していた。



「ドイツに学べ」というのであれば、戦後、EUの要としてユーゴスラビア紛争に介入したと同じように、爆撃するのがお望みのようだね?



もはや特定アジアの嘘は通用しない。

犯罪だけど

  • 2013.08.23 Friday
  • 23:25
JUGEMテーマ:グルメ 


この一週間、契約書のチェックで脳みそが茹でまくり状態…
メンヘラーと社会からドロップアウトして反日でさらに人生において負け組一直線の連中の脳みそとの共通点について、経験から日記で書いてみたかったけど、それはまた後日。
犯罪スレスレのラインを踏んだり踏まなかったりとするその臆病な性質は、きわめて似通っているんだよなあ…ケンカもヘタクソだし。

まあ、そんなので今日は日記はお休み。
あ、高めの靴を注文したそのストレスもあるのかもしれんな。

そうそう、こんな映像でも。




前にも日記に書いたっけ?
アメリカ、アパラチア山脈で作られている密造酒「ムーンシャイン」。
伝説の密造酒製造者、マーヴィン・”ポップコーン”・サットン翁が死んでもう4年。
無論、密造酒なので、犯罪。
生前、何度も逮捕されている。
でも、「自分にはこの仕事しかないんだ」という使命感から、死ぬまで作り続けたという。

犯罪である。
その点について、我輩は許すことはできない。
だが、その生き方、嫌いになれない。
税金を払って一般に流通されている「ムーンシャイン」を飲んだことがあるが、翁の「ムーンシャイン」はどんな味なんだろうか。



「俺様は才能があるんだ」
「普通の社会で生きるなんてゴメンだ」
「俺様は自由な人間なんだ」
「天才の俺様を認めない日本なんか潰してしまえ」


とか叫んで、自分探しに右往左往した挙句に、まともな生活の糧を得ることができず、同じような馬鹿と傷を舐めあって年齢だけ食っていく、日本におけるドロップアウトした連中は、翁のような根性がないから、嫉妬まみれの人生を送っているんだろうなあ。

ち…注文するぞ…

  • 2013.08.22 Thursday
  • 22:44
JUGEMテーマ:ファッション 


今日、やはり作りたい…作ってカッツカッツと歩きたい…という気持ちが強くなって、
60万円前後でのオーダーメイドの靴屋に飛び込んで…



…みるほど大金持ちではないし、根性もないし、ああ、でも今、長崎屋閉店の時につい買ってしまった5千円の安物の靴、3か月に底がベコベコというのも、”みっともみじめ”というものであってだねー…。

考えたら、靴についてあまり考えてこなかったんだよな。
安物を履きつぶせばいいやー…と思ってたが、安物だと耐久性がないし、雨の日は悲惨。
現在の会社に入ることが決まった時、エイヤ!っという感じで、スコッチグレインの3万円の靴を買ったのだが、出費こそ痛いものの、頑丈さと履き心地はさすがとしか言いようがない。
履き始めた頃は皮が硬くて、足の甲を痛めたが、今ではすっかり馴染んで、たいていこれを履くようにしている。
ただ、連日履くとなると痛みが進むというので、その他の日はいつもの安物を…
でも、何とも頼りない。

安い靴は軽い。
でも、この軽さがネックだったことに気付いた。
グッドイヤー製法のものだと、重さがあり、最初は心臓に負担がかかるのでは…と思ったが、ある程度の重さだと歩くのに疲れないことに気付いた。
ちょうど振り子のように、足が交互に前へ振られることで、爽快に歩くことができる。
軽い靴だと、その振り子の作用がなく、かえって疲れる。
また皮が薄いことから、何でもないところでくじきそうになる。
そういえば、欧州ではオーダーメイドにおいて、ハーフブーツの靴が好まれていると聞いた。

であれば、だ。
やはり作るしかない。
でもな…オーダーメイドではなあ…



というわけで、イージメイドで最初、挑戦することにする。
会社近くの店を検索すると…



おおお…東京駅近辺から銀座にかけて、色々とあるんだなあ…
えっと、それぞれのお値段は…



基本で、5〜6万円…。
色々とおまけをつけたり、特製のものを注文すると、プラス数万円…。



最初はオーソドックスなもので。
とにかく履き心地優先。
黒ので。
出来上がりは数か月先。



うむ、即金で…



ううううう…パソコンとかだったら、ほいほいお金を出すのに、
まさか自分のオシャレのためにお金を出すなんて、我輩も変わったなあ…。

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2013 >>

Feel Free To Follow

flag counter

free counters

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM