サマーバケーション 最終日 Old soldiers never die; they just fade away.

  • 2012.08.31 Friday
  • 22:12
JUGEMテーマ:日記・一般 

労働法上、今日で我輩の長い夏休みが終わる。
明日明後日、土日なので、まだ体調管理をする余裕があるが、9月1日をもって、新しい会社の社員となる。

そして、我輩の20年間のゲーム業界におけるキャリアも、これで永久に終わる。



昔、制作したオーケストラ指揮者ゲーム。
これをあるゲームショップの店頭で、大声を張り上げて、3時間で在庫の60本を売りさばき、追加発注を受けたことがあった。
久々にその店に先日行ったが、店員も店長も知っている人は誰もいない。
もっとも、定着率なぞ存在しない業種ではあるが。

その店頭で、あるゲームメーカーの営業らしき人が、自社のゲームを売ろうと懸命に声を張り上げていたが、同じ言葉をただ棒読みで繰り返しているだけの光景に、駆け寄って、

「君!そうじゃない!いくつかの甚句を用意し、目の前を通るお客様に合わせて、呼びかけを変えるんだよ!」
「あと、売り文句を言う場合、身体も合わせて動かさないとダメ!」
「このゲームを買うと、こんなに楽しいんですよ!…という具体的なイメージを、行きかうお客様に対して言わないと、売れないよ!」

と教え、代りにマイクを持って助けたくなった。
いやいや、悪い癖が出なくて、良かったよw
まあ、それくらい、制作だけでなく、あらゆる仕事が好きだった。



特別に何かをするわけではない。
本来なら、広島県と鹿児島県まで行き、

「この人たちをテーマとしたゲームを創ることができれば、いつ死んでも良い」

と強く思ってた企画があった。その人たちの慰霊碑に献花して、制作できなかったことへのお詫びをしたかった。
それをすれば、キャリアを静かに終わらせることができたものを…。
なんか中途半端な感じがする。
そのこと、それだけが気になる。
来年の夏、行けるかな?いやでも、今度の会社、お盆に合わせての休みしか取れないんだよな…。



それにしても、マッカーサの言った通りになったな。
3月9日に死ぬことなく、消え去るのみ、と。

でも、不思議と心地よい。
かつて通っていた職業訓練学校で学んだ法律が、まさか新しいキャリアに活かされようとはなあ…。
もう少し、法律を勉強しようっと。簿記論より、我輩にとってはずっと楽しいし。w

トローニーの終着駅としての日本

  • 2012.08.30 Thursday
  • 21:32
JUGEMテーマ:漫画/アニメ 

今日、念願のマウリッツハイス美術館展(於、東京都美術館)まで出かけることができた。
週末は大混雑が予想される。
今週で一か月のサマーバケーションが終わる。
となると、今日か明日しかないが、明日は色々と市役所など出かける場所が多く、落ち着いてフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞できるのは今日だけとなる。
幸い、昨晩から狭心症の発作が起こっていない。
少し寝坊をして、上野まで出かけたのだが…いやいや、暑い暑い。
もっとも、上野公園の中の木陰の中に入ると、心地よい涼しさを感じることができる。
ああ、もうそろそろ、秋なんだな…昨日も帰る時、空を見上げたら、秋の雲になってたっけ。
去りゆく夏に寂しさを感じる人が大勢いるようだが、我輩はこの夏と秋の短い時期が一番、ワクワクする。日に日に、秋らしい空気が街中を漂うだけで、心躍る。我輩は来るであろう季節が好きなのだ。まあ、夏に一度も恋の予感を持ったことがない異常性格故かもしれぬが。

美術館に入ると…うお、結構な行列。
入るのに30分待ちとな。
しかも…うわ…入館料1,600円って、映画館並だな…。
あ…待てよ?…障害者手帳で入館は無料になるのかな…
あ、なるんだ、無料で。よかよか…で、この行列に並…ばない?
へ?あ、係員さん、あ、こっちに来い…ですか。



…行列に並ぶことなく、手帳を見せたら、いきなり入れられた。



コミケにたとえると、壁サークルで3時間待っている人たちを横目に、
手帳を見せることで、本職をさぼって作られた同人誌を、無料でもらった…という光景が。

なんか…あれだね。
秋葉原に飽きたというか、縁がなくなった我輩として、この手帳で日本全国の美術館や博物館などを巡るという、新しい週末の過ごし方ができそうだな。
あ、いいかもしれんな。
いや、おもしろそうだ。
うん、そういう趣味にシフトしてみよう。



マウリッツハイス美術館で展示されている大航海時代で華やかだったオランダの絵画の一部が並べられており、どれも魅力的であったが、やはり「真珠の耳飾りの少女」は別格だった。
 ⇒遠くからでも早く見たい人の列
 ⇒並んでも近くで看たい人の列
という感じに美術館側がセッティングしてた。
「待ち時間30分です」という立て看板があり、ちかくの有閑マダム達が

 「あらやだ、また並ぶの?」
 「たまりませんわ、入口で30分、ここでも30分」
 「まったく、ここは涼しいけど、入口が暑くてたまりませんでしたわ」
 「でもおかげで痩せそうですわ、おほほほほ」

…うん、我輩が太ったままでいる理由は、その入り口30分をスルーしたからであって(チガ

にしても、30分?
いやいや、この人の流れと、列の長さからして、10分も待つことはあるまいよ。
ここでコミケにおける要らぬ経験が活かされようとはなw



「彼女」の前にいる。
進みながら観なければならないので、じっくり近くにいられるのは30秒くらいだ。
列に並んでいる時、遠くからでも観ることができた。
素直に「かわいい」と感じた。

だが、正面に移動し、絵をじっくり見つめた瞬間、自分でも信じられないことが起こった。

絵の1メートル近くに立つと、「かわいい」という感じが一瞬なくなった。

フェルメールの天才的な光彩のタッチから、「彼女」は突然、一人の実在の少女として立体化し、我輩の前で振り返り、微笑みながら何かをつぶやくかのように立ったのだ。




「真珠の耳飾りの少女」には実在のモデルは存在しないと言われている。
画家のイマジネーションで描かれる、この種の絵画を「トローニー」と呼ぶそうだ。
レオナルドダビンチの「モナリザ」についても、最近、モデルではないかと呼ばれる夫人の遺骸が発掘されたそうだが、ダビンチの絵も「トローニー」だという説が最も有力だ。

