ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

人生の区切りへの旅

2013.08.12 Monday 17:58
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     JUGEMテーマ:旅行















    どうも国内旅行は苦手だ。
    特に羽田空港出発となると、なんかいつもと勝手が違う。
    だからといって、国内便を利用するために成田空港を使うというのも本末転倒だ。
    茨城空港くらいまで行けば、諦めはつくかもしれないが。w

    コミケを昼12時半過ぎに撤収し、一度自宅に戻り、風呂で汗を流した後、あらかじめ準備した荷物を持って、以前から気になってた武蔵小金井発羽田空港行リムジンバスに乗る。



    来月頭で、ゲーム業界から引退して、まったく関係のない会社に法務マンとして入社して1年になる。
    仕事にも慣れ、職場や人間関係は順調、給与も少しアップして不満は一切ない。
    いや不満どころか感謝の言葉が足りないくらいにありがたい日々を送っている。
    我輩の心臓疾患についての配慮も温かい。
    はっきり言って、平和だ。
    20年間、よくぞあんな修羅場にいたもんだ…いや、仕事量で修羅場ならいくらでもこなすことができた…狭い世界の中で、自分の領域を守るために手段を選ばない哀れな連中を相手に、なんでいらぬ苦労をしたのかと、つくづく思う。

    ウィンターズ大尉ではないが、地球の片隅で、ひっそりと静かに暮らしている…そんな所で我輩は平和に暮らしている。




    ただ、どうしても…どうしても心の中で、これについてお詫びをしなければ、完全にあの世界から離れることができない…ということがあった。




    特攻隊をテーマとしたゲームが作りたかった。




    特攻隊と言っても、爆弾を抱えて敵艦隊に体当たりするだけが特攻隊ではない。
    あらかじめ、死ぬという前提での戦いだけが、特攻隊ではなかった。
    自己犠牲ということを主軸に、なぜ、自らの命と引き換えに戦えたのか…それを見据えたゲームがどうしても作りたかった。

    数名の友人知人にしかその企画は見せなかった。
    CPUエンジンも、そんなに複雑なものではない。

    靖国神社に参拝した時に、英霊たちに、作って皆様の尊い働きに報いたい…と祈ってた。



    だが、もう作れない。
    このゲームができた後、死んでも悔いはないと思ってた。
    主治医から業界にこれ以上残ったら死ぬと宣告された。
    作る前に死んでは意味がない。
    いや、そもそも、肝心の製作費なぞどこにもないし、理解される企画ではなかった。



    本当は昨年の入社前に、お詫びの巡礼へ行こうと思ってたが、準備に忙しく、先延ばしになった。

    今年は20年ぶりの夏休み。

    ANAからマイレージの締切が迫っているとのメール。




    行くしかないだろう。
    人生の区切りとしての、巡礼を。
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