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転職についての総括 その4 転職エージェントについて

2010.05.02 Sunday 19:34
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    日本全国に、大小さまざまな転職エージェント会社が存在している。
    インターネットや電車内の広告で直ぐに目に入る会社から、
    社長兼社員が一人で、特定分野に特化した個人事務所まで合わせると、
    もしかしたら300社くらいあるのではないだろうか。
    いや、もっとあるかもしれない。

    解雇されるか否か、あるいは今の職場に不満があるか否か、
    それら一切問わず、とりあえずエントリーでもしておくか…というのが、
    これら転職エージェントの気楽なところであり、逆に面倒くさいところである。

    まず結論から書かせてもらうが、転職エージェントについて言えることは、

     ・殆ど、求職者の為に動いている会社はない
     ・殆ど、求職者はあくまでもコマだとしか思われていない
     ・殆ど、入社後のフォローなぞしない

    というところだろうか。
    「殆ど」とあるのは、無論、例外もあるという点である。

    今使っているIEのお気に入り「転職エージェント」のフォルダーを開け、数えてみたら、50社弱登録されてあったが、そのうちに3〜4社くらいしか、「殆ど」には含まれていなかった。

    実際のところ、これらの転職エージェントは現在、激しい競争に見舞われている。「不況だから求職者も多いのでは?」と思われるかもしれないが、実際のところ、様子が違う。否、逆に「不況」だからこそ、転職エージェントは苦境に立たされているようだ。

    その理由として

     |膕霹颪高いこと
     ▲ぅ鵐拭璽優奪箸普及していること
     ハローワーク経由での補助金



    |膕霹

    求職者自身が支払う仲介費について、殆どのエージェントでは要求されない。一部、必要だというエージェントがあるとは聞いたことがあるし、また海外の転職エージェントでは(特に欧州)、仲介手数料を求職者に要求する会社がある(日本円にして月額5000から1万円程度だが、微妙な価格設定だな…これは、海外エージェントが日本のエージェントと違って、情報は「有料」とする考えが強いため)。
    その代わり、求人広告を出す企業に対して広告費と、採用決定に際しての仲介手数料が請求される。

    この広告費と仲介手数料が、微妙に高いのだ。

    たとえばインターネット上のエージェントサイト上に求人案内を出す場合、その内容とスペースに応じて、月額50〜100万円の広告費が必要となる。

    「企業としては安いんじゃない?」

    そう思う?
    甘い甘い。
    企業のほうとしても、求人広告を幅広く行い、優秀な人材を揃えたい。
    一社だけのエージェントサイトだけに、広告を打つと思う?

    同じ求人内容が、リクルートナビや毎日ナビなどに掲載されているが、募集内容を見ると、同じ転職エージェントが窓口になっていることがわかる。
    同一のエージェント会社が、自社サイトだけでなく、これらの複数のエージェント会社が宣伝を出す、有名転職サイトに広告を複数出すだけで、請求される広告費も、グングン上がる。

    また一部の企業では、どのような経緯なのか知らないが、複数の転職エージェントに応募を依頼するというケースがあり、そのため、ダブって掲載されることがある。
    ムダなことだけど、社内における報告やエージェント会社との契約の問題から、そうなってしまったのであろう。

    それにしたって、ここだけでも、1カ月で1000万円前後の費用になってしまう。
    採用を管轄する人事は、社内における間接費、コストでしかないため、圧縮しなければならない分野である。

    もう一つの問題は、採用が決まった後、エージェント会社に支払う報酬であるが、これは採用された人の年収の25〜35%が相場だとされている。

    大きいでしょ?
    仮に年収500万円の人を採用したとして、125〜175万円、費用として計上しなければならない。
    企業によっては、決して馬鹿にはできない額面だ。
    複数の人材を確保するのであれば、その分だけの費用対価を計算しなければならないが、どのみち大きなコストであるには変わりはない。




    インターネットが普及していなかった数十年前(我輩が新卒だった頃)であれば、費用はネットではなく、会社案内やリクルート情報誌への出稿、印刷代金などに回り、それなりの費用対効果が見られた。
    だが今では、わざわざ転職エージェントや転職情報サイトに掲載を依頼せずとも、自社のホームページに掲載すれば、それで十分になる。
    グーグルを通して

     「社員募集」

    と、自分が働きたい業界名称などで検索をかければ、個人ベースでも情報が大量に入る時代になった。
    何よりも、エージェントを介してではなく、

        率先して探し応募した=仕事に真剣

    だとする考えが、企業側にはあるようだ(「ようだ」としたのには理由が。これは後述するが、エージェントを通さずに直接募集のため、書類などを送ると、面接に漕ぎ着けやすくなる…そんな経験則があるためだが、本当かどうかは判らないので「ようだ」とした。スターウォーズじゃないよ)。