それだけではない。
ルネッサンス時代に、古代ギリシア・ローマの芸術に目が向けられ、多くの彫刻が創られた。
だが、古のギリシアやローマ帝国に憧れつつも、明らかにそれらとは違う雰囲気を、我輩のようなド素人であっても感じ取ることができる。
機会があれば、NYCのメトロポリタンミュージアムに入ることを望む。
いや、大貫妙子女史のトラウマソングではなくて、だ。w
時代の流れに沿って、様々な美術品が展示されているが、比較的、古代ギリシャ、古代ローマの彫像と、ルネッサンス期の彫像が近い距離で並べられている。

前者のそれを見ると、極めて写実的に彫られている。
理想の体型は、古代オリンピアの勝利者をモデルにしているのか、あるいはポリスにおけるもっとも麗しい娼婦から写し取られたものなのか、いずれにしてもこれらは神々のイメージを市民に植え付け、神々を讃えるための宛先となるアイコンである。
畏怖すべき存在、恩恵を崇める人たちに与える存在として、もっとも理想的な人間を神の移し絵として、写実的に再現することが、神々を讃える重要な仕事であった。

だが後者の時代、信仰はカトリック教会にあり、古代の神々は存在しなかった。
畏怖すべき存在としてのアイコンは不要となり、リビドーの慰めとして、写実的な古代の彫像を、パトロンの要請に応じて、「媚び」が重要となった。
それば「官能的」なエロスであり、それを美術家は「芸術」だと言うが、当時の人たちにとって、隠れて楽しむための品でしかなかった。
だからすごいよ…メトロポリタン美術館のルネッサンス期の彫刻彫金コーナーに行くと、立派なダビデ像に来客者は感動するが、小さなガラスケースには、


「どこのギガパルスさん?」


というものがたーーーくさん展示されててねえ(mjd w

で、この時代のもう一つの特徴として、「官能的」な箇所のデフォルメと、芸術家の心の奥底にあるリビドーの発言から発展した、「トローニー」の萌芽である。

臀部の強調、胸部の肉感、恍惚とした女性の表情…
どうみても、モデルを見ながら創りあげるには、無理がありすぎる作品が多い。
パトロンの好みに応えるということもあるが、同時に創る側の願望がそこかしこに刻まれている。
現実の女性にはない、パトロンの、そして芸術家本人の「理想」とする「架空の女性」を創るという芸術活動が、その時、生まれたのだ。

リビドーから始まって、芸術は発展するものだ。
遠近法で奥行きを出し、立体感ある裸婦像を描いていくうちに、リアルであるが、あたかもそこにいるかのような、古代ギリシャローマとは違う、写実の技法が確立されていった。
中心点からパースをとることで、二次元のキャンバスから人があたかもそこにいるかのように表すことができるようになった。
光源光彩によって、質感が生まれるようになった。
技法が多く発展することで、芸術家達はそれらを使って、新たな芸術の可能性に挑戦していった。また、様々なテーマに取り組むようになった。
ある人は静物画を、ある人は風景画、ある人は民俗風習をキャンバスに表し、ある人は肖像画に取り組んだ。

フェルメールは、オランダのデルフトで兼業画家として生涯を送った。
いや、画家だったとも言えない人物だった。
本業は居酒屋、旅籠の経営者で、画商として、人生の大半を費やした。
残された絵画数が少ないのは、こういう事情による。
いや、画家とは言えないな…画家のギルドが当時存在しており、フェルメールも加盟していたが、画家としてではなく画商としてであった。
だから、絵の巧い画商…が、正しいのかもしれない。

「真珠の耳飾りの少女」がどのような経緯で描かれたのか、まったく謎だ。
ただ、フェルメール自身によるオリジナルではなかったことが確認されている。
イタリア、ボローニアの画家、グイド・レーニが描いた「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」がある。
組合の一員として、また画商としてのフェルメールは、この絵を観なかったと断定する根拠は皆無に等しい。当時の欧州は、想像以上に芸術家同氏の作品コネクションが整備され、良い作品からインスピレーションを得て、新しい作品が次々と生まれていった。先述の「モナリザ」も、ダビンチの死後、存在が知られるようになって、多くの画家が自分なりの「モナリザ」を大量に描いた。

フェルメールは、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」から、ごく自然に、何かを感じ、自b群の「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」を描いた。
それが「真珠の耳飾りの少女」」である。
だが、フェルメールが誰かをモデルに描かなかったことに、この作品の偉大性が存在する。



構図はたしかに「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」のままだ。
だが、フェルメールは、自分の心の底にある、理想の女性(いや、この作品の場合は少女だが…あ、となると、フェルメールって、ロリコンだったのかw)を、実体化したいと筆を走らせた。
聡明で心の優しい、自分の理想の女性に、ジパングからの着物を着させ、アラブから輸入されたターバンを巻き、澄んだ真珠の耳飾りをプレゼント…ちなみに真珠の宝石言葉は「芸術」と「恋愛」である。

自分のもちうる芸術的才能を全て出し切り現れた理想の女性への恋愛が、そこにある。

フェルメールは、自分の生み出したこの少女を、現実の世界に引き出そうとしていた。
生きている人間として、創り出し、自分に対して永久に微笑みかけてくれるよう、祈るように描いたにちがいない。

でなければ、あの数秒間は説明できない。
確かに、「真珠の耳飾りの少女」は、我輩の前で、「いた」のだから。



古代ギリシア神話に、ピュグマリオーンなるキプロス島の王の話がある。

実在の女性に失望し、愛の女神アフロディーテを模したガラテアなる女性像を彫刻し、その像を深く愛してしまう。
その姿に感動したアフロディーテがその像に命を吹き込み、ピュグマリオーン王と結婚させると、ギリシャ神話にしては珍しくハッピーエンドな内容である。

このピュグマリオーン王の神話から、心理学者は「ピュグマリオーン効果」や、ネガティブなものとして「ピュグマリオーンコンプレックス」などを発表しているが、我輩は学者ではないので、それらとは関係なく、自分なりの考えを出したい。

この世に存在しない「理想」…それがリビドーから生じたものである場合、人はそれを何等かの形で、この世において、自分の心の底から引き出したいという極めて強烈な感情を有している。

アイドルのおっかけを見ると、彼らのみじめなまでの狂信ぶりは、これの証左だ。
人間としてのありえない生理現象さえも、アイドルにおいて認めようとしない言動は、冗談ではなく正気から考えているものであり、余計に痛々しい。

