ソニーの4〜6月期、最終赤字370億円
ソニーが30日発表した2009年4〜6月期の連結決算(米国会計基準)は、最終損益が370億円の赤字(前年同期は349億円の黒字)だった。
世界的な需要減に加え、円高による影響や価格競争の激化で売り上げが減少したことなどが響き、販管費の削減や原価率の改善などで補えなかった。
売上高は前年同期比19%減の1兆5998億円だった。
営業損益は257億円の赤字(前年同期は734億円の黒字)だった。
主力のコンシューマープロダクツ&デバイス事業ではデジタルカメラ、ネットワークプロダクツ&サービス事業ではゲームやパソコンの損益が悪化し、両事業とも営業赤字に転落した。
大根田伸行CFOは記者会見で、370億円の最終赤字となった4〜6月期業績について 「想定よりも為替、金融市場が良く、1000億円強の収益改善ができた」と語った。
一方で、こんなニュースも。
モノがあふれる現代社会で、物欲がない消費者が増加中
ライブドアの堀江貴文元社長(36)は「金があれば何でも買える」といいながら、インタビューに「もう物欲はない」と話した。
確かにモノがあふれる現代社会で、物欲そのものが減退してきているのではないかと思わせるデータがある。
リサーチ会社「日経BPコンサルティング」が今年4月に行った調査では、「モノやサービスを買おうという意欲が低下した」と答えた消費者は約4割を占めた。その理由として「収入が減ったから」よりも「生活に必要なモノが一通りそろったから」と答えた消費者の方が多かったという。
購買意欲をそそらせることのプロで有り続けている百貨店の売り上げも激減している。日本百貨店協会によると、全国百貨店の売上高はピーク時(平成3年)の約9兆7千億円から、昨年は約7兆4千億円へと2割以上も減少。経営不振から閉鎖する店舗も多い。
8月末に閉店が決まっている「そごう心斎橋本店」(大阪市中央区)では1階から14階まで「30%OFF」「40%OFF」「50%OFF」と書かれた値下げの赤札が目立つ。売り尽くしセールの真っ最中で、買い物客でにぎわってはいるが、そこにはかつて「百貨店は商品とともに
『夢』を売る」といわれた姿はない。
孫2人をつれて訪れた堺市の主婦(67)は「昔はおめかしして家族みんなで出かけて、百貨店の買い物袋を下げて帰るのが誇らしかった。今は、百貨店に行っても眺めるだけ。何でも買える場所から何も買いたくない場所に変わってしまった」と話した。
何ともおかしな話である。
全てが満たされたという考えもある。
実際、メーカー側が必死に煽っても、今持っているものから買い換えるメリットが何であるのか、新しいものにすることの魅力がなくなっている。
そもそも不況だ不況だとマスゴミが煽っているクセして、マスゴミの金づるであるスポンサーからは買え買えとほざく。
そのスポンサーがまともな給料も支払わず、まともな雇用も提供していないのに、矛盾しているという考えが、これぽっちもないのが、何ともおかしなものだ。
あと、エコエコとうるさいのも、購買意欲を失わせる元凶だということも認識したほうが良い。
買い換える際の高額な費用の請求書を突き出されたら、誰だって、新しい商品を買いたいと思いたくない。
給料が半分になったが、それでも何とか生活でき、ささやかながらも幸福に暮らせることに気づいただけなのだ。
景気が回復したところで、購買意欲が持ち直すとは、到底思えない。
見栄をはる生活に意味がないことに、やっと気づいただけなのだ。
広告代理店のやり方に、みんなが飽きただけなのだ。
多額の金を回して騙そうとする手法は、終了したのだ。
となると、日本におけるメーカー(ハードもソフトも)、これから軒並み潰れるかもしれないな。
ソニーは馬鹿なゲーム機を出したものだ。
任天堂も、何でもかんでも自社に抱え込み、外部からの参入をシャットアウトしたことで、
減益したそうだが…
「ヒット作を投入できなかったため」…
嘘だな。
ヒット作をサードパーティに投入させることができないようにしたのが、最大の過ちだと思うのだが?
日本は他国と違い、外需ではなく、内需によって経済が支えられてきた。
だが、その内需を引き出す手法に、みんな、飽きてきたのだ。
広告代理店に頼るようでは、もう終了だ。
新しいナニかが必要だろう。
だが、その新しいナニかを潰すのが、メーカーや広告代理店、マスゴミなどの仕事でもある。
エコを強調する一方で、消費をしない国民を批難する。
買う金(給与)がないのに、減益になったのは消費者の所為だとする。
馬鹿だろ?