空しさがこみあげる
- 2011.05.06 Friday
- 23:33
JUGEMテーマ:日記・一般
ある国の大使館が開催するセミナーまで出席。
ゲーム開発に関して、国が全面支援しており、
積極的に売り込みをしていた。
国としても、我輩自身、よく理解しているところであり、
ビジネスに関しても、問題の全くないということも、経験から知っている。
ちなみに、アジア圏ではなく、ヨーロッパ圏であるが…。
でもな…
会社はこんな情報、これぽっちも興味を持たないのは判っている。
少し時間が出来たので、途中、秋葉原に立ち寄る。
先日の企画会議で、ブチぎれそうになった某タイトルに関しての売り上げを、
知り合いの店長やら、以前勤めていた会社から縁のあるバイヤーなどから情報を得る。
やはりすごいものだ。
まあ、購入者の一部には、不満こそあるものの、やはり強力なブランドであるのは間違いない。
だがな…
数字を次回の会議で示したところで、声の大きい連中から
「ああ、そう?」で終わってしまうのは、目に見えている。
逆に、「そりゃすごい!」となって、ゲームをこれぽっちもプレイせずに、
企画を取り上げるという光景が、目に浮かぶ。
連休中、プレイしまくってた。
おまえらがリア充な遊びを繰り広げている間、オタクのライフスタイルをそのまま実践し、
彼らの視線をじっくり身に着けた。
でも、意味はないんだろうな…会社にとって、必要なことではないもんな。
夕方、Androidタブレットなどのマーケティング研究をしている旧知の会社まで色々情報交換。
アプリを作って、マーケットに出すだけで終了…それで失敗している事例について話し合った。
重要なのは、Androidやインターネット以外での営業活動、広報宣伝活動なのだ。
ターゲットが決まっているのであれば、そのターゲットが普段目にする媒体が何であるのか、
一日の生活の中で、どこに情報収集を求めて行動しているのか、それを完全に理解するのは、
データや広告代理店からの資料ではない…自分自身が彼らと同じように生活することからしか、
感知することができない。
またデータに偏重するマーケティングの限界についても、最近判ってきた。
心理学からのアプローチが必要なのだ。
それも社会心理学などかではなく、個人個人の性格に根差したセグメントと、
マーケティングにおけるセグメントとの融合が必要なのだ。
でなければ、商材は永久に理解されず、倒産への道しか残されていない。
しかし、こんなことを叫んでも、不要のものとして、相手にされないのは判っている。
空しさがこみあげてくる。
天はもう、我輩に何も求めていないということなのだろうか。