そして究極に言えば、この「理想」は、抱いている本人の「写し」であるということだ。自分の「理想」の女性は、畢竟、「理想」の「自分」であるのだ。
「自分」が本来、こうありたかったという姿としての「理想」が、女性として現れ、我々を萌え苦しめる。

何度も挙げている「モナリザ」について、ある説が有力になっている。
「モナリザ」の骨格と、レオナルドダビンチの自画像の骨格が一致しているというものだ。

とりみきの漫画だったか、ある作家がエロゲーをやっているうちに、自分がゲームの中に登場する女の子とXXXをしているのではなく、自分自身が女の子になってきて、興奮する…と述べて、レストランのウェイトレスが爆笑するというのがあった。

我輩自身、厨二病臭すぎて嫌いなのだが、「魔法少女リリカルなのは」というカルト人気のアニメについても、観に来ている人たち、コミケの企業ブースで発狂する人たちの様子を見て、出てくるキャラクターが好きというより、キャラクターそのものが「自分」だと思う倒錯に、性的興奮を感じているのでは、と思えて仕方がないのだ。



然り、「理想」の女性は、現実に出てこないし、また「自分」自身もその「理想」の女性には永久になれないのだ。それでも何とか実現に近づこうとする悲しいまでの努力により、時代を超え、様々な表現手法をとって、我々の前に「トローニー」が登場するのだ。
ルネッサンス期に試みが始まり、日本にまでたどり着いた。
リビドーから生じ、デフォルメ表現で実体化し、永久に実現できない「自分」の代理としての「理想」を作り出す終着駅が日本だった。



帰り、HDDを整理したいと思い、ケーブルを求めに秋葉原まで。

ああ…ここになんと多くの「真珠の耳飾りの少女」の末裔が、いるのだろうか…。

サマーバケーション 第二八日目 うお…高いだけ、あるな…

  • 2012.08.29 Wednesday
  • 23:29
JUGEMテーマ:ファッション 

新宿高島屋で背広オーダーメイドのセールが数週間前に行われてた。
あれ?イージーメイドだったっけ?
オーダーメイドとイージーメイドの違いって、なんじゃろ。
てか、背広に関して、あーだーこーだーと悩むのは、大学四年の就職活動以来のこと。
ネクタイの締め方とかは分かるが、今現在、どんな背広が主流なのかさっぱりわからない。
押入れを片付けていたら、ソフトスーツが出てきて、さすがにこれは着れねーなー…と、処分に困っている最中。
量販店で買うのが無難であるが、我輩の体型が微妙なラインであり、しっくりくるスーツが見つからなかった。

 「パターンを別途お作りするサービスもありますよ」

とどこぞの量販店で提案されたが、あああ…本当にワケわからん。
サカゼンに頼るという手もあるが、あそこの背広は

 「おまえ、デブだからデブっぽい背広でいいだろ(ポイ)」

という感じなので、好きになれん。
てか、どれも同じデザインにしか見えない…贅沢か?我輩。

で、高島屋でセールがあったので、採寸あーんど注文。
今日が出来上がる日であるわけで、受け取りに。

 「試着されて、ご確認いただけますでしょうか」

はいはい。



うお…

馬子にも衣装…ということわざが脳内に浮かんだ。

身体にぴったり合う背広が、このようなものだとは…。



受け取って帰宅し、木製ハンガーに吊るした後、激しい睡魔に襲われ、今でバタン…。
さて、準備も整った。

ICDホルダー関係各位:自動車運転を再開するために

  • 2012.08.28 Tuesday
  • 21:21
JUGEMテーマ:健康
 
何度もこの日記において書いている通り、ブルガダ症候群とは、原因不明の突発的な心室細動が発生し、いきなり気絶(アダムス-ストークス症候群)してしまい、最悪の場合そのまま死んでしまうという病気である。心臓が痙攣を起こし、脳に血が行かなくなることで、脳死に至るのがこの病気の特徴であるが、脳死が100%、死因となるということはない。

恐ろしいのは、いつ、どこで、アダムス-ストークス症候群を発症するか…という点にある。

ICDを埋め込めば、完全ではないとしても、心室細動を起こした心臓を正常な状態に戻すことができる。
ただし、気絶、もしくは気絶に至らないまでも耐え難い脱力感を覚えた段階でICDが作動するものであり、心臓が正常になったからといって、心身ともに健常になるというわけではない。どんなに短くとも、30分前後の安静が必要となる。
何よりも、アダムス-ストークス症候群となった瞬間が


 たとえば、自宅や会社の急な階段を上り下りしている途中だったら…
 たとえば、大型プレス機のある工場の中を移動しているところだったら…
 たとえば、少し冒険心を出して、プールの高跳び台から飛び込んだ直後だったら…
 
一番恐ろしいのが

 たとえば、高速道路を時速100キロで走行中に気を失ったら…


このことから、長らく、ICDを埋め込んだ人は自動車運転してはいけない…という法令が存在していた。
そして、多くの悲劇が生まれた。
長距離ドライバー、自動車通勤者などがこのために、仕事上大きな制約を強いられ、中には解雇されてしまったケースが多数ある。

ただ、医学界などの尽力により、2010年に法令が改正された。
非常に大雑把だが、要するに埋め込んで半年間、おかしなことがなければ、各自治体の警察が用意している診断書に、医者が意見を書き、提出して承認されれば、運転を再開しても良い…というものだ(ただし、二種免許での運転は禁止、ICD埋め込み前に気絶していないのであれば前倒し可能など、細かい例外事項が多い)。

で、先日の土曜日に新宿警察署まで行ったが、先方にはそのような書類がなかった。
一応、新宿警察署は、免許更新できる署ではあるが、どうやらこの種の手続きに関して、勝手が違う。










都道府県の警察によってフォーマットが違うと思うが、これがその診断書フォーマット(東京都警視庁)だ。
入手方法などについて、ネットでは分かりにくい…というか、警視庁のホームページにない情報だから、混乱したものだ。

このブログにおいて、ICDホルダー関係各位に情報を共有したい。


1)
各都道府県の警察に提出するための診断書フォーマットは、各自治体の運転免許センターで(無料)入手することができる。

2)
(東京都、府中運転免許センターの場合)まず総合受付で、

「ICDを埋め込みまして半年経過しました、運転再開の手続きをしたいのですが」

と申し出れば、障害者の運動機能をチェックする障害者専用窓口(府中の場合は11番)を案内される。

3)
窓口まで行き、中の係員(警察官)に同じことを申し出ると、奥に通され、上の画像にあるような診断書フォーマットを手渡される。

4)
ただしその際、以下のものの呈示を求められる:

 ・ICD手帳(ICDを埋め込んだ手術日の確認)
 ・運転免許証
 ・障害者手帳(保有しているのであれば)
 
なお東京都警視庁では不要であったが、もしかしたら印鑑が必要な自治体があるかもしれない。また、電話番号なども訊かれる。

5)
入手した診断書フォーマットへの主治医意見を求めて病院まで。
ここで重要なのは、6か月という縛り。
主治医に診断書を書いてほしいと求めても、埋め込んでから6か月に及ばない場合、申請が却下される。
病院によってやり方が違うと思うので、この点注意を。

6)
6か月の期間において、特に問題がないということが判明した場合、主治医から診断書を受け取り、初回は診断書フォーマットを発行した運転免許センターまで届けに行く。


なお、診断書フォーマットに関して、いちいち運転免許センターまで取りにいかなくとも、原紙をコピーして使用することが認められている(東京都の場合、他自治体は不明)。

この手続きは、1年に2回行う必要がある…つまり、半年に一回だ。
また、免許更新の際にも、同じように診断書を主治医にお願いしてフォーマットに記載していただき、提出しなければならない。

ちなみに我輩が通っている病院では、一通3,500円…一年に7,000円…うひょーー!これは痛いw

ただし、この一連の手続きを行うことなく運転して、もし気絶して事故を起こした場合、保険会社が支払を全額拒否されても文句が言えないのだ。

また前述したとおり、二種免許を持っていても、公共交通(バスとかタクシー)のハンドルを握ることは犯罪となる。
これを生業としている人にとっては、残酷な話だが、病状を考えれば仕方がない。

半年に一回の申請を、一年に一回とかに減らしてくれるよう、所属している団体を通じて、働きかけたいものだ。



で、なんでこのようなことを唐突に書いたのかと言えば、だ。
この数か月で、アクセス数が急増して、何で来ているのかな?…と調べたところ、同病に悩む皆様が覗きにいらっしゃってたので。

だとしたら、助けるのはあたりまえじゃーん!
ブルガダ症候群がナンボのもんじゃーい! いや、やっぱり、気絶は嫌どすえw

サマーバケーション 第二六日目 お、涼しい?

  • 2012.08.27 Monday
  • 20:52
JUGEMテーマ:日記・一般 

洗濯をし、台所周囲の掃除を済ませたところで、睡魔に襲われ、寝室へ行き、二時間ほど昼寝をした。
熱中症とか、寝不足とかではなく、心臓が少し弱ると、身体がだるくなり眠くなることがある。そんな感じでの一休みであった。

さて、寝いりの時にふと感じたこと。

外は三五度近い猛暑。
クーラーはそこそこ効かせているが、冷風は隣の部屋から流れてくるから、ガンガンに冷えるということはない。
北側の部屋だから、直射日光が入らないので、カーテンは開けっ放し。

でも、涼しいのだ。

暑苦しさで、のたうちまわるような感じで浅い眠りにつくというのではない。
二時間たっぷり、気持ち良く眠れることができた。
起きた時も、涼しげな空気が、柔らかく寝室全体の中に流れてきた。

これが大掃除と模様替えの、効用というものか。

部屋の鴨居において、大量に吊るしていた服を、購入したハンガーにかけた。
これで空気の流れが一気に改善されたのは当然であろう。
でもそれだけではない。
大量にあった本などをまとめて電子化したり、大学の図書館に寄贈したことで、足元の畳が見える生活となったことも、大きいかもしれない。
本はどうも、積み重なると、熱がこもるようにできているらしい。
別に整理とは言わないが、崩されたものではなく、山積みにしたとしても、外出の際にたまった熱気が紙と紙の間にたまるような気がする。
無論、科学的な根拠はない。
まあ、足元がすっきりすることで、これまた冷気がすんなり通りやすくなった…と考えるがいいのかもしれない。
また、掃除したことで、たまっていた埃が取り除かれたことで、冷えた空気を呼吸することも、涼しさを感じる要因とも思える。
あの埃の量は、本当にひどかった…クィックルワイパーが二本、壊れるのって、どんだけよ…。



ただ、掃除とか、模様替えとかにおける、最大の効用は、物欲がかなり減った…というものだ。
というか、あれほどあった、オタ系のものも、1/10以下までに減らすと、人生、無駄なものがなくなれば、それに合わせて生活がシンプルになり、楽になるんだな…ということに気づいた。
オタグッズだけではない。あんなにあった、未開封のお酒も、知人友人に譲って、今は二本だけしかないが、不思議と珍しい酒を探そう、新しく買い足そうという気分にはならない。
他にもいろんな「物」があった。
それらも燃えないゴミの日に捨てまくって、部屋の空間が広くなった。



「物」を買わない…いや、「物」を買わない楽しさ、お金を使わない気楽さ、が心の底で芽生え始めてきた、と言えば良いのだろうか。
別に吝嗇家となったわけではない。
背広、靴、家具の購入など、必要な物を買うことに、金は惜しまなかった。
書籍電子化は代行業者に任せたが、この出費は結構大きなものがあった。
外出の際に、熱中症対策も兼ねてだが、喫茶店に何度も避難し、一座り五〇〇円以上を何度も繰り返した。

要するに焦って、何かを買う…というかつてのオタとしての気持ちが、なくなったのだ。

オタを辞めたという気持ちはない。
でなければ、昨日、あの同人誌即売会に行かぬはずがない。

思うに一五年住んでて、オタとしての蓄積が部屋の中にこびりつき、それらと毎日接することで、買い物行動が支配されていたのかもしれない。
「物」が「物」を引き寄せる、という法則は、日々、目にし接する「物」から、個人の心の中で、更なる継ぎ足しが脅迫神経のように自らにせっつき、断つことの難しいループに追いやられてしまうようだ。

だから、人生を少し良くしようと考えるのであれば、それらの「沈殿物」としての「物」を廃棄する必要がある。
「良くする」という表現も少しおかしいな。
ただ、日々の生活の送り方に、少しでも疑問を感じることがあれば、毎日、目につく「物」を捨てれば、疑問に思っている人生の負の部分も、「物」と一緒に捨てる事になる。

