マラッカセントラルバスターミナルについて

  • 2013.10.24 Thursday
  • 21:59
JUGEMテーマ:旅行

久々にマレーシアネタを。

KLのバスターミナルばかりが有名で、マラッカなどの地方都市についての情報があまり多くないのはどうかと思う。
とりわけ、マレーシアでは長距離バスが主要交通手段。
列車はあるにはあるが、これは後日紹介するが、時間という概念がないのは確かだ。
何せKLのどまんなかを走るコミューターでさえ、ホームにて表示される時間通りに入らないどころか、数本すっぽかすくらいのすごさ…KLセントラル駅とかに何故か日本語表示が多かったが、こういう運行システムについては、無償でもいいから教えるべきじゃなかったのかとブツブツブツブツ…。



さて、KLから2時間弱でマラッカセントラルバスターミナルに到着する。
大航海時代をイメージして、鎌倉のように古い町並みとかそんな感じだと思ってたが、マラッカは先日日記にも書いた通り、新しい町と古い町に分かれてて、このバスターミナルは新しい町の中にある。
雰囲気は日本で言えば、やや草臥れた地方都市。
マレーシアの自動車メーカーであるプロトンの城下町みたいだ。
話では日本企業も結構多く進出しているらしい。
だからイオンがあったりするのか…よりによって、毒食のPBを出す所が出てくるんなよ…。



到着したら、荷物はやはり自分でバス下部のトランクから取り出そう。
しかもここマラッカでは、停留所に係の人がいないものだから、自分でトランクを開けることになる。
我々は、運んでもらっただけについて10リンギットを払ったのだ。こういうことは、自分でやらなければならない。
日本だけ過剰なんだよなあ…。

で、ここで必ず、どこからともなく

 「タクシー!タクシー!」

との呼び声があるが、決して顔を向けてはならない。
白タクの類だし、英語やマレー語に堪能でなければ、ボったくられる。

じゃあ、どうするか。
ここから歩く?
馬鹿言っちゃいけない…旧市街まで車を利用すると、10分弱かかる。
結構遠いのだ。
あと、バスがない。
あるとは思うのだが、旧市街へ移動するには、やはりタクシーしかないのだ。

とりあえず、バスターミナルの建物の中に入ろう。
かなり古い建物であるが、なんと、ちょっとしたモールになっている。
しかも、KLにあるモールとか違い、地産地消、地元の商店街のノリで、色んな日常雑貨品などが売られている。
















イスラームに関する宗教用品店も2店舗あった。
こういうところでお土産を買うというのも、良いかもしれない。
店員、すごく親切だったし。
ただ、ムスリムじゃないのにじゃないのに、この帽子を買うのは、あまりお勧めできない。
だって、あっちこっち観光したいでしょ?
道教の寺院、キリスト教の教会…ムスリムの恰好で入るのは、遠慮しよう。
で、ここでは、イスラーム音楽のCDを買った。

あとね…
















PS2、PS3を弄って、裏がキラキラ光っているDVDR、ブルーレイのコピピピが遊べられる仕様に…
うひゃー…

でも、マレーシアって、ゲーム人気が全然ないんだよねえ…
まあ、これについても後日。
そんなわけで閑古鳥が鳴いてるのを写真に収めたら、店員に睨まれたよw



ああ、ブラブラ買い物をするんじゃなかったな。
えっと、とにかく公認(?)されているタクシーを利用する。

で、上を見るとこんな案内板が…
















Teksi Domestik (要するに市内タクシー)

マレー語って、XをKSにしたり、CをKにしたり、音に対して素直にアルファベットをあてるから、なんか微笑ましいんだよなあ…。

これを目指そう。
すると、ターミナルの外れまでくる。
そこで、マレー語で何か怒鳴っているカウンターを見つけることができる。





















怒鳴っているように聞こえるが、タクシー運転手の手配の声だった。
ここらへんは、おっちゃんがワンサカいるが、全員、タクシーの運転手。

とりあえずカウンターのおっちゃんに

 「マラッカ オールドシティ」

とか言えば、通じる。
そうすると

 「OK!20リンギット!」

と返事があり、近くの運転手を怒鳴るようにして呼ぶ。
20リンギットと決まっているらしい。
まけるということはない代わりに、ボったくられるということもない。
まあ、いわゆるクーポン制タクシーのようなもんだね。クーポンは出されないけど。
運転手がとぼとぼ来て、一緒に来い…て感じになるので、後をついていくと、タクシーが停まっている。
トランクを開けてもらい、自分で荷物を入れる。
あとはドアを自分で開けて、後部座席に。
行きの時は疲れた華僑系で、帰りはマレー人だった。
往復、無言だったが、まあ、そんなもんだろ。

旧市街まで10分弱。
とりあえず、ガイドブックで必ず掲載されているピンク色の教会前、あるいはツーリストセンターで下してくれる。



で、帰りは、流しとか止まっているタクシーをつかまえる。
その前に運転手に、いくら?…と訊く。
20リンギットと返ったら、乗ろう。
そ…メーター制ではないのだ。泣こうが喚こうが20リンギット。

マラッカバスターミナルに到着したら、KL行きのチケットを買うわけだが、KLのTBSと違うのは、カウンターが一本化されていないということだ。
あらゆるカウンターが円形状にズラーーーーっと並んでおり、一つ一つ、各カウンターに掲示されている時刻表と値段、バスの内容(4列3列とか)を比較して、コレというところで買う。
















今度はKKKLなる会社のを。
13.4リンギットとやや高いが、3列シートで遠慮なくリクライニングしたかったことと、食事する時間を考えて、ちょうど良い時間だったから。
















それにしても、KLよりも実はここマラッカは、長距離バスを利用するのに、良い場所なのじゃないのか?
イプー、セレンバン、シンガポール行きのバスが結構安い。
LCCTのバス乗り場に、マラッカ行きのバスがあったのだが、なるほど、今度はKLに泊まらず、直接マラッカに来てから、次の目的地に行くという手もあるな。
そういえば、このバスターミナル周辺には、数多くの安宿がある。
旧市街と違い、観光する場所は皆無に等しいのに、はじめ、なんでこんなにあるんだろう…と思ったが、合点いった。
















カウンターの裏側に行くと、売店がズラーーーーーっと並んでいる。
日本で言えば、キオスクなのかもしれないが、大きな違いは、各店舗、個人商店なのだ。
チェーンのマクドナルドがあるが、食堂関係は殆どが同じく個人商店。

さっきも書いたが、ここはショッピングモールというより、屋内型商店街。
こういう所に、強い旅情を感じるのは我輩だけではなかろう。
コメント
助かりました!
バスを待って、市内行きのが来たら、運転手が乗り口に着けず、いつまでも発車しなくて、白タクと知らずにそちらに戻るところでした。
この記事で、ドメスティックがちゃんとあるのを知り、2017年にも20リンギットで乗れました。
本当にありがとうございます。
早く閉まるお店が多いマラッカ。
移動は早めがいいですね。
  • ぼぽ
  • 2017/02/06 2:45 PM
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