ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

恐怖を感じることがなくなった

2010.03.10 Wednesday 21:54
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    学校の名前を出さないできたのは、
    今日のような日がくるからと予想していたからだ。
    入る前から、規模や経緯、また面接してきた校長(兼理事長)のややエキセントリックな性格、そして、異常に高い離職率を知ったことから、学校名を出さないほうがいいだろうな…とは思っていた。

    教員や事務員の朝は、8時半前。
    昨晩、どんなに終電間際まで働いていたとしても、この時間より遅刻することは一切許されていない。
    朝に強い我輩ではあるが、最近のマンパワーの常識を逸した仕事量からすると、疲労も半端なくたまっていく。
    ましてや、教員と掛け持ちの事務員は、事務作業だけではなく、教材や授業の支度まで加わる。

    こんな条件で、手当てなぞ一切なし。
    残業代は一切なし。
    交通費も出ない。
    当たり前だが、ボーナスもない。
    休日出勤しても、代休はない。
    夏季休暇は2日間のみ。
    年末まで働かされ、年始早々に出なければならない。
    聞いた話では、雇用保険もないそうで、我輩が最初にクレームをした職員だそうな。

    いやあ、勤めて初めてわかったけど、


    日本語学校って

    すごくブラックなんだな。



    現在、日本語教授法を勉強して、将来、日本語教師になろうとしている人がいれば、断言してもよい。


    今すぐやめろ。



    まあ、この学校だけなのかもしれんけどね。
    大体、教員職員は毎朝早朝出勤なのに、校長ときたら


    何時に出てくるか

    誰もわからないもんな。




    その理由?
    連日連夜の接待着け。
    享楽的で、豪放磊落なところもあり、人間として魅力あるかもしれない。
    また、接待というのも、仕事の1つとして、人脈を広げて新たなチャンスにつなげる作業だとすれば、完全に否定するものではない。


    でもね…



    毎日、昼前に出てきては

    自慢話とかされて

    事務作業を混乱させちゃあ

    どうかと。





    「校長にあまり振り回されちゃ、だめですよ」

    前任者がそう、教えてくれた。
    あー、大丈夫。
    我輩は振り回されるフリをして、適当に流すことについては、得意だから。

    「あと、校長は、大の犬好きだからね」

    あ、そういえば先日、ウンコを思いっきり踏みましたっけ。
    それが何か?

    「…まあ、職員に対しても…」


    まあ、いいか。




    で、だ。

    昼前にお客様が来校。
    でも、校長はその約束を忘れたのか、現れる様子がない。
    電話してもつながらない。
    ああ、また二日酔いかな…。
    仕方がないので、重役連が対応に。

    お客様も予定があるらしく、早めに切り上げる。
    重役連も深々とお見送りに。
    我輩も、事務室の隅っこから、礼をする。

    で、校長登場。
    約束の時間から実に45分の遅刻。






    「なんで引き止めなかったんだ

    このくそばかcsづおh:さd!!」






    まあ、その罵声というか、怒声というか、
    校舎内で響く響くw
    春休みで、学生があまり出ていないから、
    その反響っぷりは、カーネギホール級に見事に
    あちらこちらを揺らしてまくっている。

    てかな、そんな大事なお客様だというのなら、
    二日酔いを押してまでも、朝、出てくるべきでしょ?

    まあ、一ヶ月もいれば、この性格、学校の私物化っぷり、
    言ったところで通じないだろうな。

    重役連の人格を否定しまくるわ、
    重役連に仕える我輩を頭ごなしにわめき散らすわ(どうでもいいが、日本語を使ってくれ。ここは少なくとも

    日本語学校

    なんだからw)、周囲をあたりかまわず怒鳴りちらすわ。

    で?
    どんだけ大事なお客様だったんです?
    はあ?
    たかがそれだけの客?
    何を言ってるんだが…。
    ねえ?
    皆さんもそう…















    教員、事務員

    一同、死刑台の死刑囚の

    表情になってる。
















    …理解できんなあ。
    なんというか、教務の名物教師も、直属のなんか反りの合わない重役も、末端の教師まで、なんというか…






    あ!