難しい理屈ではない。
オカルトでもない。
生活における何気ない習慣は、人の行動に負うところが大きいが、その行動を支える「物」がなくなれば、新たになる…というだけだ。



寝室から居間まで、何かを踏んだり、躓いたりせず、目を瞑っても行き来できるだけで、人生、少し得した気分になるもんだ。



人生に疲れた人、
恋に破れた人、
仕事で躓いた人、
人間関係に悩んでいる人、
我輩はイエズス・キリストではないので、「来なさい」とは言わない。
代りに、身の回りの物を徹底的に「捨てなさい」と言おう。w

サマーバケーション 第二五日目 不参加サークルが多いような…

  • 2012.08.26 Sunday
  • 14:33
JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
単一ジャンルの同人誌即売会まで行くというのは、一、二年ぶりなのだろうか。
前回は大阪の「よんこま小町」だったっけ。
あれは偶然の要素が強かったけどね。
台湾まで遊びに行くのにマイレージを使ってしまい、大阪行きのチケットを入手(関西空港発だったので)したが、結局利用できず、そのまま放棄(キャンセルしてマイレージが戻ってくるというシステムじゃないんだね)するのももったいなく、無理やり休みをとって利用したのだが…その大阪で偶然、開催されているのを知り、遊びに行ったっけ。

で、今回は今回で、「ストパン」の同人誌即売会があるというので、じゃあ行ってみるか〜…













複数の即売会を一括で開催というやつだったんだね。
ああ、それほど…じゃなかったのか。
いやまあ、いいんだけど。

戦果?
戦果以前に、空席がやたら多かったのは、後でサークルが来るのか、あるいはキャンセルなのか、それとも最初からサークル参加が多くなかったのかn
あと、「ストパン」より、「RO」のサークル、とりわけ昔、旧スタジオDNA(現、一迅社)のアンソロ漫画家のサークルが多数あり、懐かしいぃぃぃぃぃ…と思いつつ、散在。

いや、あのアンソロ漫画、結構好きだったもんで。



たまにはオタな日記でも、いいじゃないか。
オタだもん。(みつる)
というか、ほら…この会場にも、その垂れ幕が掲げられているし。

























さすが大田区(マテ

サマーバケーション 第二四日目 新宿警察署にてご迷惑ををを

  • 2012.08.25 Saturday
  • 22:38
JUGEMテーマ:日記・一般 

昨晩、狭心症の発作でヒィヒィ言いながらタクシーで自宅に戻った我輩。
小金井市に感謝しなきゃ。
一か月に三千円のタクシー代補助が出るんだもんな。
2千円分、足が出たけど....orz....

で、今日は第一回目のICDチェック。
病院曰く、自宅にある無線モニターで、逐一データが流されているとのこと。
あれ?
じゃあ病院に行く必要ないんじゃね?


 「あれ?リード線の位置が少しおかしいですね」


ICDは正常に動作しているそうだが、病院に来なければいけない理由は、レントゲン。
心臓に刺し込まれたリード線がきちんと配置されているかのチェックが重要だとのこと。
確かに、移植直後のX線写真と、二時間前(大病院ってこれなんだよな…)に撮った写真を見ると、位置がおかしいことが素人の我輩でもわかる。

でも、なんとなく理由がわかった…
昨日、ニトロ錠を舌下服用した副作用としての頭痛が残り、大きく深呼吸しなかったんじゃないかなあ…と。


 「まあ、ICDはきちんと動いてますし、大丈夫ですかね」


そうご判断ください、先生。
それにしてもここの病院の先生方って、目の下に口元まで届くばかりの隅ができているんだけど、大病院の勤務医って、噂に違わぬブラック企業なんだな…。



あ、そだ。
今日で大体、手術から半年。
そろそろ運転の再開を考えているんですけど。


 「あ、それならまず警察まで行って、書類を貰ってきてください」
 「いつもの『意見書』と同じやり方ですよ」


さいですか。
んじゃあ、急ぎで取ってきますかね。
今日は土曜日なので、文書課への手続きは一二時半まで。
一度バスで移動して…となると、一番近い警察署は、新宿警察署か。



新宿警察署に来るのは、何年ぶりだろうか。
刑事さんに大変お世話になったとかという冗談を書くと、ほとんどの人が信じてしまうのでやめておこう。
ただでさえ、下手なチンピラヤクザよりも恐ろしいのがゲーム業界というもんだ。
そろそろ○○○○という会社から逮捕者が出てきてもおかしくないな。ププププ

よく分からないのだが、最近の警察署といい、交番といい、長い警棒を持ったおまわりさんが、時代劇の番所のようにいかつい顔で立っているのを見かけるが、そういう指示が本庁から出ているんだろうか。
悪いことじゃないとは思うが、新宿警察署って、運転免許の更新とかも受け付ける所だよな。
…その姿におびえて、思わず両手を差し出す免許更新に来た広島県民がいるんじゃないかと、少し不安になる。で、なんで広島県民かといえば、昔々、「トリコロ」という芳文社としては思い出したくない漫画があってね、そこに出てくる多汰美というキャラが(ry

海藍氏、どうしたんだろ…ブログが去年の今頃でピタっと止まったまんまだが。

昔、「トリコロ」のゲーム化をお願いしようとお会いしたことがあったが…
いや、今回ここで書くのはやめておこう。
あの性格じゃ…なあ…。芳文社も大変だったろうなあ…。



怖そうな警察官だけど、あれはほとんど、威厳を保とうとするジェスチャーなんだ。
だから普通に挨拶すると、普通に返礼してくれるし、
笑って「ご苦労様です」と言えば、笑顔で「ご苦労様です」と帰ってくる。
いつぞや酔っぱらって、新宿ゴールデン街近くの交番のお巡りさんに向かって敬礼したら、敬礼を返されたもんな。

あ、唯一、ダメな警察署がある。渋谷警察署。機動隊がゴンズイ玉のようにあるから、警察署に入ってくる一般人を威嚇するのが仕事のようなので、近寄らないようにしよう(マテw



受付に誰もいない。
うろうろあたりを見ると、二階までご自由にどうぞ、との案内板。
それを見つけるのに、五分間、不審人物を演じてしまった。いや、元から不審だらけなんですが。