    自社のホームページからだから、費用はかからない。
    エージェントが篩いにかけていないから、大量応募が来るが、実際のところ、エージェント会社の全てにおいて、人を見る目があるかどうか、甚だ疑問だ。




    「ハロワの求人情報は糞ばかり」
    という声があるが、うん、否定できない。
    日記にも何度か書いたし、我輩自身も検索して


     年間休暇日数 39日間
     月給    14万円(交通費支給)
     資格     TOEIC900点 
            不動産鑑定士資格保有
            中国語の会話に堪能
            大卒
            大手商社や不動産会社で土地取引経験10年以上
            キャリア形成ウンコーで30歳未満


    という求人があって、思わず画面に向かって



    になった思い出があるが、それでもきちんと検索すれば、まともなものも大量に存在する。
    時折、役所関係や外郭団体の臨時募集もあり、時折、エージェントで紹介されるというケースもあるが、情報量としては、ハロワが多い。

    何よりも企業にとって、ハロワでの募集のほうがメリットが大きい。
    求人を出すのに、費用が一切かからないこと。
    そして何よりも、ハロワを通して応募し、採用すれば、企業に対して国から給付金が出る。微々たるものであるが、少なくともエージェントに支払うだけ、出るだけという構図から脱却できるというものだ。



    自社サイトとハロワ求人だけで、コストがかからない…不況であればあるほど、転職エージェントに依頼する傾向が小さくなるのも当然だろう。
    逆に、エージェントを通して、費用が厳しくても出したいという企業は

     上場企業ゆえのメンツ

    あるいは

     目だった広告をしなければ人がこないブラック企業

    ということになる。
    前者は馬鹿らしい理由かもしれないが、上場企業は会社収益と同じくらいに、メンツや見栄えが重要になる。
    求人広告を出すことは、同時に自社が「これだけ経営は順調です」というアピールになるからだ。
    尤も、何度も同じ求人広告を出すとなれば、離職率が高いということを自白していることになるが、まあ、株主にとって、社員の人生や生死は関係ないことなんだろうな。
    また、上場企業のほうとしても、コストを抑える必要があるのは同じ。
    広告を出しても、結局は誰も採用しないという図式が、見えてくる。

    また離職率が高いブラック企業ともなると、ハロワでじっと餌に食いつくのを待つのでは間に合わないので、何度も広告を出すハメになる。
    皮肉なことに、ブラック企業は社員の人生を潰すことによって収益を出すスキームで成立している。大量に出し、コストが響いたところで、あまり影響はない。



    全国に何百社もある転職エージェントが、
    日に日に減少する企業クライアントを奪い合うが、
    結局紹介できるのは、殆どが就職が極めて難しい大企業か、
    人生と引き換えのブラック企業かのどちらかになる(もちろん、例外もある)。

    じゃあ、エージェントは登録するだけでムダか?…と、言われれば、そうでもない。

     ・現在在職中であれば、面接などのセッティングの調整を代行してくれる
     ・履歴書の添削や、面接の予備演習をしてくれる
     ・登録会員限定の転職セミナーなどの情報を提供してくれる
     ・会社のホームページに掲載されない、本物の限定求人情報を持っている

    というメリットが一部にはある。

    そう…「一部」…なのだ。

    登録した50社のエージェントを見直してみて、
    上記3点を全てクリアしたエージェント会社は3〜4社しかなかった。



    解雇されたりして、無職であれば、いつでも面接に臨む事ができるが、在職中であれば、ある程度、エージェントに任せたほうが良い。
    面接の日時セッティングは、やはり難しいもので、この種の調整に慣れているエージェントがいれば、いらぬ気苦労をすることもない。

    履歴書、職務経歴書、場合によっては英文履歴書の添削を真面目にしてくれるエージェントは、やはり信頼できる。
    最低限、応募として出す会社ごとに違う「応募動機」について、逐一チェックし、間違いなどを指摘してくれるエージェントであれば、とりあえず及第点だ。

    青山にある転職エージェントで、一度酷い目にあった。
    このエージェントに古い履歴書を提出し、後日、某社の募集案件を紹介されたので、OKを出した。

    ところがこの馬k…転職エージェント、我輩が提出した古い履歴書をチェックしないで、そのまま提出したもんだから、さあ大変。

     「応募の動機がおかしいって、お断りの連絡が」

    その前に、チェックするのが、おまえの仕事だろ?
    信じられないが、こういうエージェントが、結構多いのが事実だ。
    多忙すぎて、チェックできないという理由もあるかもしれないが、
    多忙には程遠いエージェントだったな、あれ。