    わかった!




    皆さんの顔…
    これって、






    飼い主に思いっきり

    叱られた犬の顔だ!!!
















    ああ、とんだ糞学校に入ったもんだな…。
    まあいいや。勝手に落ち込んでて。
    我輩は校長にいろいろ仕事で訊きたいことがあるんで。

    あ、校長!
    ちょっと訊きたいことが…
















    なんで校長が

    呆気に取られた顔を

    してるんだ?



    どんなに怒鳴ろうと、それはそれ、これはこれ。
    こっちの話は、数日前に報告して、指示を出してくれる約束をしてたでしょ?


    あー…その様子だと、忘れているようですね。


    はいはい。
    そうですね、初めてですね。
    しっかりとメモがありますが、なかったことにしましょうね。
    学校というより、養護施設だな、ったく。


    ちゃっちゃかと訊きたいことを聞き、
    指示決裁も受けて、さて、狭いデスクに戻るか…って







    みなさん

    いいかげんに

    犬の顔は

    やめなさいって!









    我輩は犬派ではなく、100%の猫派だ。
    あの罵声、あの怒声、というか自分のことを棚に上げてのヒステリーをさらけ出し、大声を出す人間は、


    く だ ら な い 人 種 だ。


    犬は従うだけだろうけど、猫には関係ない。
    提供しているのは、労働力だけであって、人格じゃない。
    こちらを犬としか扱っていないのであれば、
    こちらも相手を、所詮、その程度の人間だとして、扱えばいいだけだ。


    と、同僚がポツリと訊いてきた



    「山本さん…怖くないんですか?」










               はい?














    ゲーム業界で20年近くいて、様々なパワハラとかに遭ってきたのに比べたら、あんな老人の罵声は、小鳥のさえずり、小川のせせらぎにもならない。




    そういえば、昨年、解雇された時から、あらゆるものに対して、「怖い」と感じることがなくなった。

    思うに「怖い」という感情は、何かを失うことに対して生じるものなのかもしれない。

    仕事で失敗して、叱責を受けて、自分のキャリアが失われることを「怖い」と感じる。叱責を受けて、自分の人格までもが否定されるのではないかということにたして「怖い」と感じる。そのまま解雇されて、経済的な土台がなくなることを「怖い」と感じる。

    ああ、解雇されて、すべての自分が持っていたモノが放り出されたから、もう感じなくなったのだろうなあ…。
    そもそも失うようなキャリアは持っていないし、持つつもりはない。
    ゲーム業界で十分に人格が否定されたから、何も感じることはない。
    無職の期間中、貧乏な生活を楽しむことも学んだ。どうぞ、クビにしてください、かえってそのほうが、すっきりする。

    失うような財産もない。
    崩れるようなキャリアは、とっくになくなっている。
    何かがほしいという気持ちはない。
    糖尿病のケから、ダイエットとか心がけるようになってから、食事にお金をかけるという気持ちもない。てか、かつてのような食欲はない。
    性欲?んなの、下手なエロ漫画でも描いていれば十分だ。

    命もな…
    志を失ってから、もう、どうでもよくなった。
    ヨハネスブルクにでも行かされて、殺されてもよくなってきた。


    そう…志があれば…
    その志のためであれば、こんな命、軽いものだ。




    にしても、一度ならずとも、このままでもいいかな…と思っていた自分が恥ずかしい。
    猫は永久に、犬に変わることはない。




    てか、帰る間際でも、まだ叱られて犬の顔をするのは、やめえ!
    まあ、コキ使われた挙句に、今日の罵声を受ければ、精神的に参るだろうけどね…人前で大声にて人をののしる人間は、例外なく


                  


    だから。
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