二階にあがると、まあ、普通の役所の窓口という感じだね。
無論、中の係の人や、色々と書類を持って動き回っている人たちは、捜査権と逮捕権を持つ警察官の皆様。
警察嫌いというか、昔、犯罪を犯した人であれば、直ぐに逃げ出したいオーラを放っている。
まず、我輩の愚父はぜーーーーーーーーーーーったいに入ることはできんな。



  あ、すみません、いただきたい書類があるのですが。

 「はいはい、なんしょ?」

随分とサバサバとした警官が対応してくれた。
隣には定年間近であろうベテランと、交通違反を犯したことで相談に来ている人に懇切丁寧対応している女性警官、奥に強面の警官が数名。

  実はICDを半年前に埋め込みまして、今日で大体、半年が経過しました。
  ICDを埋め込んだ際、半年間、運転をしてはいけないという法律があります。
  半年過ぎたところで、運転して良いという許可を警察から頂かなければなりません。
  そのために、病院からの意見書か、診断書か、そんなものを提出します。
  そのような書類のフォーマットをいただきに、参りました。









( ゚д゚)






アスキーアートのような表情を浮かべられておりますね。
お隣のベテランの警官ならおかわりになr






( ゚д゚)( ゚д゚)






あ、隣の女性警官、対応を終えられたようd







( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)






あの…みなさn






( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)








さあ、ここから三〇分、新宿警察署交通課の皆様にご迷惑を…。

担当の警官が病院に電話。
別の警官が本庁に電話。
更に免許更新センターへ電話。
女性警官らは奥から法令などのい大きなフォルダーを取りだしチェック。
警視庁のホームページをチェック。
途中で、病院との電話のやり取りを代り。なんだかんだと警察の皆様とあーだこーだ。
ICDについての簡単な説明。
センターが休日で、宿直しかいないので、情報が乏しい。

でも面白いね。

 「宿直でも、知らないと言うのが恥ずかしいから、意地になって探してるみたい…」

なんか、「踊る大捜査線」のノリになってきたんだけど。
てか、カウンターから身を少し乗り出して、我輩が署の電話であーだこーだして、情報を警察官の皆さんと情報を共有したり、悩みあったりするのって、楽しいんだけど。w



結論から言えば、警察署では分からない。
運転免許センターの管轄である可能性が高い。
但し、担当している部署は、平日しかやっていない可能性が高いので、平日に電話を。
病院が言っていた「警察」というのは、恐らく、免許センターとゴッチャになってたのではないか。

 「何よりも、本官らの勉強不足、誠に申し訳ございません」

お巡りさんに謝られちった。うわぉ(マテw



狭心症の発作の後がまだ残っている。
ある方々からのお誘いがあったが、大事をとって早く帰ろう。
いやあ…警察署の中って、結構「普通」なんだね…。w

今日の日記は中止

  • 2012.08.24 Friday
  • 23:40
JUGEMテーマ:日記・一般 

夜、吉祥寺で業界のまあいろんなふふふふふ〜ん…な、真っ黒いものを
寝こそぎ出して、さて、帰りに一杯やろうか、いつものあのバーは空いてるかな?

…と思ったところ、サンロードの真ん中あたり、牛丼屋の前で狭心症の発作…。

ニトロ剤を舌下服用し、大事をとってタクシーを拾い帰宅。

なので今日の日記は中止。
あれかな…情報を全部出して、

「感謝する、もう用無しだ :y=-( ゚д゚)・∵;; ターン」

というスパイ映画の見過ぎか。w



それにしても、以前勤めてたあの会社の財務状態の酷さって、
あの連中が原因だったとはなあ…。
映像畑の素人は、ゲームを創っちゃいかんよ…本当に。

アイセックのホームページが復活したようだけど…(更新)

  • 2012.08.23 Thursday
  • 23:44
JUGEMテーマ:ニュース 

アイセックのホームページが復活した一方、


ただし責任の所在に対する考え方は極めて幼稚であり、リスクマネジメントまで含んだ事業自体のレベルは所謂コドモのママゴト、ゆとりのNPOゴッコあそびのレベルである。


「保護者の意向」を優先にするのであれば、NPO法人を返上しなければなあ…
少なくとも、社会において責任のある非営利組織であるならば、社会に対して説明責任を果たさなければいけないのにねえ…



って、実質的な責任者って、「大学生協の親玉」って、本当なんですか?
もし、万が一、万に一つ、仮にそうだとしたら…

うわ…考えたくない…。
大津市と、なーーんとなく同じ構図が見えてきてしまう…。












と、新たな情報。


◆第20条(免責及び非保証)
1 アイセックが、本プログラムの実施に関し、参加者に対して負う損害賠償責任の上限は、
4 万円とします。
ただし、アイセックの故意または重大な過失による損害については、
この限りではありません。
2 前項に関わらず、アイセックは、次の各号の損害については、責任を負いません。
(1) 参加者、研修先機関または AIESEC 現地支部の事情による研修期間、研修内容、
滞在先の宿泊施設等の変更による損害
(2) 参加者、研修先機関またはAIESEC 現地支部の事情による研修の中止による損害
(3) その他、参加者、研修先機関またはAIESEC 現地支部の事情による事項による損害
(4) 天災、戦争、研修国の治安の悪化、労働争議、その他の不可抗力による損害
(5) 参加者が被った特別損害、または、逸失利益
3 アイセックは、研修内容が参加者にとって適切であること、または、
研修及び研修国における参加者の日常生活等に全く支障がないことについて、
保証するものではありません。





えーーーーーーーーーーーーーーーーー?????
ちょ…アイセックの学生さんから受けた説明では、アイセックがインターンを守るとか、損害を受けるような状況になったら徹底して守るとか…



ありゃ、全部、嘘だったの?



他国のアイセックも同じ?
それとも、日本だけ?



これが本当であれば、おじちゃん、もうアイセックのことを、一切信じないよ…。

サマーバケーション 第二二日目 ワンタンメンって、「料理」じゃなかったんだ、この店では

  • 2012.08.23 Thursday
  • 19:16
JUGEMテーマ:グルメ
 
歯医者で歯周ポケットに歯科医が海兵隊のブートキャンプ並のしごきを受けて、少しグロッキーになったのは今日の11時半過ぎ。
虫歯一本もない歯なのに、やばいな…歯茎がこんなに弱っていたとは。
これから数か月に一回、歯医者に通うルーチンが追加される事態になろうとは。

えっと、何の話だっけ。
ああ、歯石を取りまくって、さて、昼食でも…と思ったわけさ。

でも、武蔵小金井駅周辺って、食うのに困る所であるな。
吉祥寺と違い、歯医者に関して難民になることはないが…というか、吉祥寺には、碌な医者がいないというのは、不思議だな。
あれか?
セレブじゃなければ、おまえの歯石だらけの口の中をのぞかねえよ!…というのが、吉祥寺における全ての歯医者のコンセンサスなのか?

