TOEIC、今回の受験会場はここ。
2000年、こんな近くに(何せ、小金井市はすぐ隣だ)移転していたとは知らなかった。
意外だと思われるかもしれないが、個人的に縁が極めて乏しかった。
それにしても、西武線沿線の駅や周辺は、どうしてこうも開発が遅れているのだろうか…。
武蔵境の駅は、JRを含めた駅全体の改修があったことで、近代的な建物にはなっているが、大学のある多磨駅を含めて、西武線は堤一家の電車嫌いの所為なのか、昭和30年代で全てが止まっている。
都心通勤には最高の立地条件ではあるが、創業者一族の息があったがために、全てが打ち捨てられたままだ。西武新宿線沿線も、西武池袋線沿線も。
この取り残された古い雰囲気が良いと言う人もいるだろう。
我輩はそれについて否定はしない。
だが、ある程度の開発は、震災などへの準備をも意味する。
地震が来たら、真先に倒壊しかねない駅舎が続く路線。
いや、これだけではない。
改修工事が全く行われないホテル。
レストランには、防火加工がされていないであろうビニールシート。
客の残したコーヒーを凍らせて、再利用するようにと命じた堤義明の命令は、まだ守られているのだろうか。
利用する客の視線を持たない西武らしい光景が、こんな近くにおいて見られるとは…。
あれ?
西武グループについて、あーだこーだ書くつもりはなかったのに、何してるんだろ、我輩は。
まあ、過去に何度か利用して、必ず(!!)と言っていいほど、毎回おぞましい体験を味わってきた被害者の戯言として、笑ってくれ。
えっと、そうだ、東京外語大学。
日記にも何度も書いた、インド楽器演奏の第一人者、神島君の出身大学だ。
年齢からすると、このキャンパスに通っていたということはなかっただろうが、何とも感慨深い。
にしても、立派な校舎だな…。
廊下がわかりづらいのが、難点だが、さすが語学教育の頂点。
底知れない、自信のオーラを感じる。
ただ、悲しいかな、こないだ在学生が麻薬で逮捕されたんだよな、確か。
頼むぜ…ここの大学の学生であれば、その名誉を守る責任を持てよ…。
で、試験の結果はどうだったかって?
一言、「難しくなっている」。
いや、実際は難しくなっているのではない。
我輩が老いたのだ。
脳味噌が老いているのが実感できた。
ヒアリングで数回、集中力がすぅっと抜けることがあった。
今までは黙って聞けばすぐ理解できたのに、一瞬だけ意識が遠のき、聞き逃してしまったのが3問あった。
せめてヒアリングだけでも満点を取りたかったのに、本当に痛い。
リーディングについても、読むのに「疲れる」ということがあった。
面倒になって、「あー!もー!」と叫びたくなった。
時間内に全部解答こそできたが、前回に引き続き、期待される点数に届かないかもしれない。
あれか?
イチョウ葉エキスでも飲み始めるべきか?
正門出て直ぐの道が、掃かれていない。
いや、これについては、我輩は少しうれしかった。
枯葉で覆われた道をザシュザシュと、音をたてて歩くのが、子供の頃から好きなので…。
ああ、この枯れた音で、脳味噌を少し、若返らせよう…。