ここまで酒、弱くなるとは
- 2021.11.14 Sunday
- 21:27
昔からよく通ってる酒屋があるのだが、この半年間、顔を出していなかった。
理由はただ一つ、五十路を過ぎた頃から、ガクっと酒に弱くなったというのがある。
これをオタ母に述べたところ、非常に心配された、
なんでも祖父は、ある時期から急に酒が飲めなくなり、一か月後に心臓病で急逝したというので、それと同じではと…のことであったが、安心してくれ。酒が本格的に飲めなくなったのは3年前からだ。
いやでも、ここまで弱くなるものかな。
なんで急に、酒屋へ…と思ったのか、単にラム酒が飲みたくなったから。
それも、ヘンリーモーガンとかのようなお約束モノではなく、奄美とかの黒糖モノでもなく、変わったものが欲しくなったから…という、自分でもわからない理由で。
入店し、30分ほどラム酒のところをうろついて、これに手を出す。
我が国において珍しい、グレナダ島のラム酒。
本数はあまり入っていないらしい。
これで5,000円弱だから、そうとうなもんだ。
いつもの店長がいなかったので、味はどんなのかと訊くことができなかった。
いや、店員はいることにはいるのだが、黒ダルマを勧めてくるようなパートだったりしたから、あまり口ききたくないんだよ。
で、まずはストレートでワンショット飲んでみた。
ふむ…けっこうスパイシーだな。
と共に、南国の柑橘類がまざりあった濃い香りだ。
決して万人向けの味ではない。
が、我輩からしたら、素直に美味いと感じられるラム酒だ。
ちょっと試しに、台所にあるオールスパイスと胡椒を一振り、2ショット目にかけて飲む。
おほほ♪鼻にツンとくるが、フルーティーさを引き立てる感じになってくる。
炭酸水で割ってみて、ビターズを数滴。
あ、これはちょっと余計だったかな。
ビターズとの相性は悪くないのだが、お互いが自己主張しすぎてる。
ここに、いっそ砂糖か、あるいはモラセスを入れて攪拌すれば…
うぉ…世界が…グルっとな…。
うええ…なんか気持ち悪くなった。
いや、酒の所為ではない。
身体が酒を受け付けなくなってきたというか、心臓が…いやちがうな。なんか知らないけど、胃のほうから、これ以上アルコールを入れないでくれという押し返しが感じられた。
これが年齢による、酒がまったくダメになってしまう現象というのか。
ソファで30分ほど横になってなんとか回復したが、いやはや厳しい現状である。
洗面の鏡を、顔が真っ赤。
アルコールを溶かす能力がなくなったのか、あるいは糖尿病のせいなのか、原因は別かもしれん。
さて、自宅にある泡盛、どうしよ。
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