ありうるな。

コンビニのミニストップ隣にある、高級外車が停まっている歯医者なぞ、歯石を取るだけで4回もシートに座らされたもんな。
一回目は右下、二回目は左下、三回目は右上、四回目は左上。
で、きっちりと治療費を請求。
ありゃ絶対不正受給しているな。
あまりにもおかしかったので、一度に纏めてやってくれ!…とお願いしたら、舌打ちしやがったもんな。
まあ、どことはいいませんよ、ええ、水村とかとても申しませんよ、はい

ああ、暑さのあまり、脳みそがゆだっておかしな日記になってる。
元から人品いやしい我輩の事だから、これくらいのおかしな内容でも、皆様が生暖かい視線を注いでいらっしゃって、なんでか知らんが今月に入って、閲覧者数が先月の3倍になってて、何が面白いんだ?ああ?心臓に爆弾を抱えた、不細工な独身おっさんのボヤキがそんなに面白いのか?それとも何か、新しいことに挑戦するんじゃないかと、そんなKOI2さんのようなことを我輩ができるわけないじゃないか!あの人は人間じゃない(マテ

というか、KOI2さん、サイトがまだ残ってましたよ?w

ええ、もう話を元に戻そう。

武蔵小金井駅周辺は、食べることに関して不毛地帯。
北口から歩いて5分の所にあった沖縄料理屋はそこそこ美味しかったが数年前に閉店してしまい、今は泣く泣くチェーン店とかに入って、涙でやや塩分を濃くしながら、長崎ちゃんぽんをすすっていたりする。

その一方、この町に住み始めて15年、いつも目につくのだが、どおおおおおおおおおおおおおおしても入ろうとしても、入りたくない店がある。

新宿の老辺餃子館のようなもんだね。
ちなみに我輩は、餃子館であれば、5回くらい入ったことがある。
F田やなすごーや達は、入ったことないのに嫌がって入ろうとしない。
うむ、たぶん、懸命な判断かもしれん。
そんな店なのに、5回も入った我輩にこそ、責任があるのかもしれん(ぉぃ

ええっと、話をストレートに…



駅南口は再開発が済み、そこそこ綺麗に、だが中途半端な感じになっている。
いくつかのテナントビルの中に、チェーンのファミレスや本屋の他、地場の居酒屋や中華料理屋が入り、新潟港ほどではない、朝霞駅前のような雰囲気を醸し出している(ワカンネ 。

一方、北口は悲惨。

引っ越してきた15年前までは、北口にしかスーパーがなく、しかも2軒…西友と、長崎屋+東急ストア。
南口には一応商店街があったが、昭和30年の古き良き雰囲気ではなく、ちょっとした西成の雰囲気がそこはかとなく漂っていて、売られているものも、果たして今日加工された肉なのか、やや紫色になっているし、何よりもこの肉屋の腸詰の中身が非常に危ういし、八百屋もこれはどこのソ連のコルホーズ内市場なのか、という感じに半分しなびた果物や野菜が並べられてて…

消費者を馬鹿にしていたんだろうな…。
まあ、全部潰れたからいいけど。

買い物客は全員、北口の方に行かざるをえなかった。
駅前の開かずの踏切の問題があったが、実はあれは中央線が通行人や車両を苛めていたわけではなく、北口まで買い出しに来た南の住民に対して入管が設置され

 「西友で3,423円買っただと?もっと買え!あと2000円買わないと、通行税は倍だ!」
 「長崎屋でなぁんだ?グンゼのシャツばかり買うんじゃねえよ!あそこの靴屋で、リーガルの靴を2足買え!南に帰さんぞ!」

と、北朝鮮と支那の国境の町・丹東における担ぎ屋虐めと同じ光景が、まさか東京のど真ん中で繰り広げられ、税関にみかじめ料を支払うために長い行列が通行の邪魔をしていたとは、石原都知事もさすがに知らなかったにちがいまい。

…これ以上嘘を書くと、日記が終わらないような気がしてきたので、閑話休題。

まあ、ことほど左様に、昔は  「北口>>>南口」  だったわけだが、南口の整備と、イトーヨーカドーや紀伊国屋(本屋じゃないほうだよ)などが来たことにより、 「南口>>>>>>>>>北口=寄居町」 という状態になったのだ。

久しぶりだな、寄居町をネタにするなんて。

で、西友のビルはボロボロ。
ウォルマートは来年頃には、ここを閉じるつもりかもしれんが、エスカレータに乗ると、電灯の蓋が外れているわ、商品が置かれていないフロアーがあるわ、トイレから堂々とトイレットペーパーを盗む地元の爺さんがいるわ…まあ、酷いものだ。

パチンコ屋を挟んで、並びに長崎屋+東急ストア(上の階にはベスト電器が入っているが、品ぞろえのあまりの薄さに、爆笑したことがある)があるが、まあ、ドンキホーテのテコ入れもあってか、ドンキホーテから流れてきた素性不明の品物が並べられてて、そこそこ見る分には面白い。
買い物客はほとんどいないけどね。
ついでに、地下にあった東急ストアが閉店になってた。
ここもそろそろ全部、潰れるんかもなあ。



さて!
この長崎屋の最上階に、今日の日記の主人公である、以前から知っているが、どおおおおおおおおおおおおおしても入りたいとは思わない、思えない、思ったら負け、思ったらヒデブ、思ったら人間としたアウト…な、中華料理屋がある。








ふむ、EVAスマホも、写りに関しては文句ないな。
これほどまでに、この店の入り口が320倍美化されるとは、我輩自身もびっくりだ。
さすが、NERVの技術力だな。
まあ、台湾企業に事業の半分を譲るようだけど。



五反田のTOCビルの地下にあった怪しげな中華料理定食屋は、ぼろい店構えではあるが、たくさんの人が入り、それに比例してか、味付けもなかなかであった。
一応、今は12時ちょっと前。
住宅街メインであるが、一応、この周辺には会社があったり、市役所があったり、また有閑マダムは南口の億ションにおいて存在が確認されているが、こちら北口は、昔からの住民が

