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読書
自重せんとなあ…
でもなあ、つい買っちゃうんだよな。
ここんところ面白い新刊とかが出たり、
学術書で立ち読みしてたら、「おおおおお」となってキャッシャーに向かったりで。
特に分厚い学術系って、数千円があっという間にふっとんじゃうんだよなあ…しかも、我輩、
結構読むのが速いから、時間をかけてじっくりというのがなくてなあ…。
その中から、軽いやつを数冊…
ああ…当面、出費を徹底的に抑えなければ…。
ヒトラーが20世紀の悪魔として、蛇蝎のごとく嫌われている理由は分るし、弁護するつもりはこれぽっちもない。だが、何故、その世代の人たちが熱狂したのかということを調べると、色々と面白いことが分かる。
政権獲得までの道のりと、政権獲得後から開戦までの期間、ヒトラーの行動にある特徴がある。
細かい事務的な手続きやら政策立案やらとかは一切やらず、すべて周囲のスタッフに任せていて、最終決裁に関しての絶対的な権力だけ保持していたということだ。
優れた法律家、高級官僚、軍人、外交官、技術者、音楽家、映画制作者、哲学者、文学者…当代随一の頭脳や実務家が、請われるままに集まり、求められた必要なことについてすべて準備し、決裁が下りたら自由に遂行できた環境を作ったという点だ。
無論、血まみれの仕事も多々あったことは否定しない。
だが、今の馬鹿民主党政権のように、人材の正しい使い分けができていない光景が、ワイマールそのものと重なってしまって見えるのは、なんでだろうか。
でもその前に、誤字脱字が多くないか?
それと、ナチスに全責任を押し付けているドイツ人は、これぽっちも反省していないぞ?
でなければ、なんでボスニア紛争で、セルビアに爆撃なんかできるんだ?
この出版社は以前から、偏り方が酷いが。
この本は最高に面白い。
戦国時代の武将における食で思いつくものをあげるとしたら
織田信長の湯漬け
徳川家康の天ぷら
伊達正宗の味噌
武田信玄のほうとう
石田光成の干し柿
かな?
別に好物というのではなく、縁ある食ということでイメージがこれくらいしかわかなかったが、いやいやどうしてどうして、この本を読んだら、江戸時代まで生き残った戦国武将が、何故長生きだったのか、どのようにして旨い不味いを克服していったのか、戦場で勝つために必要な食事をどのようにして摂ったのか、詳細に書かれている。
また以前から知りたかった、「兵糧丸」についても書かれているが、初めて、大名によってその内容が違うことを知ったし、戦前の陸軍が研究してたことも分かった。
で、現在だと、「カロリーメイト」なのかな?
形こそ長方形であるが、あれも「兵糧丸」なのだな…大塚製薬もこっそりと研究した…わけはないかw
この本、おすすめ。
しまった…急に「ミキ」が飲みたくなった…。