    面接の事前演習をきちんとしてくれるところなら、信用しても良い。
    更に、受ける会社ごとに、違う面接の練習を、その都度行ってくれるエージェントであれば、100点だ。
    「はい、ここ書類合格しましたので、面接言ってください」
    だけで放り出すエージェントが、なんと多かったことか…。



    セミナーとかの開催も重要。
    出席できずとも、場合によって、そこで配布された資料を渡してくれることもある。
    これが結構役に立つし、何よりも、転職という市場において、差別化を図る企業努力を怠っていない点でも、信用性が高い。



    そして、呈示された求人事項が、求人を出した会社のホームページに掲載されていない、限定、かつレアなものであれば、営業活動がしっかりしているエージェントである可能性が高い。

    いや、でもこれも例外があるな…。
    人生における最大の失点である日本語学校を紹介した、怪しげなエージェント会社(どう怪しげなのか、後述)…あれは、営業で得た求人情報ではなく、校長とその会社の社長との個人的な繋がりで得られたものだった…。
    こういうケースもある。
    全て悪いというわけではない。
    だが、少しだけ警戒をする必要があるのも確かだ。
    何せビジネスライクでのエージェント契約ではないため、入社後のフォローとか、きちんとした面接とか、何もしないからだ。



    さて、インターネットを通してエージェントに登録、あるいは情報サイトから興味ある情報があり、応募エントリーをすると、エージェント会社から連絡が来る。

    「一度、弊社までお越しください」

    と共に

    「履歴書、職務経歴書をお持ちください」
    あるいは
    「弊社サイトより、履歴をオンラインで記入してください」

    との電話かメールを受けることになる。
    初めてであれば、履歴書について、手書きでなくても良い。
    逆に今までの自分の履歴をを見直すためにも、ネットに置かれている履歴書の雛形をダウンロードして、打ち込めば良い。
    証明写真も撮影しておこう。
    インスタント撮影や路上のボックスではなく、きちんとした写真館での撮影を行えば、データ(あるいはネガ)が保管され、必要に応じて焼き増しできる。撮影できたら、一枚をスキャニングして、データで打ち込んだ履歴書に貼り付けて完成。実際の応募に際して、履歴書を手書きすればよいわけだが、その下書きになるから、面倒でも作成しよう。

    さて、エージェント会社まで行ったら(時として、喫茶店などの場合もあるが、これで判断してはいけない。事務所がないから駄目というケースではなく、担当エージェント自身が多忙故に、会社で面談ができないということもあり、これは逆にプラス評価してよい)、会社をチェックしてみよう。

     ・多数の人が出入りしていたら、プラス。
     ・多数出入りしても、通される部屋が静かであれば、プラス。
     ・贈られている花が枯れずに、きちんと育っていれば、プラス。

    まあ、常識の範囲だわな。
    え?
    「多数の人が出入り」の意味?
    求人者やらエージェント会社のエージェントやらが、活発であれば、その分だけ信用できるというもの。
    ただ、面談する場所が、本社ではなく、面談専用のテナントという場合もあるので(結構あるんだ、これが)、一概には言えないな。
    また、「多数出入り」しているのに、部屋の中は静かということは、最低限のプライバシーを遵守している点で妥協していないので、これはプラスになる。
    贈られた花を飾っていたら、いつ飾り始めたのかと同時に、きちんと枯れずに、あるいは病気にならずに、きちんと育っているのは、良い会社だと判断すべきである(これはエージェント会社に限らない)。



    エージェントと初対面。
    服装や言葉遣いを確認するのは当然ではあるが、
    もう一つ目を留めるところは、渡される名刺での
    担当エージェントの肩書きである。
    前職、あるいは現職の自分の役職地位にある程度
    準じているかどうかが重要になる。
    ただし、肩書き云々で判断するのも愚という場合もある…
    TPOがグチャグチャな人が「社長」という名刺を渡された時は、
    さすがに頭がクラクラしたよ(実話)。



    前もって、自分のために求人情報をプリントアウトして、
    目の前に並べてくれるのであれば、信用して良い。
    準備をきちんとしているのであれば、求職活動に関して
    真面目にフォローしてくれることが期待できる。
    逆に、面談した後で、

    「ちょっとお待ちを」

    といい、5分後に、ホームページをプリントアウトしてくる場合は、
    今度のお付き合いを断った方が良い(10社以上、こうだったよ…)。



    いくつか確認もしよう。

     ・履歴書をきちんとチェックしてくれるか。
     ・応募した会社ごとの履歴書内容をチェックしてくれるか。
     ・面接の予行演習は、応募した会社ごとに行ってくれるか。
     ・入社後のフォローは行っているのか。