「昼飯、どこで食べる〜?」

という感じで、ぞろぞろ出てきて、あっちこっちの店が、たとえチェーンであっても混み始める時間だ。

写真からはおかわりにならないかもしれませんが、

どうだい、客が我輩含めて、3組しかいないのって…

というかさ…エコだとか、東電の糞どもが節電しろとか言ってるけどさ、

クーラーオフで、テーブルに団扇を置くのって、
客を馬鹿にしてるだろ…

いやいや、それ以前の問題だ。
今は倒産した、180円ラーメンの店で、ランチにから揚げ定食とか、かつ丼、天丼、カレーライスを出して、ラーメンを売りに最初からしていないという営業を続けていた。自社のラーメンに自信がないから、そういうものに手を出したというパターンだ。
一度潰れかけた長崎ちゃんぽんも、今でこそ皿うどんとチャンポンメインだが、昔は同じような感じで、様々なメニューを出してた。
我輩の一家言。

メインではない料理を自慢げに売り出す店は、全部地雷。




















小隊長殿ー!このままだと全滅でーす!





他にも色々とあるが、どうもこの中華料理をメインとしているお店、カレーライスがご自慢のようで…。

はっはっは…やはり、この店に来るんじゃなかった。
以前から気になっていた…。
今、ちょうど、短期であるが無職の身。
多少の時間ロスが許される。
人生の寄り道で癒される。
寄り道した分だけ、私の人生。
大分焼酎、二階堂。




いやいやいやいや、そうじゃなくって、なんでこのまま我輩はこの店に入ろうとしているんだあああああ!

…今日の日記のネタにするか。

ふぅむ…サンプルを見てみると…無難なところで、ワンタンメンか。
あ、餃子を一緒に頼むと+二〇〇円になるのか。
粉物同士だと、「中国妻日記」の月夫人が嫌な顔をされるかもしれん。
面識ないが。

うあ…


暑 い …


馬鹿だろ、ここの経営者。
台湾とかの屋台であれば、オープンエアで時々心地よい風が流れて一息つけるが、今度、震度5の揺れがきたら、絶対倒壊するこのビルの最上階って、窓閉めっぱなしだから、頬に優しいナデナデをする風の精霊がやってこない。

客を寄り付かなくさせる算段か…。
おのれ孔明…。

あ、ウェイターが来た。
えっと、再度メニューを見ようっと。







うーん…昭和五〇年代頃の金額だよな…安いけど、嫌な予感しかしない。
うん、まあ、当初の予定通り、ワンタンメンと餃子を。
+200円で餃子つくんだっけ。





「お客さん、餃子は料理と一緒じゃないと、200円になりません








は?

え?

あの…我輩…ワンタンメンという料理を…頼んで記憶があるんだけど。
え?
ワンタンメンは、この店では、料理ではない。
そうですか、そういう決まりですが、この店では…





おいこらおっさん!おまえワンタンメンが料理じゃないとすれば、ワンタンメンという料理とは非なるものを持ってくるというのか?この店では、ワンタンメンは料理ではなく、たとえばAK47のような支那によるコピー製造した武器をこのテーブルに出してきて、「こちらが当店における『ワンタンメン』です、どうぞ」って、ゴルゴ13のようにワンタンメンて、料理ではなく、武器取引の隠語なのか?そういえばさっきサンプルの中で、「台湾ラーメン」というのがあったが、我輩、台湾には何度も行っているけど、台湾ラーメンって普通に考えれば「担仔麵」とか、「牛肉麺」だが、あの表に出てるの、どうみても素ラーメンの上に、好意的に解釈すればにら玉で、悪意に満ちたバフォメット教団の呪詛を借りれば、年末の忘年会シーズンで見かける ア レ をぶっかけたようなものであって、どこが台湾なんだ!ああ?我輩への宣戦布告か?尖閣諸島をめぐる戦いをまず手始めに、ここ武蔵小金井駅北口の魯吃坊でやろうってのか?いいぜ!心臓発作でいつ死んでもいいが、このテナントで我輩が無双モード発動すれば、17分で瓦礫の山にしてやるぜ!



てかな…



ワンタンメンは料理じゃないのか、この店では???




と、久々に悪口雑言マシンガンをかまそうとしたが、暑さで馬鹿らしくなり、そもそも、客を客とこれぽっちも考えていない店の対応に、エチオピアでインジェラを食わされた旅行家さくら剛氏の気持ちになり、なおかつここで軽くICDが発動してしまい、餃子をあきらめた。

てか、カロリーとして、多いもんな。
何という酸っぱい葡萄…。

注文を取られたあと、少し店内を見渡す。





いかがでしょう。
この負け犬モード全開の店の雰囲気。
てか、目の前にある、胡椒瓶とかを手に取ったら


ベッタベタ〜


あのさ…
こないだの台湾旅行で、台北駅地下にあった米粉屋でもさ…調味料の瓶は綺麗にしてあったぜ?
てかさ…このラー油…交換してないだろ。


うわ!






すげぇ…香川港の糞不味い食道でさえも、こんなのなかったぞ。



で、更に嫌な予感。
これも我輩独自の一家言…
ラーメンを注文して、五分以内に出さない店は、100%不味い。

注文したのは、一二時ちょうどだったな。



二〇分待っても、来ないんだけど…。








はい、やってきた。この店では料理として扱われないかわいそうな子、ワンタンメン。

見た目…普通だな。
てか、これほど工夫のないワンタンメンを、

二六分もかけて、どうやって作ったのかな?

麺から作ったのか?
それなら許してやってもいい。

まあ、マナー違反だが、胡椒でもかけようかな。
ベタベタしているけd…



うわー

胡椒が湿気で固まって

出てこない〜





ばかやろう!!!

潰れてしまえ、

こんな店!!!





味?

麺がグダグダに茹ですぎて、伸びかけてた。
スープの元は業者用のソレの味。
ワンタンそのものに、味もコクもなく、なんか紙を齧っているような…。
てか、スープがヘンに脂っこくって、グデグデに甘いし、なんだよれ…。

台湾の美食に慣れてしまったから、厳しいのか?
オールバックに着物姿じゃなければならんのか?
いや、そういう問題じゃないんだよ。

最初から客を舐めているんだよ…
だから、我輩の直観から、近寄らなかったんだな…。

あ…酷い目にあった。

あ、店名、うっかりどっかに書いたけど、ま、いいか。



事実だし###

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