こーゆーの、著作権ニートというヤツなのでしょうか?
- 2007.01.31 Wednesday
- 20:08
松本零士氏、著作権武士を自称。「著作権は世襲制」
「漫画家は、刀をペンに持ち替えた永遠の浪人だ。頼れるのは自分独り。自立してクリエーターと名乗れるようになるまでが、いかにすさまじい道のりか。退職金も年金もない。いつ奈落に落ちるかもしれない」クリエーターの境遇を語る松本氏の言葉は熱を帯びた。
「著作権で保護されることが、家族や子孫がある自分自身の精神的な安らぎにもなり、創作意欲にもつながる。
ある有名な作家のご遺族から、『私のところの著作権はもうすぐ切れます』と涙ぐまれたことがある。それが、いずれ自分の子孫にも訪れると思うと、どれほど切ないか。
せめてあと20年。あの手塚治虫さんの権利すら、あと30年ほどで切れてしまう。とりわけ先進国では70年が増えてきている。
しかも、次第に伸びる傾向にある。最終的には120年くらいになるかもしれない。少なくとも伸ばされることはあれ、短くなることはないでしょう」(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/culture/enterme/070130/ent070130000.htm
さて…どっからツッコミを入れようか…
>自立してクリエーターと名乗れるようになるまでが、いかにすさまじい道のりか
そういう「すさまじい道のり」を覚悟して業界に入ったんでしょーが!その覚悟を決めた上で入ったのに、「哀れなんだから、優遇しろ!」というのって…はぁ…。
>『私のところの著作権はもうすぐ切れます』
へえ…著作権って、遺族年金だったんですか。へえー…
50年もの間入ってた、不労所得が消えるのが、そんなに嫌なことなんですか。へえー…
そんなものに頼らず、自分で働け!
ひ孫まで、著作権ニートにするつもりか!
なんだかなあ…
JASRACも音楽では飽き足らず、コンテンツ全般の著作権に関しての一元化をして、日本のコンテンツクリエイティビティを潰そうとしているし…。
自由と多様…カオスとも言える無政府状態の制作意欲が、日本のクリエイターとコンテンツを作り出してきたのだが、“ヘンな力”が加わることで潰される気がしてならん。この“ヘンな力”とは、何も国家や利益団体のみを指しているわけではない。
昨年、「“萌え”という言葉がビジネスにおけるキーワードになる」と、どっかのアホが言ったがために、キャバクラのような似非“萌え”が出まくった。本質を全く理解できないくせに、発言に何らかの“権威”を持つ門外漢の存在もまた、“ヘンな力”の一つである。
そして今回の“権威”を持つ松本氏の発言もまた、“ヘンな力”への大義となってしまうのではないか…。
日本のコンテンツ産業は、門外漢だけではなく、コンテンツを作る側が破壊していく様相を呈してきている。大変嫌な流れだ。
「漫画家は、刀をペンに持ち替えた永遠の浪人だ。頼れるのは自分独り。自立してクリエーターと名乗れるようになるまでが、いかにすさまじい道のりか。退職金も年金もない。いつ奈落に落ちるかもしれない」クリエーターの境遇を語る松本氏の言葉は熱を帯びた。
「著作権で保護されることが、家族や子孫がある自分自身の精神的な安らぎにもなり、創作意欲にもつながる。
ある有名な作家のご遺族から、『私のところの著作権はもうすぐ切れます』と涙ぐまれたことがある。それが、いずれ自分の子孫にも訪れると思うと、どれほど切ないか。
せめてあと20年。あの手塚治虫さんの権利すら、あと30年ほどで切れてしまう。とりわけ先進国では70年が増えてきている。
しかも、次第に伸びる傾向にある。最終的には120年くらいになるかもしれない。少なくとも伸ばされることはあれ、短くなることはないでしょう」(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/culture/enterme/070130/ent070130000.htm
さて…どっからツッコミを入れようか…
>自立してクリエーターと名乗れるようになるまでが、いかにすさまじい道のりか
そういう「すさまじい道のり」を覚悟して業界に入ったんでしょーが!その覚悟を決めた上で入ったのに、「哀れなんだから、優遇しろ!」というのって…はぁ…。
>『私のところの著作権はもうすぐ切れます』
へえ…著作権って、遺族年金だったんですか。へえー…
50年もの間入ってた、不労所得が消えるのが、そんなに嫌なことなんですか。へえー…
そんなものに頼らず、自分で働け!
ひ孫まで、著作権ニートにするつもりか!
なんだかなあ…
JASRACも音楽では飽き足らず、コンテンツ全般の著作権に関しての一元化をして、日本のコンテンツクリエイティビティを潰そうとしているし…。
自由と多様…カオスとも言える無政府状態の制作意欲が、日本のクリエイターとコンテンツを作り出してきたのだが、“ヘンな力”が加わることで潰される気がしてならん。この“ヘンな力”とは、何も国家や利益団体のみを指しているわけではない。
昨年、「“萌え”という言葉がビジネスにおけるキーワードになる」と、どっかのアホが言ったがために、キャバクラのような似非“萌え”が出まくった。本質を全く理解できないくせに、発言に何らかの“権威”を持つ門外漢の存在もまた、“ヘンな力”の一つである。
そして今回の“権威”を持つ松本氏の発言もまた、“ヘンな力”への大義となってしまうのではないか…。
日本のコンテンツ産業は、門外漢だけではなく、コンテンツを作る側が破壊していく様相を呈してきている。大変嫌な流れだ。