    面接の予行演習は、希望すれば、セッティングされなければならない。
    その為に、エージェント会社は存在している。
    また、演習を多くやればやっただけ、場慣れしてくるのも、否定できない事実だ。
    本番を行い、何度も面接をしては落とされるが、予行演習で不採用になったのではないかという発言について相談すれば、適格な対応について教えてくれるはずである。

    ただ、エージェントの中に、面接術を全く知らない人が多数いるので注意を。
    職業訓練学校で学んだ面接術のほうが、まだ役に立ったな…。



    エージェントは万能ではない。
    が、利用する価値はないわけではない。
    良いエージェントであれば、徹底的に活用しよう。
    それは、自分で見つけた募集案内の相談でも良い。
    正しいエージェントであれば、何らかのフォローをしてくれる場合もある(逆に不利になることもあるので、注意が必要だが…注意のしようがないもんなあ)。
    またエージェントの中に、どうしようもないエージェントも多数ある。



     四柱推命を出してくるエージェント(例の日本語学校を紹介しやがった
     エージェントね)。

     面談場所と事務所の間に仕切りがないエージェント会社(〃)。

     「履歴書のデータを解凍して」と頼まれ、事務所の中に入れられ、
     送信した履歴書データを解凍したら、他の人たちのデータまで
     丸見えだったエージェント会社(〃)。

     「死ね、差別主義者!」と英語で罵倒してきたエージェント。
     ちなみに外資系専門のエージェント会社だった。

     前述の履歴書を全くチェックせず、そのまま右から左へと出し、
     書類選考不合格について責任転嫁するエージェント。

     唐突に募集案内を突きつけ、「さっさと応募しろ!!!」と大声で
     脅迫してくるエージェント。

     応募しないのに、勝手に書類を送るエージェント。

     一ヶ月で担当が5人替わったエージェント会社。

     「中国でしか働けないのが現実なんですよ」と脅してきたので
     「じゃあ何で、アンタは日本で働いているんだ」と返したら
     ガチャンと電話を切ったエージェント。

     「…私…この仕事、辞めたいんですよ」と我輩に
     半べそかきながら相談してきたエージェント。

     「いやあ、立派な社長です」と言ったのだが、
     面接で出てきた社長が、パジャマ姿で、DQN丸出しだったのですが…
     と返したら、「そんははずはありません!」と逆ギレしたエージェント。

     「弊社でまず、書類選考します」と言うエージェントに対し、
     「そもそもこの募集、ブラフでしょ?」と返したら、発狂したので、
     「この会社、半年前に同じ募集を出してましたが、採用が決まった
     らしく、もう募集はしていないとの回答がありましたが?」と
     更に油を注いだら、炎焼がひどくなったエージェント。

     

    ああ、まだまだあったな…思い出すだけで、腹が立つ以前に、腹筋が破壊しそうで困るなあ。
    もしかしたら、我輩、エージェントの社員の転職をサポートする、エージェントになれそうな気がしてきた。w

    それにしても、転職エージェント業界もまた、前述の通り、厳しい状況にある。人事での広告代理店のようなものだと考えれば、わかりやすいかもしれない。
    不況でまず削られるのは、コストの高いところだ。
    その代行屋がノルマをこなす状況には、なりにくい現在だ。
    実際、リクナビ自体が大量のリストラ解雇を行い、面接や履歴書のチェックや相談を行っていない(「まだやっているよ?」と思われるかもしれないが、申し込んだところ、全然音沙汰無かった。職業訓練学校の友人に訊いたら、そういう事情があったとのこと。世知辛いねえ…)。



    へ?
    我輩?

    エージェントを介さず、インターネットを通して募集を探し、
    自分で応募した会社に、結局決まったわけだから、エージェントについて
    あーだこーだと書くことができる立場ではないけどねえ…。

    おかしなもので、考えてみたら


     株式会社日立製作所
       リクルートなどを通さず、OB名簿に片っ端から電話をして
       面接にこぎつけ、採用された。

     コナミ株式会社
       履歴書を送付し、面接にこぎつけ、採用された。

     株式会社GAE
       設立メンバーだった。



    日本語学校の職だけ、エージェント仲介だったな。
    これは我輩個人のジンクスかもしれない:


     
            エージェント仲介だと、悲惨な目に遭う。
       


    旅行にしても、何にしても、代理店とかを使わないほうが
    正解だったというジンクスが我輩にはある。

    これをお読みの貴方については、この例ではないかもしれないが。
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