なんか嫌な予感が

  • 2011.01.06 Thursday
  • 16:14
【2011 INTERNATIONAL CES】
パナソニック、Android搭載の「ビエラ・タブレット」開発



国内メーカーが少しずつではあるが、重い腰をあげてきた。
パナソニックについてのこのニュース、傍目からでは、悪い内容ではない。
3種類のサイズの違う、Androidタブレット端末。
自社液晶テレビ「ビエラ」との連携。
SNS連動のコミュニケーション機能。
電子書籍にも対応予定。
映画やテレビなどのコンテンツ配信にも力を入れる。
マーケティング調査して分かったことだが、タブレット端末は外出先ではなく、自宅内での使用がメインであり、方向性としてパナソニックはこれを意識しているのであろう。

時期から考えれば、Android2.2で、もしかしたら2.3で出荷するかもしれない。悪くともアップデートには対応しているだろう。



不安になる要素はない。
要素はないんだ。

でもなんでだろ。

嫌な予感しか、してこないんだけど。


Android端末は以前日記にも書いたが、「新鮮」さが重要なファクターとなる。人を人とは思わない「独裁者」がハードを作る側のトップに立ち、たとえ間違った方向であろうとも、自分なりの感性(あるいは「山師」的な「勘」)をもって、強引に『これこれこういうハードを作る!文句を言うな!』というワンマンな強引さが必要なのだ。
うだうだと長時間の会議やら稟議書やら(これらは要するに、極めて日本的な責任の所在をぼやかすための手続きであるが)をあっちこっちに投げていると、あっという間に取り残されてしまう。
前者の場合、当たれば成功、失敗すればそのまま退場となる。
だが後者の場合だと、市場に製品を出した段階で、既に「負け」が決定している…時代遅れになっているからだ。
こんなことの繰り返しが、日本の産業を弱まらせてきた。重厚長大な基幹産業をメインとしたビジネスに特化するしかなくなってしまう。



今回のパナソニックの製品だが、まさかとは思うが、3DOと同じ轍を踏んでいないだろうか?
まさかとは思うが、パナソニックの「企業文法」そのままに、「事業部」とか作って製品展開してないだろうか?
新しい市場に入るためには、大企業特有の、責任所在をぼやかすための「企業文法」から完全に離れた、別組織・別会社を作らなければ失敗するぜ?

てゆーか、2010/1/6 16:15現在、このニュースについて、企業ホームページのトップに一切掲載されていない段階で、3DOのフラグが…。
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